←庭の雑草:どくだみの花。
以下は素人的素朴な疑問である。
日本では超伝導磁石を用いた高速鉄道が研究されている。
金属系超伝導コイルを,超伝導状態に維持するには液体Heが必要だと思うが。
地上には超伝導磁石のピッチ(間隔)に対応した膨大なCuのコイルとパワー半導体によるインダクタンス負荷の制御装置が必要だと思うが。
He,Cu,ニオブの資源量は大丈夫なのか。
液体Heが高価であることは承知している。長編成の列車を実用的に走らせるにはまだ数々の技術課題があるだろう。しかし,リニア設備に伴う資源の問題に関する情報はあまりにも少ない。Heひとつにとっても,車載の液体He温度まで冷却する装置の電力を軌道側コイルから得るにはそれなりの技術が必要であるが,この辺の技術はできているようである。
地上10cmに電磁力で浮上させ,それと同程度に左右の軌道制御を行うことはJRが選んだ道である。常電導コイルを利用した他国の道とは異なる。
現在では夢のリニア新幹線,技術も資源も開示されている情報は,プロジェクトの規模に比べ少ないような気がする。東京-名古屋間を時速560kmで結ぶ。実用化されたときに運賃は一体いくらになるのだろうか。
しかも、最近の報道では、時期は明示されていないが、リニア新幹線開通の暁にはのぞみは少なくとも品川-名古屋間が廃止になるとのことである。
それにしても,公表された3ルートの2つが異常に曲げられているのが気にかかる。
本来の目的からすれば、工事費が最も安く、最短ルートの選択が妥当だと素人的には思える。
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makoさん こんばんは
温暖化だけが未来の課題ではないと思います。Heの供給国はアメリカですが、最新の材料などは多く希少資源を使っています。ハイブリッドカーにしても電気自動車にしても、電池にかなりの資源が必要でしょう。
投稿: 5513 | 2009年8月11日 (火) 19時38分
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MRI開発時にHeの不足が取りざたされたことがある。
その後、アメリカには無尽蔵と聞いて安心した。
MRIでの消費量は大したことないし・・
しかし、鉄道に使うとなるとその消費は膨大、消費量を抑える新技術が必要でしょうね。
投稿: mako | 2009年8月 9日 (日) 19時29分