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チェスに最年少世界王者誕生! インドの18歳「夢が現実になってうれしい」 モディ首相も祝福

[ 2024年12月13日 14:50 ]

チェスの世界選手権は12日、シンガポールでシリーズ最終戦が行われ、18歳のグケシュ・ドマラジュ(インド)が王座防衛を狙った丁立人(ディン・リーレン、中国)を破り、最年少世界王者となった。従来の記録は1985年から2000年まで世界王者として君臨したガルリ・カスパロフ(ロシア)の22歳だった。

ドマラジュは7歳でチェスを始め、19年1月に当時歴代2位の若さとなる12歳7カ月で国際連盟が認定する最高段位「グランドマスター」を獲得。22年のチェスオリンピックで金メダルを獲得し、今年の同大会では個人と団体で2冠に輝いた。今年4月の候補者決定トーナメントで丁立人への挑戦権を得ていた。

勝利を決めた瞬間、涙を流してバンザイしたドマラジュは「この瞬間を10年間夢見てきた。夢が現実になってうれしい」と語った。インドの世界王者は13年まで王座に就いていたビスワナタン・アナンド以来2人目で、ドマラジュを指導するアナンドは「チェスとインドにとって誇らしい瞬間だ」と自身のX(旧ツイッター)に投稿。インドのモディ首相もXで「チェスの歴史に彼の名前を刻んだだけでなく、何百万人もの若者に大きな夢を抱かせた」と祝福した。

なお、チェスでは今年1月にセルビアのレオニード・イワノビッチが8歳11カ月でグランドマスター撃破の最年少記録を樹立。2月にはインド出身でシンガポール在住のアシュワス・カウシックが8歳6カ月で最年少記録を更新と、"天才少年"が次々と出現している。

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