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【沼津巡業】翠富士「小さい子もどんどん挑戦してほしい」母校・飛龍高の後輩たちにエール

[ 2023年7月30日 20:47 ]

照ノ富士(左)の胸を借りてぶつかり稽古を行った翠富士(撮影・前川 晋作)
Photo By スポニチ

大相撲夏巡業が30日、静岡・沼津市総合体育館で行われた。

地元・静岡県焼津市出身の幕内・翠富士(26=伊勢ケ浜部屋)は、ぶつかり稽古で部屋の横綱・照ノ富士(31=伊勢ケ浜部屋)の胸を借りた。「腰が少し痛かったので外でファンサービスに集中していた」とこの日は申し合い稽古には参加しなかったが、横綱の指名を受けて急きょ土俵へ。「めちゃくちゃ重かったです」と、たじたじだった。

関取衆の稽古後には、母校・飛龍高相撲部の後輩たちに胸を出した。幕内最小兵1メートル71、116キロの翠富士は、自身より身長体重ともに大きな1メートル85、160キロの益子拓也(1年)のぶつかりを受けると土俵下まで一気に押される場面も。「全然残せなかった。今の高校生は強いな」と苦笑いしていた。そして「みんなプロに入ってきてほしい。小さい子もどんどん挑戦してほしい。うちの部屋に入ってもらえればありがたいなと思います」とエールを送った。

静岡県内で行われる巡業は19年の秋巡業以来。20年春場所で関取昇進を果たした翠富士にとっては、初めての地元巡業だった。「声援がいつもより多くてうれしかった。地元感が強かったですね」。高校3年間を過ごした沼津に幕内力士として凱旋し、感慨深い様子だった。

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