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【世界水泳】16歳・成田実生8位「差があるなと感じた」400M個メ、日本女子は個人種目メダルなし

[ 2023年7月30日 21:11 ]

水泳世界選手権第17日 ( 2023年7月30日 福岡 )

女子400メートル個人メドレーで8位に終わる成田(右)(左は優勝したマッキントッシュ)(撮影・平嶋 理子)
Photo By スポニチ

女子400メートル個人メドレー決勝が行われ、成田実生(16=金町SC)が4分42秒14で8位だった。競泳日本女子は昨年に続き2大会連続で個人種目メダルなしに終わった。

最初のバタフライから上位陣から大きく離される苦しい展開。100メートルのターンで8番手に落ちてから、最後まで順位を上げることができなかった。優勝したマッキントッシュ(カナダ)は同い年。「まだまだ差があるなと感じたレースだった。たくさん応援をしていただいたのに、ベストタイムから遅れて凄く残念」と振り返った。

昨年の世界ジュニア選手権で3冠を達成した16歳のホープが初めて世界選手権の決勝に挑んだ。センターレーンを泳いだ世界記録保持者のマッキントッシュは憧れの存在。予選も同組で泳ぎ、必死に食らいついて全体3位に入った。「3位通過は想定外。エントリータイムが9番だったのでびっくりしています。決勝は今大会の良い締めくくりとなる泳ぎをしたい」と決勝のスタート台に向かった。

今季は日本代表の遠征や合宿で淑徳巣鴨高の先輩でもある池江と同部屋となる機会が多く意気投合。お風呂で一緒に歌ったり、移動の車で膝の上に座らせてもらうなど妹のように可愛がられた。バタフライで水をキャッチする際に手の力を抜くように助言を受けるなど日本屈指のスイマーから技術を吸収。レース前には五輪平泳ぎ2大会連続2冠の北島康介を育てた平井伯昌コーチから「周りは気にしないで泳ごう。自分でやると決めたことをやるのが大事」と助言を受けた。

背泳ぎが得意で、癖のない美しい泳ぎが持ち味の16歳。「悔しい気持ちを忘れずに、パリに向けて頑張りたい」。世界の決勝舞台での経験を生かして、来夏のパリ五輪での飛躍を目指す。

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