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技術文章は明解を第一とする。添削の前に(自己)推敲があってしかるべきである。
多くの新人、学生は十分な推敲を行わず、人に添削させる。主語述語の係り受け、てにをは、誇大表現、重ね言葉などは基本的に自分で修正するものだ。
添削は、不要な部分を削り不足のところを追加する。当然、発表時間や要旨の字数制限を守ることは本人の責任だ。
会社などの発表の添削には注意が必要だ。場合によっては、船頭多くしてまとまらないことがある。添削とは単に意見を勝手に述べる物ではないとアナログエンジニアは考える。
会社の場合、自分の後にさらに添削する人間がいる場合が多い。しかも、その人が十分な添削技術を持っていなくて、放言的修正を掛ける。添削される方はたまったものではない。大学の先生でも、文章技術の未熟な方も散見される。拙い文章にしか触れていない若者が、うまく技術文章を書けるわけがない。
自己推敲の行われていない文章は読みにくい。ワープロの普及で、執筆者/発表者の持ちネタを単にカット&ペーストしている場合も少なくない。このようなケースでは論理的展開が甘くなりがちである。
論理的展開の甘い文章の修正は、係り受けの不備をあぶりだすことに尽きる。それには、副詞句や形容詞句を省いて主文の構成を明確化するのも一方法である。それに加えて、接続詞の使い方に注意する。きれいな論理的文章ほど接続詞は少なくて済む。
ワープロ時代の技術文章、的確な図表を用いての判る説明が案外少ないのだ。
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