[フレーム]
新聞購読とバックナンバーの申込み

バドミントン男子複 ホキコバが日本勢初V王手!小林「史上初を貪欲に狙っていく」

[ 2023年7月30日 04:22 ]

バドミントン ジャパン・オープン第5日 ( 2023年7月29日 東京・国立代々木競技場 )

男子ダブルスで決勝進出を決め、喜ぶ保木卓朗(奥)と小林優吾
Photo By 共同

各種目の準決勝が行われ、男子ダブルス世界ランキング5位の保木卓朗(27)、小林優吾(28)組(トナミ運輸)が同7位の中国ペアを2―0で退け、同種目の日本勢初優勝に王手をかけた。混合ダブルス東京五輪銅メダルの渡辺勇大(26)、東野有紗(26)組(BIPROGY)は世界ランク1位の中国ペアに2―0で勝ち、2年連続の決勝進出。30日の最終日に各種目の決勝が行われる。

勝利の瞬間、2人とも思わずラケットを放り投げた。保木、小林のホキコバ組はわずか37分で準決勝を切り抜け、小林は「心の底からうれしさがこみ上げた」と振り返った。

約2カ月前の国・地域別対抗戦スディルマン杯で逆転負けした難敵に真っ向勝負を仕掛け、序盤からスピードで押した。「気持ちを入れて一点一点全力で取りにいこうと思った」と保木。第2ゲーム終盤には5連続失点を喫したが、最後は小林の強打で振り切った。

東京五輪金メダルの台湾ペアと激突するジャパン・オープン決勝は、特別な意味を持つ。82年から始まった自国の舞台ながら男子ダブルスで優勝した日本勢は不在。歴史を塗り替えるチャンスに小林は「自分たちは史上初が好き。史上初を貪欲に狙っていく」と気合を入れた。

≪ワタガシも王手≫混合ダブルス準決勝で渡辺、東野組が過去4勝13敗だった苦手を撃破した。狙われた前衛の東野が好レシーブを連発。東野は「踏ん張って踏ん張って流れが来た」と語り、渡辺も「シンプルだが我慢を途切れずにできた」と振り返った。決勝では、混合で日本勢初となるジャパン・オープン制覇を懸け、世界ランク3位のタイペアと2年連続で激突する。渡辺は「チャレンジャー精神でいく。どれだけ向かっていけるか」と決意を込めた。

≪世界1位の壁も...奈良岡は収穫4強≫男子シングルス準決勝で奈良岡は世界ランク1位の強敵にあっさり敗れた。長身から繰り出される強打に対応できず、ワンサイドの展開。第1ゲーム序盤に腰など複数箇所に痛みも出たといい「100%でできれば良かったが、連戦も疲れもあった。今できる全力はできた」と語った。敗れはしたが、世界ツアー3大会連続4強は収穫。来月の世界選手権(デンマーク)でのメダル獲得に向け「一戦一戦頑張りたい」と語った。

続きを表示

この記事のフォト

スポーツの2023年7月30日のニュース

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /