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北海道 連敗も収穫 大坂主将「コミュニケーションが増えましたし、チームらしくなってきました」

[ 2023年7月30日 06:00 ]

四国に敗れた北海道の選手たち(左)
Photo By スポニチ

ラグビーの「KOBELCO CUP2023」は29日、長野県上田市の菅平高原で第13回全国高等学校女子合同チーム大会(特別協賛・KOBELCOグループ)のリーグ戦が行われた。北海道は四国に0―17で敗れ、東北と戦った28日の初戦に続いて2連敗となった。関東は中国を5―3で、近畿を26―0で破って開幕3連勝。優勝に王手をかけた。30日は、女子のリーグ戦の残りと男子の第19回全国高等学校合同チーム大会のU17、U18決勝リーグ戦が行われる。

"ラガール"の戦いも熱い。15人制の女子大会は各地区のレベルを考慮し、17年から上位の「決勝リーグ」、下位の「育成リーグ」で争われる。育成リーグの北海道は四国に0―17で敗戦。28日の初戦に続いて2連敗を喫したが、下を向く選手は一人もいない。札幌山の手3年のフランカー大坂咲来主将は前向きに捉えている。

「初戦に比べてコミュニケーションが増えましたし、チームらしくなってきました」

15人制が採用されたのは15年から。以降、北海道は関東などとの合同チームで出場していたが、昨年から単独で出場できるようになった。北の大地でも、ラグビー熱は少しずつ上昇している。今大会は、まだトライも得点もゼロ。30日は北信越と対戦する。悲願の今大会初勝利へ――。将来の目標にW杯出場を掲げる主将は、全力でトライを奪いにいく。

《開幕3連勝王手》<女子関東>開幕3連勝で優勝に王手をかけた。28日の初戦に続いて、この日は中国と近畿を撃破。近畿戦で先制トライを挙げたのがSH山本梨月(関東学院六浦2年)だ。前半4分、敵陣ゴール前のラインアウトからモールを押し込み、最後は右中間へ飛び込んだ。ニュージーランドへのラグビー留学から帰国したのは今月17日。王国で3カ月間、鍛錬を積んだ。SOも経験したことで視野が広がったという。優勝に王手をかけたが「目の前の一戦に集中したい」と表情を引き締めた。

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