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【ラグビー】関学大SO斉藤綜馬、キック全7本決めて開幕3連勝呼ぶ 亡き母の言葉が原動力

[ 2023年10月9日 07:59 ]

摂南大戦で17得点を挙げた関学大・斉藤
Photo By スポニチ

ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第3節の2試合があり、関学大は37―21で摂南大を下し、5季ぶりとなる開幕3連勝を飾った。SO斉藤綜馬(4年=関西学院)が計7本のキックを全て成功させて17得点を挙げ、勝利に貢献。一方の摂南大は開幕3連敗となった。昨季王者の京産大は26―22で立命大に競り勝ち、開幕3連勝とした。

斉藤の右足が関学大に開幕3連勝をたぐり寄せた。前半8分に先制トライを許しながら、同24分、同33分とPGを成功。これで反撃ムードを高めると、逆転後のPGを含め、計7本のキックを全て沈めて17得点を叩き出した。ここまでの3試合で21本中20本を決めるなど抜群の安定感を誇る背番号10は「キックは一番、練習してきた」と胸を張った。

昨年8月の菅平合宿で左足首脱臼、左腓骨骨折などの大ケガを負い、二度の手術を余儀なくされた。約9カ月を要して復帰した今、心の支えとなっているのが亡き母・典子さん(享年52)への思いだ。今季の開幕を控えた8月31日、以前から患っていた病気で天国へ旅立った。語りかけてくれていた「あんたのラグビーを見るのが一番、楽しい」という言葉を忘れることはない。

昨季は4位に終わり大学選手権出場を逃した関学大だが、今季の目標は9季ぶりの関西制覇に定めている。「一戦一戦、大切にしていく意識は強い。(母も)絶対に見てくれていると思うので」と斉藤。白星を積み重ね、頂点へと突き進む。

◇斉藤 綜馬(さいとう・そうま)2001年(平13)11月15日生まれ、兵庫県出身の21歳。関西学院中、関西学院高を経て関学大に入学。3兄弟の次男で、兄はリーグワン3部・江東に所属するプロップ斉藤遼太。1メートル70、81キロ。SO。

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