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Ccimg 図は変形カレントミラー回路。電流比が大きいときに有用である。Q1側が基準、Q2側がミラー。
構成はエミッタ抵抗のあるダイオード接続したトランジスタQ1とインバーテッドダーリントン接続のQ2、Q3で、Q2およびQ3のエミッタに抵抗が接続されている。
この回路は、電流比が極端に大きくとも、温度依存性の少ないカレントミラー回路が得られる。
アナログエンジニアのオリジナル回路で、個別部品で組む回路では実績がある。
Q1のエミッタ電流とほぼ同じ電流を、Q3のベース・エミッタ抵抗を適宜選択して、Q1とQ2のVBEを等しくする。
インバーテッドダーリントン側(Q2、Q3側)の方が10-100倍程度電流が大きいとき、この回路の特徴が良く発揮される。電流の大部分はQ3を流れ、自己加熱の影響も少なく、付加的な電圧降下も少ない。
この回路は2昔前に、必要があって工夫したものだが、個別部品回路としては温度影響も比較的少なく、かつQ3に大面積のトランジスタを要しない。
ニーズがあって、工夫が生まれる。目的があって発明が生まれる。工学は実現を目指す。
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