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安定化電源は原則として負荷短絡に対する保護がなされれる。
2系統の電源を用いる際には,たとえば+15Vと-15Vの電源で+15V-GND間,-15V-GND間の短絡に対しては,ふつう短絡保護がなされている。
しかし,+15Vと-15Vの短絡保護がなされているとは限らない。
+15V系と-15V系の線間短絡が生じると,制限電流が少しでも大きな系の方は正常な電圧を保ち,小さな系は出力電圧が絞り込まれる。
この際に安定化電源回路の出力コンデンサに逆電圧がかかる。
出力コンデンサが有極性であれば,線間短絡時にそのコンデンサが連鎖破損する。保護法はそれぞれの系の出力に逆ダイオードを挿入しておくことであるが,必ずしも線間短絡保護がなされてはいない。
複数電源を使用する際には,総ての短絡モードに対して防御しておくべきであると考えるアナログエンジニアである。
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