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オペアンプを用いた反転加算器はn入力でも使用できる。
しかし,回路定数の最適値は2入力の場合とは少し異なる。
入力の重みが等しければ,オペアンプのバイアス電流は1/(n+1)で影響し,オフセット電圧の影響は(n+1)倍される。従って,抵抗値の選択およびオペアンプの選択は当然異なってくる。
また,実際に符号の異なる入力信号群を扱う際には,実質的に大きな減算を行うので,抵抗比はより精密さを必要とする。
素子感度が1以上になる箇所は,実質的に大きな減算を行う部分では必ず生じる。その場所に,必要な精度を持つ抵抗とオペアンプを使えるのがプロとしての技量である。
低レベルの大きな減算を行い増幅する回路の切り札は計測増幅器である。オペアンプを3個使用しても引き合うだけの場面もある。
実質的な減算やレベルシフト回路などは慎重に扱うべき回路の代表例と言えよう。
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