[フレーム]

気象予報士Kasayanのお天気放談

故郷長野に帰ってきたヨットオタクの気象予報士Kasayan。 天気予報は当たるのか?天気予報がハズレたらどうなるのか?天気予報の安全マージンは? 一般的な天気予報とは異なる視点からの解説をモットーに、日々の天気を放談?します。

2023年09月

Twitterでは、今日の記事の内容をひとことでまとめています。お時間の無い方・更新時間を知りたい方はご利用ください。https://twitter.com/kasayangw

・このブログは天気図アニメ等、PCに最適化されています。
スマートフォンでご覧になる方は、ご面倒でも「PC版サイトを見る」に設定願います。
・また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをすることも!?
読みにくい、難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報よりずっと多くの情報が得られる・・・はず?

(追記) (追記ここまで)

実は2022年7月1日から、再びひっそりとブログを更新中(再開というほどのモノではありません)。

Twitterのツブヤキはストーリー性に欠けるので「ブログで再構成・補足してみよう」という趣旨。

以前のように千日回峰行的に毎日更新するつもりはないのですが、ブログがどんなカタチで進化?あるいは退化?するのか・・・模索をしながら「そこそこ」続けてみたいと思っています(2022年7月12日記)

ですから・・・休むこともあるでしょうし、超超超超簡易更新になることもあるでしょうし、殴り書き(ほとんどメモ)の場合もあるでしょうし・・・あまり期待しないでくださいね。(2023年1月31日記)


新潟県境 信濃町 今朝の野尻湖畔。
昨夜、潜在的な前線が通過して降りそうで降らないアヤシイ空模様になった黒姫高原。
夜明けとともに青空が広がり始めました。
最寄りの信濃町アメダスの最低気温は15.7°C(01時48分)。
早朝はフリースを着ています。#信濃町 #野尻湖 pic.twitter.com/OO4w1pNA6x

— 気象予報士Kasayan 番外編! (@kasayan77) September 29, 2023


今日はこれから急の外出。

備忘録としてのブログ更新になりますので、ご容赦ください。

まずは今朝発表された予報のスタートライン=昨夜(29日21時)の実況図と衛星画像の合成図に空模様の骨格=上空約5800m付近の気圧配置や偏西風の様子を落書き。

(図をクリックすると拡大します)

季節のせめぎ合いが活発なエリアに雲の帯、そして季節の戦いの場が低気圧。

上空の気圧の谷(偏西風南側蛇行域)に対応して西から戦いの場が接近中。

そして、南海上で発達している上空の太平洋高気圧のさらに南側で熱帯低気圧(既に台風14号になりました)が西進中。

地上の気圧配置だけでなく、空模様の骨格=上空の気圧配置や偏西風と雲の対応を把握すると、今後の天気変化がイメージしやすくなることが分かりますよね?





それでは、ここから未来の空模様。

この週末の天気変化を象徴するような時間帯?・・・今夜(30日21時)の空模様を、気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)を作成するために用いているGSMモデル(スパコンの計算値)を使って、ザックリとまとめておきました。

(図をクリックすると拡大します)

明日(1日)にかけて秋の上空寒気の影響を受けやすい東〜北日本中心に、偏西風強風帯と上空の気圧の谷(偏西風南側蛇行域)そして上空寒気と下層暖湿気の組み合わせによって、段階的?波状的?短周期で?雨雲の帯が通過し、大気の状態も不安定。

急階段?を降りるように天気が変化し、上空の気温が下がってくることが分かります。

また地上でも階段を下りるように夏の暖湿気から秋の冷涼乾燥空気に入れ替わることに。

こうやって複数の雨雲の帯が通過していく様子は・・・

本来ひと雨ごとに秋が深まる季節変化を、1日でまとめて処理しているように思えます。


・・・ということで今日はこれにて・・・出かけてきます。



(追記) (追記ここまで)


府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック): http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
(マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/

気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): https://apps.ecmwf.int/webapps/opencharts

専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
「可能な範囲」で返信いたします。

(注記)当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています。
(注記)当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。
(注記)私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。


(追記) (追記ここまで)

タグ :
#偏西風
#上空の寒気
#暑さいつまで
#UCL
#上層寒冷低気圧
#秋雨前線
#台風14号
#熱帯低気圧
#線状降水帯
#北半球上空の寒気

・このブログは天気図アニメ等、PCに最適化されています。
スマートフォンでご覧になる方は、ご面倒でも「PC版サイトを見る」に設定願います。
・また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをすることも!?
読みにくい、難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報よりずっと多くの情報が得られる・・・はず?

