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【ラグビーW杯】今大会で出場なしは5人 藤井NTDが総括「主軸の選手すら試合数が少なかった」

[ 2023年10月9日 20:44 ]

トゥールーズで会見した藤井ナショナルチームディレクター
Photo By スポニチ

ラグビーW杯で1次リーグ敗退に終わった日本代表は、アルゼンチン戦敗戦から一夜明けた9日、ナントから陸路でパリに移動する。出発前には、強化部門を担当してきた藤井雄一郎ナショナルチームディレクターが会見し、今大会を総括した。

大会登録選手は前回までの31人から、今回は33人となり、日本は負傷離脱したWTBセミシ・マシレワ(花園)に代わり追加招集されたFB山中亮平(神戸)を含め、計34人がW杯に臨んだ。そのうち、1次リーグ全4試合で一度も起用されなかった選手は5人だった。

W杯までの4年間の試合数も強化に影響している。15年大会までの4年間は計53試合、19年大会までの4年間は計33試合。だが、今大会までの4年間においては、新型コロナウイルスの影響で20年の活動が一切できなかったこともあり、わずか22試合だった。W杯イヤーの今年だけだと6試合での強化と調整を強いられた。

藤井ディレクターは「主軸の選手すら試合数が少なかったので、彼らに試合数を積ませたかった。経験を積ませるまでの余裕がなかったのが現状」と説明し、「国際経験を積ませてあげられる環境を作っていくのが一番。(代表)ヘッドコーチの仕事は全体の底上げはではなく、今いるスコッドをどう強化するか。どうやってそこにいい選手を送り込むかっていう構造をつくっていかないといけない。(日本)協会が進めるべきことじゃないかと思う」と指摘した。

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