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気象予報士Kasayanのお天気放談

故郷長野に帰ってきたヨットオタクの気象予報士Kasayan。 天気予報は当たるのか?天気予報がハズレたらどうなるのか?天気予報の安全マージンは? 一般的な天気予報とは異なる視点からの解説をモットーに、日々の天気を放談?します。

2016年05月

Twitterでは、今日の記事の内容をひとことでまとめています。お時間の無い方・更新時間を知りたい方はご利用ください。https://twitter.com/kasayangw

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また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしていますが、難しいと思われた方は飛ばし読みして、理解できる図だけをお読みください(これがブログの良いところ)。
それでも、普通の天気マークの天気予報だけをチェックするより、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??

(追記)

(追記ここまで)
(追記)




(追記ここまで)


今年の梅雨入り・・・平年より遅れ気味の気配が見えていますが・・・・
最新のデータを見ていると、「本格的な梅雨入りは、かなり遅れるのではないか?」という気がしてきました。

以前の記事で、(東南アジアの雨季をもたらす)インド洋東部で湧き上がった水蒸気が、ヒマラヤ山脈の南側を蛇行する偏西風に沿って本州南岸付近に流れ込み(湿舌)、梅雨前線を形成するということをご紹介しましたが・・・


梅雨入り発表がされるためには、この状態が安定して継続する必要があります。

そこで、アメリカの気象機関(NOAA)が発表しているGFSモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)で、平年なら本州の梅雨入りが続々と発表される6月7日(火)〜12日(日)の空模様をチェックしてみると・・・
(6月5日(日)までの空模様は昨日の記事に掲載したGSMモデル参照)


インドシナ半島を経由して沖縄方面に水蒸気が流れ込み続け、梅雨前線の降水帯が停滞するものの、梅雨前線の位置は沖縄〜小笠原付近に停滞したままで、イマヒトツ北上しないことがわかります。

というのも、日本付近で上空の太平洋高気圧が弱まってしい、インド洋の水蒸気を運ぶベルトコンベアー=偏西風も南下してしまうため

シミュレーションをよく見ると、西〜東日本に降水域(緑色のエリア)が予想されていますけど・・・
この降水域は日本付近をやや北寄りに東進する高気圧南西側に吹き込む暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)によるもの
梅雨前線による雨とは言いにくい状況です。

この点、「季節感」を重視し、暖湿気の流れ込みによるムシムシとしたぐずついた空模様をもって"梅雨入り"と判断するのであれば、(図中に書き込んでおいた)平年並みの梅雨入り発表もあり得ますけど、梅雨前線本体はかなり遠ざかっている状態ですから、かなり無理筋の判断という批判が出ることでしょう。

「最新のデータ」を見る限り、今年の梅雨入りは例年になく悩ましい状況です。

府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/
(マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)


さて、ここからは今日の空模様


今朝の長野市曇り空
雲底に乳房雲などと呼ばれる浅いこぶ状の雲が垂れ下がっていて、雲の中で局地的な上昇気流や下降気流が発生している様子が見られましたが・・・
ブログを書いている最中、次第に雲が薄くなり、青空が顔を見せ始めました

今朝の最低気温は16.1°C(04時57分)で、平年より3°Cほど高め。

そんな今朝の実況ですが・・・


梅雨前線沖縄〜小笠原付近まで南下
昨日の雨をもたらした低気圧も東海上に抜けていますが・・・

東日本付近は、西と東の高気圧に挟まれた弱い気圧の谷(黄色の点線)。
日本海北西部も、大陸の低気圧から沿海州の低気圧に連なる気圧の谷になっていて・・・
低気圧に近い北海道東日本の東岸朝鮮半島の東雨雲が観測されています。

衛星の水蒸気画像を見ると、北日本には悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)の親分といえる寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)が接近中で・・・
西〜東日本でも、大きく南に蛇行した偏西風に沿って、これまた悪天パワーを持った上空の浅い気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が、断続的に通過していることがわかります。

ということは・・・北日本の天気は下り坂で荒れ模様の天気に?
一方、西〜東日本では、上空の浅い気圧の谷の影響がどれだけあるのか?が気になるところ。

この点、気象庁は、北日本に接近中の寒冷渦の影響を重く見て・・・
雷と突風及び降ひょうに関する全般気象情報 」(リンク:「・・・と気象庁は注意を呼び掛けています」というニュース原稿のもとネタ)を発表して注意を呼び掛けています