(追記) (追記ここまで)

実は2022年7月1日から、再びひっそりとブログを更新中(再開というほどのモノではありません)。

Twitterのツブヤキはストーリー性に欠けるので「ブログで再構成・補足してみよう」という趣旨。

以前のように千日回峰行的に毎日更新するつもりはないのですが、ブログがどんなカタチで進化?あるいは退化?するのか・・・模索をしながら「そこそこ」続けてみたいと思っています(2022年7月12日記)

ですから・・・休むこともあるでしょうし、超超超超簡易更新になることもあるでしょうし、殴り書き(ほとんどメモ)の場合もあるでしょうし・・・あまり期待しないでくださいね。(2023年1月31日記)


新潟県境 信濃町 今朝の野尻湖畔。
昨日から続く時雨れのようなシトシト雨。
最低気温は平年より5°Cも高い16.6°C(06時01分)。
とはいえ猛暑になれた身体には肌寒く。
紅葉の気配もないけど、そろそろデッキチェアーとハンモックを仕舞おうかと・・・#信濃町 #野尻湖 pic.twitter.com/3pqtuXcoyi

— 気象予報士Kasayan 番外編! (@kasayan77) September 28, 2023


・・・なんてノンビリと天気図をチェックしていたのですけど・・・

タタタタタタ・・・
というマシンガンのような音が家中に響いたので、音の正体を探したら・・・キツツキ(多分アカゲラ)。
雨戸の戸袋に穴を開けられてしまいました。
地上高4m前後だけど、幸い窓から手を伸ばして届く位置。
朝っぱらから、ふさぐ板を切り出し塗装作業中。 pic.twitter.com/OGVkW5Pp9O

— 気象予報士Kasayan 番外編! (@kasayan77) September 28, 2023


以前はリスが壁に穴をあけて住み着いてしまったことも。

お山の神様はノンビリさせてくれないんですよね。

というわけで・・・いつものように今朝の実況=予報のスタートラインから。

昨日(28日)3時から今日(29日)3時まで24時間のレーダー画像と3時の空模様の概要(上空と地上の気圧配置や空気の流れと降水域の関係等)をアニメ化。
秋の寒気を運ぶ偏西風が北日本に南下。
このため活発な雨雲が前線上低気圧の北に拡大。
東海上に抜けたけど潜在的前線と時雨れのような雨が残る。 pic.twitter.com/wJV5K7fabA

— 気象予報士Kasayan 番外編! (@kasayan77) September 28, 2023


日時や気温を知らずに見れば、気圧の谷が東に抜けて、西高東低の気圧配置になるときの天気変化と見間違えるかも?

この天気変化が繰り返されると、ひと雨ごとに秋が深まるなんてことになるんですけど・・・本当なら。

それでも、こんな天気変化が見られるようになるとチョッピリ秋を感じます。

続いて・・・アニメじゃせわしないので最終3画面を静止画で。

(図をクリックすると拡大します)
(図をクリックすると拡大します)
(図をクリックすると拡大します)

寒気を伴う上空の気圧の谷に対応して低気圧と秋雨前線が東海上へ。

前線南側+フェーンで異例の昇温があった地域の酷暑は落ち着くけど、秋の空気は東北日本海沖の潜在的前線や時雨れのような雨が降る脊梁山脈の北側付近。

本格的な秋の気配を感じられるのはもう少し先???





