[フレーム]
新聞購読とバックナンバーの申込み

【世界相撲】史上初!各部門・各階級の日本代表18人全員がメダル獲得 開催国が強さ示した

[ 2023年10月9日 07:47 ]

団体戦も含め出場した21人全員がメダルを獲得した世界相撲選手権の日本選手団(撮影・前川 晋作)
Photo By スポニチ

世界相撲選手権大会が8日、東京都立川市のアリーナ立川立飛で行われた。20年以降はコロナ禍で中止が続いており、大阪府堺市で行われた19年以来4年ぶりの開催。前日に行われたジュニアの部(高校生以下)も含め、出場した日本代表選手全員(18人)が3位以内に入ってメダルを獲得した。

男子軽量級(85キロ未満)の奥知久(日体大3年)は、準々決勝でウクライナのセミクラスに敗れたが敗者復活戦で2勝し、3位決定戦も勝って銅メダルを獲得。女子軽量級(65キロ未満)の山下寧々(静岡・焼津中央高2年)は、準決勝で敗れてからの3位決定戦を制した。

女子中量級(73キロ未満)の長谷川理央(慶大2年)は、優勝したウクライナのコレスニクに準決勝で敗れ、3位決定戦へ。悔しさを晴らす一気の押し出しで快勝したが、勝った瞬間に悔し涙があふれた。女子軽重量級(80キロ未満)の奥山命(24=社会福祉法人あいむ)は、初戦で敗れてから敗者復活戦を勝ち上がり、3位決定戦でアメリカの選手を押し出した。

男子無差別級には、昨年の全日本選手権準優勝の松園大成(25=長崎県教員)が出場。昨年のワールドゲームズ無差別級3位のベレシウク(ウクライナ)と1回戦で対戦し、1分を超える大熱戦の末に寄り倒しで敗れた。そこから敗者復活戦を3勝して勝ち上がり、3位決定戦ではジョージアの選手を一気に押し出し。この日個人戦に出場した日本代表10人全員がメダル獲得を果たした。

世界選手権でシニアとジュニアの男女全ての部門で日本選手が入賞するのは史上初の快挙。開催国のプレッシャーもある中で、チーム・ジャパンが強さを示した。

続きを表示

スポーツの2023年10月9日のニュース

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /