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センシングに使用するアナログ回路では,データーの収集間隔を連続である必要性の無い用途も多くある。
励起電力を必要とするセンサ類では,センシングに必要な場(電場,磁場)を安定化するための電力も大きい。
必要とするデーター間隔が長ければ,回路をアクティブにする時間比率を少なくすれば少エネが直接実現できる。その際必要となるタイマーはCMOS ICで簡単に実現できる。もっとも安直な少エネの方法である。
この方法では頻繁にアナログ電子回路のON・OFFを繰り返す。従って,アナログ回路の過渡的な挙動を解析し,アクティブにした後に出力が整定した後サンプリングする必要があるが,複数のデジタルタイマーを使用すれば困難な課題ではない,
アナログエンジニアの得意とする精密アナログ回路においてもこの手法は使われる。間歇動作を行うには,安直には電源をパワーーFETでON・OFFすることであるが,この手の素子は近年非常に発達してきている。
間歇動作をさせるなら,高速整定能力がアナログ回路に問われる。消費電力が大きくとも電源投入後の整定時間が短ければ少エネ効果は大きい。
そこで問題になるのは,着目する時間でのS/N比である。この制約条件は回路の1/fノイズと電荷の量子論的揺らぎの定量推定が課題となる。微小信号をアナログ量として扱うには,帯域を絞り時間をかける以外には簡単な解はない。
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