北〜東日本では、明日にかけて落雷・突風・降雹のおそれ
降雹が予想されるということは、成長期の農作物を見守る農家の方には気がかりなことですけど・・・


それでは、今日これからの空模様・・・こちらも気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしていきましょう。

(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・西〜東日本を通過中の悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の浅い気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)は、弱まりながら東海上に抜けてしまう模様(点線も引きにくい状態)。
西〜東日本は回復傾向と思われますが・・・

北日本では、悪天パワーの親分といえる寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)が、中心に-25°C以下の(この時期としてはかなり)強い寒気を伴って、津軽海峡付近へと南下してくることがわかります。

このため北日本は下り坂
地上と上空の温度差が大きくなって、気象情報に記載されていたとおり、大気の状態が非常に不安定になることが予想されます。

で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・午前中、寒冷渦前面の北海道の西方に低気圧が発生
上空に強い寒気を伴い、発達しながら北海道へと接近することが予想されています。
したがって、北日本低気圧の接近に伴い短時間強雨・落雷・突風・降雹のおそれ

また、低気圧から南西方向に延びる寒冷前線も活発化しながら東〜北日本を通過
午前中は晴れる東〜北日本でも強い日射しと(地形の影響を受けにくい上空約1500m)15°C以上の暖気の流入、そして上空への寒気の流れ込みによって大気の状態が不安定になって、午後からは寒冷前線の降水帯が通過するタイミングで、短時間の強雨・落雷・突風・降雹の発生が予想されます。

一方西日本は、東シナ海を東進する高気圧の晴天域と流入する15°C以上の暖気の流入によって、夏先取りの暑さになる模様。

ということで、今日は東〜北日本中心に荒れ模様の天気が予想されているわけですが・・・


にわか雨や雷雨の原料になるとともに、上空寒気による不安定な大気をさらに不安定にする働きを持った暖かく湿った空気(暖湿気)の流れ込みの様子にも目を通しておきましょう。

(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

梅雨前線(黄色の太い点線)が南下しているため、強い暖湿気(水色の濃いエリア)の流入域は、梅雨前線の南側と気圧の谷になっている関東沿岸付近
そして、やや強い暖湿気(灰色のエリア)が気圧の谷に吹く南東風に乗って、北海道まで流れ込むことが予想されています。

このため上空に強い寒気が流れ込んでくる北日本では、この暖湿気が、ただでさえ不安定な大気を非常に不安定な大気にすると思われます。

また、やや強い暖湿気は、夜にかけても東日本付近に流れ込む模様。
北日本ほど上空の寒気の流れ込みはありませんけど・・・天気が回復して強い日射しが降り注ぎ、気温が上昇すればするほと大気の状態が不安定になって、暖湿気が雷雲に成長することが予想されます。

なお、ここで気になるのが近畿付近
そこそこ暖湿気が流れ込み、気温も上昇するはずですから・・・寒冷前線のシッポ(黄色の細い点線)が通過するタイミングで、局地的に雷雲が発生するかもしれません(気象庁は予想していないようですけど)。

念のため、SSIという大気の安定度の指数もチェックしておきましたが・・・


東〜北日本は、予想通り大気の状態は非常に不安定(オレンジ・赤エリア)。

西日本も、上空約5500mの-10°Cラインに沿ったエリア(山陰沖)と、やや強い暖湿気の流入域(紀伊半島付近)を中心に大気の状態がやや不安定になることが予想されています。

可能性は低いと思いますけど、近畿付近でもアヤシイ雲行きには注意をしておいたほうがイイかもしれませんね。


ということで・・・最後は以上のチェックポイントを確認しつつ、解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日〜明朝の空模様を、具体的にイメージしておきましょう。

(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)

紫色は下層雲。

詳しいことはアニメ中に書き込んでおきましたが、北日本では、寒冷前線が通過した後も、油断のできない状態が続きそう。

先にご紹介した気象庁発表の気象情報には「6月1日にかけて」と書かれていましたけど・・・
明日から3日間の上空の気圧配置と寒気の様子を見ると・・・

(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

どうやら3日(金)頃までは不安定な大気の状態に注意をしておいたほうがイイかもしれませんね?

府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック): http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
(マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/
(マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2

【オマケ】
気象庁が発表している短期予報解説資料(プロ用の資料)・・・今日は非常に簡単な記載になっていましたので、必要な部分だけ抜粋してご紹介しておきます。


これをそのまま読んだだけで天気予報番組ができちゃいますよね?

