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新大関・豊昇龍 貫禄の後輩指導 雷親方から依頼されて獅司にハッパ

[ 2023年7月30日 04:22 ]

愛知県豊田市での夏巡業に参加した新大関・豊昇龍
Photo By スポニチ

大相撲の夏巡業が29日、愛知県豊田市で始まり、名古屋場所で12勝し、初優勝と大関昇進を果たした豊昇龍(24=立浪部屋)も参加した。十両・獅司(26=雷部屋)に腕立て伏せのやり方などをアドバイス。支度部屋や風呂が大関待遇になっただけでなく、看板力士となった自覚をにじませた。

幕内力士による申し合いが行われた土俵下で、身ぶり手ぶりによる指導が始まった。獅司の師匠・雷親方(元小結・垣添)から依頼されたという豊昇龍は「腕立てくらいできないとダメ。できなくて、どう押すのか」とハッパをかけた。幕内の宇良(31=木瀬部屋)に胸を出したぶつかり稽古では、「新大関」と場内で紹介され「うれしかった。いろんな方から大関と呼ばれて大関だなと感じる」と笑みを浮かべた。

ただし、新大関場所は難関として知られる。豊昇龍以外に計7人いる現役の大関経験者のうち、新大関場所の優勝者はおらず、3人が途中休場して負け越している。「番付は変わっても対戦相手は同じ。体もつくっていきたい」。秋場所番付発表前日の8月27日まで続く夏巡業。その成果が新大関場所へ直結するとあって、さらなる鍛錬を誓った。

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