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韓国・チェジュ航空 代表が日本語声明を発表 務安国際空港での旅客機事故「最高経営責任者として...」

[ 2024年12月30日 09:17 ]

JEJU air(チェジュ航空)X(@jejuairjapan)から

乗客乗員計181人を乗せた韓国のチェジュ航空機が29日午前9時(日本時間同)ごろ、韓国南西部全羅南道の務安(ムアン)国際空港で着陸に失敗し空港の外壁に激突して爆発、炎上した。消防当局は179人の死亡を確認。機体の後部から乗員2人が救助された。同社は日本の公式SNSを通じ、日本語でメッセージを伝えた。

韓国国土交通省などによると、タイ・バンコクを出発した事故機はこの日午前8時半ごろ、務安に到着予定だったが、同8時59分ごろに救難信号を発信。着陸装置が正常に作動せず、滑走路に胴体着陸した。着陸時、機体最後部から接地し、火花と煙を上げながら直進。ほとんど減速できないまま滑走路を突き抜け正面から空港の外壁に激突した。激しい爆音とともに火柱と黒煙が上がり、機体は尾翼部分を残して大破した。韓国メディアによると、同国内で発生した航空機事故で最悪の被害となった。

同社は29日夜、代表取締役社長キム・イベ氏名義で日本のXを更新し「まず初めに、チェジュ航空をご愛顧いただいているすべての皆さまに、心よりお詫び申し上げます」と謝罪し、「2024年12月29日午前9時3分頃、バンコク発務安行き7C2216便が務安国際空港に着陸する際に火災が発生いたしました。何よりも、この事故により尊い命を失われた搭乗者の皆さま、そしてご遺族の皆さまに深い哀悼の意とお詫びの言葉を申し上げます」と記した。

「現時点では事故の原因を特定することは難しく、関係政府機関による正式な調査結果を待っている状況です。しかし、事故の原因にかかわらず、最高経営責任者として責任を痛感しております」とつづり「私たちチェジュ航空は、一刻も早い事故の収束と、搭乗者のご家族への支援に全力を尽くしてまいります。また、政府と協力し、事故原因の究明にも全力を尽くして取り組む所存です」と宣言。

「改めて、この事故で尊い命を失われた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げるとともに、ご遺族の皆さまに深くお詫び申し上げます」とした。

◇最近の主な航空機事故
▼14年3月 南シナ海上空でマレーシア航空機(乗客乗員239人)が消息絶つ。その後インド洋の島で残骸発見
▼同7月 ウクライナでマレーシア航空機撃墜、298人全員が死亡
▼18年10月 インドネシア・ジャカルタ沖でライオンエア機が墜落。乗客乗員189人全員が死亡
▼22年3月 中国広西チワン族自治区で中国東方航空機が墜落、乗客乗員132人全員が死亡
▼24年1月 羽田空港で日航機と海上保安庁の航空機が衝突。日航機の乗客乗員379人全員脱出、海保機は5人死亡
▼今月25日 カザフスタンでアゼルバイジャン航空機が墜落、38人死亡

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