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014 ←秋の気配のする花。
数日前、ふと思い出して現役世代の回路屋さんに電話した。
電話の中で、製造業の設計者の2極化の話がでた。Aさんは、B株式会社のアナログ回路もデジタル回路もこなす設計者で、自宅に基板試作の部品、道具、測定器も保有する方である。
明るい声ではあったが、話の内容は結構深刻。それで、日程調整してリアルで会うことにした。久しぶりで会いたかった。
一昨日、その友が、「我が家のさち」のいない自宅に来訪、2人で種々の話しを交わした。
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最近、種々のメディアを読んで感じることがある。物つくりの源流である設計段階で、設計者の2極化が始まっているようだ。
実働の設計者と製品の目標仕様のみを提示する設計者との分化が進行していると感じる。仕様のみを提示する設計者?は本当に設計者なのか。
そのようなことが生じている会社の多くは派閥力学の中で、出世コースに乗るか、外れるかがが決まるケースが多い。典型的な大企業病である。
一方、設計も含めて徹底した現場主義、実績主義を貫いている会社も大小を問わず存在する。このような会社では、各人がリスクを背負って課題の早期発見が可能であり、その課題の解決が新しい製品開発に繋がる。
アナログエンジニアは声をかけるだけの人間は基本的に信用しない。部下に自分の設計のやり方を伝え、本人は自分にとって未知の課題に取り組む技術者がいなければ、船頭ばかりの組織になってしまう。私は、自分で自分を訓練しようとするエンジニアにエールを送りたいと願う。
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