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【伊勢原巡業】王鵬「立ち合いが課題」豊昇龍との三番稽古で収穫 大勝ちして本場所での再戦目指す

[ 2023年10月9日 17:35 ]

豊昇龍(左)と三番稽古を行った王鵬(撮影・前川 晋作)
Photo By スポニチ

大相撲の秋巡業が9日、神奈川・伊勢原市体育館で行われ、幕内・王鵬(23=大嶽部屋)が計12番の申し合い稽古を行った。

幕内の申し合いで4番取った後、大関・豊昇龍(24=立浪部屋)と連続で8番。最初の2番は相手が準備運動不足だったこともあったが、馬力で一気に押し出す完勝。「立ち合いしっかり当たれれば(自分の)相撲取れるけど、踏み込まれると何もできない。立ち合いが課題」と収穫を得た。

同学年同期の豊昇龍とはかつてライバル関係にあった。高校時代に2度対戦しており、プロ入り後は前相撲、序ノ口、幕下で計3度対戦。その後は豊昇龍に出世で先を越され、4年ぶりの顔合わせとなったのが昨年の九州場所だった。その時は王鵬が勝利。以降、本場所での対戦はないが、巡業の稽古で何度か肌を合わせてきた。

大関からの指名については「ありがたい一心」と感謝。秋場所は西前頭7枚目で5勝10敗だったため、九州場所(11月12日初日、福岡国際センター)は平幕下位から出直しとなる。「大勝ちしたり番付上位に定着したりしないと(大関とは)当たれないので」と、優勝争いを演じる大活躍で上位戦が組まれた昨年九州場所の再現を見据えた。

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