ということで・・・ここからは未来の空模様。

今日も最初は、向こう一週間の気温傾向(平年差)の最新データから。

(図をクリックすると拡大します)

気圧の谷が通過して気温上昇⇒気圧の谷が東に抜けて西高東低の(冬型のような)気圧配置で気温下降⇒再び気圧の谷が通過して気温上昇⇒・・・

そんなカタチで、ひと雨ごとに秋が深まる・・・ような気配が感じられますけど・・・

静かだった南以上にはアヤシイ同心円。

とりあえず西進して本土への影響はなさ・・・そう???・・・ですけど、順調な秋の深まりを同心円に邪魔されたくないですよね?

続いて、10月とともに訪れそうな秋の空気・・・今の様子をチェックしておきました。

「秋はどこ?」 秋の上空寒気を伴う寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風の南側蛇行域の蛇行が深まりついには寒気を取り込んだ渦になった上空の低気圧)の動向を・・・ いったん終了した猛暑が再び上昇に転じた24日から昨日(28日)まで5日間の北半球天気図を使ってアニメ化。 強い寒気ではないけどすぐそこに。 pic.twitter.com/FOZtuttyQe

— 気象予報士Kasayan 番外編! (@kasayan77) September 28, 2023


毎日作図しているわけじゃないので、中間3枚は簡易的な作図でご容赦を。

続けて・・・こちらもアニメじゃせわしないので最初(24日21時)と最後(28日21時)の2画面を静止画で。
(図をクリックすると拡大します)
(図をクリックすると拡大します)

24日21時の寒気の位置がちょうど平年並み。

昨夜(28日21時)の段階では上空の太平洋高気圧(高度5880m)が東海付近まで張り出していて、寒気を引き下ろす流れが弱まっている状態(流れの残骸も北陸付近まで北上中)。

10月頭もお試しの秋的なモノになってしまうかもしれませんけど、東シベリアには寒気を伴う上空の気圧の谷(偏西風南側蛇行域)が控えているようですから、期待して待ちたいと思います。

ということで・・・メンドウだけどキツツキの穴をふさがなきゃ。



(追記) (追記ここまで)


府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック): http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
(マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/

気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): https://apps.ecmwf.int/webapps/opencharts

専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
「可能な範囲」で返信いたします。

(注記)当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています。
(注記)当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。
(注記)私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。


(追記) (追記ここまで)

タグ :
#偏西風
#上空の寒気
#暑さいつまで
#UCL
#上層寒冷低気圧
#秋雨前線
#台風14号
#熱帯低気圧
#線状降水帯
#北半球上空の寒気

・このブログは天気図アニメ等、PCに最適化されています。
スマートフォンでご覧になる方は、ご面倒でも「PC版サイトを見る」に設定願います。
・また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをすることも!?
読みにくい、難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報よりずっと多くの情報が得られる・・・はず?

(追記) (追記ここまで)

実は2022年7月1日から、再びひっそりとブログを更新中(再開というほどのモノではありません)。

Twitterのツブヤキはストーリー性に欠けるので「ブログで再構成・補足してみよう」という趣旨。

以前のように千日回峰行的に毎日更新するつもりはないのですが、ブログがどんなカタチで進化?あるいは退化?するのか・・・模索をしながら「そこそこ」続けてみたいと思っています(2022年7月12日記)

ですから・・・休むこともあるでしょうし、超超超超簡易更新になることもあるでしょうし、殴り書き(ほとんどメモ)の場合もあるでしょうし・・・あまり期待しないでくださいね。(2023年1月31日記)


とりあえず雨が止んだので・・・
濡れるの上等!で、善光寺〜長野地方気象台〜長野市郊外 自転車でぐるり23Km。
秋雨前線南側の小雨に煙る善光寺平。
最低気温は一昨日から1°Cずつ上がって、ついに20°C超えの20.8°C(05時30分)。
稲刈りには辛い雨。
帰還直前5分で雨が強まり濡れネズミに。 pic.twitter.com/DWE7QLB8Vm

