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002 ←景品のスケルトン電卓を展開した写真。
照明用麦球がいくつか付いている。
モノつくりでしか生きていけない日本で,モノを作る若い世代が減少している。
時代の流れか・・・。
資源高,食料高,少子高齢化は長期的に見れば,日本の必定。それに低炭素化世界の到来。
世界の富の再配分の時代。何をすべきかはわかっているつもりだが,なにが出来るかは私にはよく見えていない。
それに対応する有効な長期的施策は政府・官僚からは見えてこない。出てくるのは不祥事,言い訳ばかり。大学の研究者的訓練だけが,総てではない。学会発表・論文の多くは,技術の光は述べるが,影の部分に切り込む著述は足りていない。研究者を育てる訓練と,設計者を育てる訓練とはかなり異なる部分がある。それ故,大,中企業ではかなりの教育を何年もやっている筈だ。
・・・・
大学全入,アナログエンジニアは貴重な税金を投入して総ての大学を今の形態で救済・維持する必要はないと考えている。高校数学の初歩もできない理系人間にも国費を投じて,無駄に近い訓練を施し続けるのか。むしろ,モノつくりを体得させる形態があってもよいと思う。
高校で最小限必要なスピードで学ぶことができなかった人は,むしろ,匠の世界で修練する方が幸せかもしれない。
匠の世界は根気と根性と感性で勝負できる世界である。そこにも美しい世界がある。
今,子供を一人,下宿させて私立大学の理工系で学ばせると,親が大卒新人を直接一人雇っているくらいのお金がかかる。2人なら,大企業の部長クラスでも負担するに容易ではない膨大な金額である。
高齢化の問題は,医療・介護に多くの医療・福祉関係のコストを要するが,政界からはその財源構想が見えてこない。官僚システムの効率化は当然だろうが,その後に増税が来るのが筋で、社会インフラの劣化とともに維持補修も数年後には重い負担となるだろう。
人口1億の食料も含めて無資源国である日本が,その数倍・10倍の人口を持つ国の住民のハングリー精神と選抜された資質の集団に伍していけるか。日本の戦略を知恵を出し合って考えることが大切だと思う。
幸いなことに,再びハングリー精神とあくなき探究心を持ち,一生懸命学び鍛えている若年層が増えている。そこに希望の光が見える。
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