(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
(当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。)
(私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。)

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(追記) (追記ここまで)

タグ :
#梅雨入り
#梅雨前線
#寒気予想
#上空の寒気
#偏西風
#寒冷渦
#暖湿気
#相当温位
#不安定
#寒冷前線

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また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしていますが、難しいと思われた方は飛ばし読みして、理解できる図だけをお読みください(これがブログの良いところ)。
それでも、普通の天気マークの天気予報だけをチェックするより、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??

(追記)

(追記ここまで)
(追記)




(追記ここまで)


この週末は早出に外出先と、2日連続で超簡易的なブログ更新になって申し訳ありませんでした。

2日間、上を向きながらオービタルサンダーやドライバードリルを使った肉体労働をしていたので、腕や背中の筋肉がパンパンに張ってしまい、マウスを操作するたび、キーボードをたたくたびに、腕や肩がズキズキ。
何かを作るという作業が大好きなKasayanですけど、気持ちとは裏腹に衰えた身体がついてきません。

なんて情けないことを言いつつ・・・まずは向こう一週間の空模様のチェック。
昨年は6月2日〜3日にかけて西〜東日本が相次いで梅雨入りしましたから、梅雨前線の動きが気になるところです。


これは、気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)で、向こう一週間の空模様上空(約5500m)の気温の様子をまとめたものですが・・・

少なくとも5日(日)まで、梅雨前線は沖縄付近まで南下したまんま。
日本付近は高気圧の通り道になって、概ね晴天ベースで推移することが予想されています。

ただ、明日から4日間ほど、北日本寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)直下の低気圧居座る模様。
このため、北日本はしばらくの間大気の不安定な状態が続き・・・
晴れて気温が上がる東日本も、暖湿気=雨の原料が流れ込みやすく上昇気流が活発化しやすい地域(山沿いになる?)を中心に、にわか雨や雷雨の発生しやすい状態が継続することが予想されます。

いずれにせよ、昨年並みの梅雨入りはなさそうですね。

なお、向こう一週間の気温の傾向(平年差)ですが・・・


明日31日(火)以降、梅雨前線の南下とともに、東〜北日本中心に平年を下回る日が続くようですね。

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ということで・・・ここからは今日の空模様

予報のスタートライン・・・今朝午前3時の実況をチェックすると・・・


梅雨前線上の低気圧紀伊半島沖を東進中
低気圧の東側・・・東日本の太平洋側を中心に活発な雨雲がかかっているようです。

衛星の水蒸気画像を見ると、西日本に悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷が接近中
この上空の気圧の谷に押されるように前線上の低気圧が東進し、高気圧が東シナ海へと進んで、天気は西から回復に向かいそうですけど・・・

すんなりと天気は回復してくれるのか??
今日これからの空模様・・・こちらも気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、詳しくチェックしていきましょう。


まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・今夜にかけて上空の気圧の谷は東海上に抜ける模様。
空模様の骨格は、少々ゆっくり気味に回復のステージに向かうようですが・・・

(先に週間の天気図でご紹介したように)大陸からは今週半ばにかけて北日本に居座る寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)が、-20°C以下の強い寒気を伴いながら南東進中
寒冷渦に先行して、-15°C以下の上空寒気北陸付近へと南下してくることが予想されています。
とすると・・・天気は回復のステージに向かっても大気の状態は不安定に?

で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・上空の気圧の谷に対応して、梅雨前線上の低気圧東海上へ
天気は回復・・・と思いきや、関東甲信地方の山沿いには局地的な降水域が予想されています。

また、北海道を覆っていた高気圧が東海上に抜け・・・津軽海峡付近にも(高気圧と高気圧に挟まれた)気圧の谷の小さな降水域が予想されているのがわかります。
やっぱり、すんなりと回復してくれないようですけど・・・・


すんなりと回復しない原因の一つ・・・雨雲の原料になる暖かく湿った空気(暖湿気)の流れ込みの様子もチェックしておきました。


午前中、梅雨前線上の低気圧の通過に伴い、近畿〜関東甲信付近に強い暖湿気(水色の濃いエリア)が流れ込んで、太平洋側を中心に雨雲が活発化するわけですが・・・

夜になっても、前線上の低気圧と東海上の高気圧との間で南東風の強い状態が続き、近畿〜関東甲信付近への暖湿気の流れ込みが継続する(暖湿気が抜けにくい状態が続く??)ことがわかります。
このため関東甲信付近では雨がやんだとしても下層雲がかかり続けるのはもちろん、上空の寒気の流れ込みも加わって、GSMモデルでは局地的な降水域が予想されていると思われます。