— 気象予報士Kasayan 番外編! (@kasayan77) September 28, 2023


太平洋側は晴れて暑い所が多いようですけど日本海側では秋雨前線の雨。

一昨日からジワジワと気温が上昇し始めているものの、雨のおかげで救われています。

とはいえ自転車にはちょっと・・・ですけど。

で、そんな今朝の実況=予報のスタートラインですが・・・

とりあえず雨が止んだので・・・
濡れるの上等!で、善光寺〜長野地方気象台〜長野市郊外 自転車でぐるり23Km。
秋雨前線南側の小雨に煙る善光寺平。
最低気温は一昨日から1°Cずつ上がって、ついに20°C超えの20.8°C(05時30分)。
稲刈りには辛い雨。
帰還直前5分で雨が強まり濡れネズミに。 pic.twitter.com/DWE7QLB8Vm

— 気象予報士Kasayan 番外編! (@kasayan77) September 28, 2023


アニメを作り終えて気づいたのですけど・・・

日本海の低気圧の北側で雨雲が活発化。
行く先の北海道では、後続の潜在的な(寒冷)前線が到着するより早く雨脚が強まる可能性あり。

落書きが不十分でした・・・ごめんなさい。

続いて・・・アニメじゃせわしないので最終3画面を静止画で。

(図をクリックすると拡大します)
(図をクリックすると拡大します)
(図をクリックすると拡大します)

日本海で顕在化した秋雨前線上を低気圧が東進中。

前線の南側では上空の太平洋高気圧が張り出して気温上昇。

一方 北日本には秋の寒気の先端=潜在的寒冷前線が接近中で、前線帯前面の暖湿南西風域では早くも大気不安定、雨雲が発達。

そして、暖湿気の通り道にあたる南西諸島は不安定性の雨雲点在。

こうやってザックリと眺めて見ると・・・季節のせめぎ合いというより、季節が混乱?混沌?・・・入り乱れている感じがします。

このままで冬になだれ込むようであれば、あまりイイ気がしませんよね?





それではここから未来の空模様。

台風も熱低も発生していないので・・・今日も昨日引き続き「さぁ〜て来週の秋の空気さんは?」(サザエさん調)

まずは、向こう一週間の気温傾向(平年差)の最新データから。

(図をクリックすると拡大します)

昨日同様、月末まで高温傾向が続いたあと、沖縄方面を除いて来月早々 平年をやや下回り・・・季節が進む??・・・ような「気配」が読み取れます。

また、気圧の谷が通過して暖気が北上しやすい4日頃をピークに再び気温が上昇し、その直後に気温下降。

三寒四温の正反対の流れで秋が深まっていくことを期待させるようなグラフの折れ曲がり。

本当にそう考えてもイイの?

今日は気温ではなく、気温に水蒸気の様子も加味した相当温位図という天気図を交えた週間予報作成用の専門天気図に落書きしてみました。

(図をクリックすると拡大します)

今日は時間が無かったので超雑な作図・・・昔懐かしいパートカラー映画(知らない人は調べてね)のような図でごめんなさい。

ザックリと言えば・・・来月早々(久々に)気温が平年を下回るのは、寒冷渦と寒気を伴う上空の気圧の谷(偏西風南側蛇行域)が通過して、上空も地上も北風エリアになるから。

その後 気温が上昇した後、次の寒冷渦がやって来てさらに・・気温が下がるような「気配」が見えています。

ただ・・・「季節の進み具合」に影響するかもしれないのが南海上を西進する低気圧。

この低気圧に関する計算値が少々アヤシイ状態なので、場合によっては気になるアレになる可能性もありますし・・・秋雨前線の南下を遅らせるだけで済むかもしれないし・・・今後の動向を横目で追う必要がありそうです。

ということで・・・今日はこれにて力尽きました。



(追記) (追記ここまで)


府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック): http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
(マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/

気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): https://apps.ecmwf.int/webapps/opencharts

専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
「可能な範囲」で返信いたします。

(注記)当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています。
(注記)当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。
(注記)私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。


(追記) (追記ここまで)

タグ :
#偏西風
#上空の寒気
#暑さいつまで
#UCL
#上層寒冷低気圧
#秋雨前線
#台風14号
#熱帯低気圧
#線状降水帯
#北半球上空の寒気

・このブログは天気図アニメ等、PCに最適化されています。
スマートフォンでご覧になる方は、ご面倒でも「PC版サイトを見る」に設定願います。
・また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをすることも!?
読みにくい、難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報よりずっと多くの情報が得られる・・・はず?

