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アナログエンジニアは最近、持ち運び可能な気圧・高度計を使っている。スポーツ用として売られているアネロイド気圧計タイプの小型のもの。こんなものが、遊び感覚で使えるようになった。そんな時代が来ているのだ。
アネロイド気圧計は2枚のダイアフラムで空ごうを作り、その中を真空にするとともに、バネでその部屋を潰れないようにしている筈。基本的に絶対圧力計である。ダイアフラムの変位を機械的に拡大し、通常は指針で表示する。
私は、この気圧計をおもに高度計として使用するつもりだ。
気圧は地上付近で12hPa/100m程度変化する。通常の気圧変動より100m差でも大きい圧力変化がある。
かなり前だが、アネロイド気圧計がある部屋にいたとき、台風のほぼ中心が通過したことがある。
台風の速度は急には変わらないので、気圧の時間変化を眺めて、時間軸を位置に置き換えれば、台風の気圧分布の1断面を見ていることになる。
その形は、Qの悪いノッチフィルタのような形状をしていた。最低気圧は960hPa程度であったと記憶している。
いずれにせよ、台風を眼で見るという、比較的珍しい経験をしたものだ。つくづくそう思う。気象のプロ以外、台風の気圧分布を実体験している方は極少数だろう。
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