また、津軽海峡付近に予想されている降水域も、この南東風が運び込んだ暖湿気が原料になっているようです。

で・・・このような状態の中、-15°C以下の上空寒気が北陸付近へと南下してくるわけですから・・・


SSIという大気の安定度の指数をチェックすると・・・寒気が南下してくる今夜東日本の日本海側を中心に大気の状態が不安定になる模様。

予報に記載されないほど局地的だと思いますけど、にわか雨だけでなく、落雷や突風等にも用心したほうがよさそうです。


それでは最後・・・以上のチェックポイントを確認しつつ、解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日〜明朝の空模様を、具体的にイメージしておきましょう。

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紫色は下層雲。

梅雨間近とはいえ、東日本の回復・・・少々遅れ気味のようですね。

さらに関東付近・・・梅雨前線と低気圧の北側で、東寄りの風が吹き続ける模様。
梅雨寒??という表現はできませんけど、それに近い低温傾向が続くと思われます。
(反対に回復の西日本は真夏日に)

ということで・・・今日はこのあたりで・・・イタッ!!

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(追記)

(追記ここまで)
(追記)




(追記ここまで)


昨日は早出・・・今日は外出先からの更新。
大変申し訳ありませんが、超簡易更新とさせていただきます。


今日は前線上を低気圧が東進し、西から下り坂に向かいます。

解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を掲載しておきますので、最寄りの地域の天気予報と見比べて、具体的な空模様の変化をイメージしていただけると幸いです。

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専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
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(追記)

(追記ここまで)
(追記)




(追記ここまで)


大変申し訳ありませんが、今日はかなりの早出。

今日の空模様を解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)で、明日の空模様をGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)でまとめておきましたので、これをもって今日の更新とさせていただきます。

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紫色は下層雲。

東〜北日本中心に、高気圧の晴天域が優勢。

もっとも、梅雨前線が南西諸島付近をゆっくり北上。
前線には強い暖湿気=雨の原料が流れ込むようになり、大気の状態が不安定になるとともに雨雲が活発化。
九州南部でも局地的に短時間の強い雨・落雷・突風のおそれが高まる。

また、サハリンの上空を寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)が低気圧を伴いながら東進。
このため北海道上空にも寒気が流れ込み大気の状態が不安定になり、局地的に落雷・突風のおそれ。

なお、中部山岳付近では暖湿気の流れ込みによって、山沿いを中心に局地的な積乱雲の発達の可能性も?
乗鞍・御岳・中ア・南ア方面では予報に盛り込まれない可能性のあるにわか雨・雷雨等、実況重視で考慮する必要。


続いて、明日29日(日)の空模様。


東シナ海〜四国沖の偏西風強風帯の強まりと、朝鮮半島付近を東進する上空の気圧の谷に対応して、梅雨前線上に低気圧が発生し、西日本南岸を東進。
夜、降水域は関東甲信付近まで(明朝の予報要再チェック)。

暖湿気の流入がさらに強まるため雨雲が活発化。
降水量が増えるおそれがあるため、西日本太平洋側中心に今日からの総降水量に注意するとともに、落雷・突風の発生も考慮する必要。


モデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)から読み取れることをザックリとコメントしておきましたので、最寄りの予報と照らし合わせ、具体的な空模様をイメージして、楽しい週末をお過ごしください。

それでは・・・

府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
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気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
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アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
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専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2

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(追記)

(追記ここまで)
(追記)




(追記ここまで)


金曜日・・・例によってKasayanは朝から仕事でバタバタですけど、なんとか頑張って・・・

週末と来週の天気からチェックしていきたいと思います。

まずは明日28日(土)の空模様

(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)でまとめておきましたが・・・

明日は前線や低気圧が東海上に抜け東日本に高気圧が移動。
天気は回復し、高気圧の東側では乾燥した北寄りの風が吹くので久々にムシムシから解放された晴天になることが予想されます。

ただ、高気圧の西側にあたる西日本では次第に暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)が流入
強い日射しにムシムシ感が加わって不快指数が徐々に増加し・・・
高気圧の勢力から外れる九州方面では前線が近づいて、雨が降ったり止んだり・・・梅雨の空模様になることが予想されています。

続く29日(日)の空模様は・・・

(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

高気圧の南東進に伴い、梅雨前線と低気圧ゆっくり東進
西から下り坂に向かい、東日本でも夜から雨が降り出すことが予想されています。

もちろん、暖かく湿った空気の流れ込みが強まり、ムシムシ感増大
このシミュレーションだけを見れば、どこかで梅雨入りの発表があってもおかしくないという感じがしますけど・・・

