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Photo ←キルヒホッフの演習問題例
直流回路での,オームの法則とキルヒホッフの法則を用いる演習問題例。
直流回路では,電圧源の電流,抵抗に掛かる電圧と電流,定電流源の電圧が向きを含めて判明したとき,回路が解析できたと考える。
これらの値と向きを式で表すことがこの演習問題である。向きは各自で正の方向を決めさせる。
この問題は,向きを強く意識したオームの法則と,キルヒホッフの法則をきちんと理解していないと解けない筈である。
定電流源I1の位置が厳しいので,適度の計算量もある。
もちろん,定電圧源の電圧,抵抗の値,定電流源の電流は文字のまま与えられている前提である。
回路ループは2つであるが,このクラスの問題を文字式のまま解ききる訓練が今の高専・大学で行われているとはとても思えない状況である。大学で電気・電子を教えていらっしゃる方がこのような基本的問題を学生に試してみると得るところは必ずあると考えるアナログエンジニアである。
なお,定電流源I1が電圧源ならば,この問題は相当易しくなる。
技術のブラックボックス化が進行している今,このような基本的問題を確実に解ける訓練も必要ではないか。
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