(追記) (追記ここまで)

実は2022年7月1日から、再びひっそりとブログを更新中(再開というほどのモノではありません)。

Twitterのツブヤキはストーリー性に欠けるので「ブログで再構成・補足してみよう」という趣旨。

以前のように千日回峰行的に毎日更新するつもりはないのですが、ブログがどんなカタチで進化?あるいは退化?するのか・・・模索をしながら「そこそこ」続けてみたいと思っています(2022年7月12日記)

ですから・・・休むこともあるでしょうし、超超超超簡易更新になることもあるでしょうし、殴り書き(ほとんどメモ)の場合もあるでしょうし・・・あまり期待しないでくださいね。(2023年1月31日記)


善光寺〜長野地方気象台〜長野市郊外 自転車でぐるり24Km。
最低気温はジワジワ上昇して昨日より1°C高い19.1°C(05時49分)。
さすがに暑くないけど、これ以上上がってくれるなと言いたい心境。
あと一か月で志賀高原が白くなるんだろうか??#善光寺 #長野地方気象台 pic.twitter.com/Ip5bdwC9ou

— 気象予報士Kasayan 番外編! (@kasayan77) September 27, 2023


とはいえ農作物の季節は進み、高温障害の品種もあれば豊作値崩れの品種も。

リンゴは早生品種から次第に秋の品種に。
ブドウやナシも加わって選果場が賑わってきました。
紅玉も出始めたので、超格安のキズ物をお菓子やジャム用に購入しようかと・・・ pic.twitter.com/gHiHgAioTG

— 気象予報士Kasayan 番外編! (@kasayan77) September 27, 2023


台風が来ないので落果の心配がないのはなにより。

今年は格安で果物を楽しめそうです。

で・・・そんな今朝の実況=予報のスタートライン・・・

昨日(26日)03時から今日(27日)03時まで24時間のレーダー画像と03時の空模様の概要(上空と地上の気圧配置や空気の流れと降水との関係等)をアニメ化。
秋雨前線を下支えする上空の太平洋高気圧が再び勢力を強め秋と晩夏(初秋?)のせめぎ合い=潜在的秋雨前線と低気圧は日本海に。
東北で雨雲活発 pic.twitter.com/HtbUTXzVEC

— 気象予報士Kasayan 番外編! (@kasayan77) September 26, 2023


昨日に引き続き普通の天気図はスカスカで、悪天要素はポツンと描かれたボッチ?低気圧くらいに見えますが・・・

そんな低気圧でも潜在的な前線を引き連れ、暖湿気=雨の原料を引き込んで、結構底力があるようです。

続いて・・・アニメじゃせわしないので最終3画面を静止画で。

(図をクリックすると拡大します)
(図をクリックすると拡大します)
(図をクリックすると拡大します)

日本海が季節のせめぎ合いの場=潜在的秋雨前線の場なので、南側は暖気が強く流れ込みやすい場(低気圧南西側)や前線から離れて日差しの強い場を中心に気温上昇。

上空の高気圧鞍部に位置する南西諸島は暖湿気が流入しやすく大気不安定。

もうしばらく季節は行きつ戻りつ・・・ということに?

また・・・超ザックリですけど、気温が平年プラスからマイナスに変化するタイミングで秋雨前線が頭上を通過。

前線の雨が強ければ強いほど気温変化が大きい傾向があるわけで・・・
そう考えると・・・いくら涼しさを期待しても「ひと雨毎に穏やかに」涼しくなってくれるほうがイイですよね?