月曜日以降の空模様を見ると・・・

(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

梅雨前線と前線に対応する偏西風を北に押し上げている上空の太平洋高気圧(サブハイなんて言います)が、週の後半にかけて弱まる模様。
梅雨前線の降水帯は沖縄付近まで南下してしまい、梅雨入りの発表は少々ためらわれる状況になることが予想されています。

一方、北日本の上空には寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)が南下
寒冷渦の影響が届くかもしれない?東日本も含めて、大気の状態が不安定になって、梅雨の雨というよりは夏の夕立のような短時間強雨・落雷・突風の発生が予想されています。

ということで、来週は梅雨前線が停滞する南西諸島方面(九州南部も??)や、大気が不安定になる北日本を除いて、まずまずの天気で推移することになりそうですね。

ただ、まずまずの天気といっても、気になる暑さはどうなるのか???


北日本に寒冷渦が南下してくる31日(火)以降、平年を下回ってくるようです。

なお、関東甲信地方の平年の梅雨入り日・・・6月8日の空模様。


梅雨入り発表は微妙な状態ですけど、平年並みかやや遅れて梅雨入りの発表があるのでは??という気配が見え始めています。

府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/
(マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)


さて、ここからは今日の空模様


Kasayanの住む長野市弱い雨
周辺の2000m級の山々も低い雨雲に隠れ、景色だけは梅雨時と同じです。

最低気温は14.4°C(07時00分)。
日の出を過ぎても気温が下がり続けていて、暑さからの解放が期待されますが・・・

そんな今朝の実況


午前3時の時点で、前線北陸から北日本に停滞
北日本中心の活発な降水帯が南下しています。
この前線の雨が、早朝の長野県に雨を降らせていると思われますが・・・

衛星の水蒸気画像を見ると・・・悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が北日本と太平洋沖を東進中
この上空の気圧の谷が東海上に抜けると、西から高気圧が張り出し、天気は回復に向かうと思われますが・・・


今日これからの空模様・・・こちらも気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、詳しくチェックしていきましょう。

(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・午前中は、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が、-10°C、-15°C以下の寒気を伴って東〜北日本を通過
東〜北日本はもうしばらく悪天傾向が続き、上空寒気が流れ込む北日本では大気の状態も不安定になって、落雷や突風など局地的な激しい現象が発生することが予想されます。

ただ、になると上空の気圧の谷は東海上へ
上空の太平洋高気圧九州南部へと張り出し、天気は西から回復することになりそうですが・・・

このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・午前中東〜北日本の前線帯付近を中心に雨模様
には、関東沿岸を最後に、高気圧の晴天域が拡大してくることが予想されています。

そして、真夏日の目安になる(地形の影響を受けにくい上空約1500m)15°C以上の暖気も西から流入。
西日本は厳しい暑さになることが予想されます。



ということで、天気は回復傾向ですけど・・・回復しても心配なのはムシムシの空気
そこで、ムシムシの空気・・・暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)の流れ込みの様子にも目を通しておきましょう。


強い暖湿気(濃い水色のエリア)の流入域は、前線(黄色の点線)の東進とともに東海上へ
今夜は北から乾燥した空気が流れ込み、寝心地の良い夜を迎えられそうですが・・・

高気圧の南側に位置する九州方面では、早くも暖湿気が流れ込み始める模様。
九州南部は今日も不快な夜になるかもしれません。


では最後・・・以上のチェックポイントを確認しつつ、解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日〜明朝の空模様を、具体的にイメージしておきましょう。

(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)

紫色は下層雲。

今日関東を最後に天気回復

ただ九州では、明朝から雨が降り出すことが予想されています。

冒頭でご紹介したように、週末は九州付近を除いてまずまずの天気
例によってKasayanは早朝から外出する予定があって、ブログの更新は(たぶん?)簡易的なモノになると思いますのでご容赦ください。

府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック): http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
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府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/
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アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2

(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

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可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
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(追記) (追記ここまで)

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プロフィール

Kasayan

大昔、気象会社や東京の放送局で天気予報番組を作っていたこともありますが今は故郷長野で2回目の日本一周を夢見るただのヨット好き。山岳ガイドのタマゴたちと気象の勉強中。最近多くの時間を野尻湖畔の山小屋で過ごしています。

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