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「アナログは機器の基本性能を決める。デジタルは機器に芸をさせる。」 これがアナログエンジニアの基本的スタンスである。
アナログと言っても、範囲は広い。
センサ絡みの精密アナログ電子回路では、自然界=物理化学現象と深いかかわりをもつ。そして、センサは千差万別と言われるように多種多様であり、その信号処理回路技術もまた多様である。
高周波アナログ回路技術は無線やレーダ装置に深いかかわりを持ち、センサとも言えるアンテナの技術と密接な関係がある。
最近、入手した機材のなかに、「遠ざかる物体」を測定できるレーダードプラ-式のスピードガンがある。「遠ざかる物体」を測定できることは、対象物をより安全に、しかも至近距離から計測できることを意味する。しかも、個人で無理なく買える価格帯である。
アーチェリ-の矢速を昨日、射場で計測してみた。km/hで表示されるが、秒速に換算すると、リカーブボウの方で50-55m/s、複合弓では、70m/s台。
このスピードガン、製造元のHPにも記載されていない新型で、原理は野球のピッチャーの投げるボールを測るやり方と基本的には同じものだろう。
使っている波長は約12mm、この周波数帯に計測用レーダーの帯域割り当てがある。
昔は、発振することすら難しかった周波数帯、それが、コンシューマユースにも低価格で投入されてきている。このような機材を使えば、ボールを扱うスポーツや和弓や洋弓の科学的トレーニングに必ず役立つであろう。
こんな時代になって来ているのだ。誰もが科学の恩恵を受けられる時代だが、その活用には科学知識が当然必要になる。
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