それではここから未来の空模様。

天気予報解説では「やっと秋らしくなったけど再び暑く」なんて言われているので・・・

「さぁ〜て来週の偏西風さんは?」(サザエさん調)

ということで、今日11時発表の週間予報作成用の専門天気図を使って、明後日から6日間の秋の空気を運ぶ偏西風や上空の太平洋高気圧(夏)の動向、そして秋や晩冬の寒気の変化をザックリとまとめておきました。

(図をクリックすると拡大します)

偏西風の南側への蛇行域=寒気南下エリアが周期的に通過するたびに、南下してくる寒気が強まって季節が進むわけですけど・・・

この先一週間でザックリ2回寒気が南下。

10月4日頃、朝鮮半島付近に南下してくる寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)は(現時点で)本格派?の気配・・・

続いて、向こう一週間の気温傾向(平年差)の最新データに塗り絵。

(図をクリックすると拡大します)

先にご紹介した週間の専門天気図と照らし合わせながらグラフを見ると、秋雨前線の位置、寒気を運ぶ偏西風の蛇行方向、下層寒気の動向と対応しているのが分かるのですけど・・・

どうやら今月いっぱいは平年を大きく上回る暑さ?

来月早々、「オッ?」と感じるような季節の前進があるようです(もちろんその後に揺り戻しの昇温がありそうですけど)。

まあ・・どうなるか分かりませんけど、穏やかに・・・本当に穏やかに季節が進んでくれるとイイですよね?

ということで、今日はここで力尽きました。



(追記) (追記ここまで)


府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック): http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
(マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/

気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): https://apps.ecmwf.int/webapps/opencharts

専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
「可能な範囲」で返信いたします。

(注記)当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています。
(注記)当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。
(注記)私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。


(追記) (追記ここまで)

タグ :
#偏西風
#上空の寒気
#暑さいつまで
#UCL
#上層寒冷低気圧
#秋雨前線
#台風14号
#熱帯低気圧
#線状降水帯
#北半球上空の寒気

・このブログは天気図アニメ等、PCに最適化されています。
スマートフォンでご覧になる方は、ご面倒でも「PC版サイトを見る」に設定願います。
・また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをすることも!?
読みにくい、難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報よりずっと多くの情報が得られる・・・はず?

(追記) (追記ここまで)

実は2022年7月1日から、再びひっそりとブログを更新中(再開というほどのモノではありません)。

Twitterのツブヤキはストーリー性に欠けるので「ブログで再構成・補足してみよう」という趣旨。

以前のように千日回峰行的に毎日更新するつもりはないのですが、ブログがどんなカタチで進化?あるいは退化?するのか・・・模索をしながら「そこそこ」続けてみたいと思っています(2022年7月12日記)

ですから・・・休むこともあるでしょうし、超超超超簡易更新になることもあるでしょうし、殴り書き(ほとんどメモ)の場合もあるでしょうし・・・あまり期待しないでくださいね。(2023年1月31日記)


善光寺〜長野地方気象台〜長野市郊外 自転車でぐるり23Km。
ちょうど梅雨時の曇り空のような善光寺平。
最低気温は18.2°Cで平年・昨日より5°Cほど高めだけど、さすがに涼しさが心地よい。
田んぼでは少しずつ稲刈りが進んでいます。#善光寺 #長野地方気象台 pic.twitter.com/wj0LrVTKEs

— 気象予報士Kasayan 番外編! (@kasayan77) September 26, 2023


昨日を底に気温が上昇し始めた善光寺平。

曇りのままならそれほど昇温しないでしょうけど、太陽が顔を見せればどうなりますやら?

そんな今朝の実況=予報のスタートラインからチェック。

昨日(25日)3時から今日(26日)3時まで24時間のレーダー画像と3時の空模様の概要(上空と地上の気圧配置や空気の流れと降水域との関係等)をアニメ化。
「秋の移動性高気圧に覆われて晴れる所が多い」といっても高気圧の周辺では雨雲が帯状に発生していて発生理由や動向を考える(伝える)べき場面。 pic.twitter.com/9mw3t6Al0N

— 気象予報士Kasayan 番外編! (@kasayan77) September 25, 2023


東海上の高気圧が目立つスカスカの天気図だけど日本海にはしっかりとした雨雲の帯。

また、太平洋側でも一定の法則性が感じられる帯状の雨雲。

「所もある」という表現で処理したくないし、されたくない状況だと思いませんか?

続いて・・・アニメじゃせわしないので最終3画面を静止画で。

(図をクリックすると拡大します)
(図をクリックすると拡大します)
(図をクリックすると拡大します)

秋の移動性高気圧が東に抜けて・・と言っても日本海には高圧部が残って潜在的前線を形成。

そして天気図では読み取りにくい潜在的前線に沿って雨雲が活発化し、日本海側中心に下り坂。

高気圧パワーが抜け暖湿気が流れ込みやすい太平洋側でも局地的雨。

今朝の空模様・・・天気図はスカスカですけど、高気圧の端っこの出来事を色々考える教材のような空模様かもしれませんね?

そうそう・・・天気図がスカスカだったので、今朝発表の予報の本当のスタートライン?計算の開始点(初期値)に位置する昨夜(25日21時)の実況の空模様もチェックしておいたのでご紹介。

(図をクリックすると拡大します)

実況天気図と衛星赤外画像の合成図に上空の気圧配置(500hPa)や寒気の様子等を落書きしたものですけど・・・

上空の太平洋高気圧が東西に分裂し秋の空気が落ちてきた日本付近。

寒気南端付近で局地的に雨雲発達・・・と言った状況。

実況天気図の落書きに使った高層実況天気図(25日21時)。
捨てるのがもったいないのでご紹介しておきましょう。

(図をクリックすると拡大します)

ところで、今日は大型台風の特異日だけど台風がない理由はナンなんでしょう?

南海上のUCL:上層寒冷低気圧が下りてくるのは珍しいことじゃないけれど・・・ここまで台風の発達を抑制する作用をもたらしているとすれば、ちょっと珍しいかも?

学者さんにはこのあたりシッカリ分析して論文にしてもらいたいですね。





それではここから未来の空模様。

まず気象庁発表の今夜9時(26日21時)の予想天気図をご覧いただきたいのですけど・・・

(図をクリックすると拡大します)

実況に続き、今夜にかけてもスカスカの天気図。

パっと見たところ、東西二つの低気圧に挟まれ・・・尾根=高圧部に位置する日本付近はそれなりに晴れそうに見えるのですけど・・・そう考えると大失敗!

気象庁が普通の天気予報(短期・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スパコンの計算値)を使って、同日時の空模様を少しだけ詳しくチェックしておきました。

(図をクリックすると拡大します)

上空の太平洋高気圧北側縁辺流(晩夏)と秋の空気を運ぶ偏西風強風帯が収束する日本海に潜在的な秋雨前線が停滞。

また、高気圧の西の端っこに位置する九州方面から流れ込んだ暖湿気が、上空の気圧の谷によって発生した潜在的前線のキンク部分(潜在的前線のへの字部分=低圧部)に集中。
雨雲が活発化して上陸・・・比較的シッカリとした下り坂になることが予想されています。

また、暖湿気入り口の太平洋側でも局地的な雨の可能性あり。

スカスカの天気図・・・気温差や水蒸気密度差がハッキリせず天気図上に前線は描かれていませんでしたけど、中身はそこそこしっかり詰まっているようですね。

ということで、スカスカの天気図の中を覗いたところで、今日はチカラ尽きました。



(追記) (追記ここまで)


府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック): http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
(マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/

気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): https://apps.ecmwf.int/webapps/opencharts

専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
「可能な範囲」で返信いたします。

(注記)当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています。
(注記)当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。
(注記)私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。


(追記) (追記ここまで)

タグ :
#偏西風
#上空の寒気
#暑さいつまで
#UCL
#上層寒冷低気圧
#秋雨前線
#台風14号
#熱帯低気圧
#線状降水帯
#北半球上空の寒気
お気に入りに追加
プロフィール

Kasayan

大昔、気象会社や東京の放送局で天気予報番組を作っていたこともありますが今は故郷長野で2回目の日本一周を夢見るただのヨット好き。山岳ガイドのタマゴたちと気象の勉強中。最近多くの時間を野尻湖畔の山小屋で過ごしています。

アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:
月別アーカイブ
記事検索

(追記) (追記ここまで)
traq

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /