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韓国航空機事故 車輪降下装置不具合との関連は?専門家「聞いたことがない」

[ 2024年12月30日 04:35 ]

韓国南西部全羅南道の務安国際空港で炎上する航空機(ロイター)
Photo By 共同

乗客乗員計181人を乗せた韓国のチェジュ航空機が29日午前9時(日本時間同)ごろ、韓国南西部全羅南道の務安(ムアン)国際空港で着陸に失敗し空港の外壁に激突して爆発、炎上した。消防当局は179人の死亡を確認。機体の後部から乗員2人が救助された。韓国メディアによると、同国内で発生した航空機事故で最悪の被害となった。

事故機のボーイング737―800は左右の主翼にエンジンを1機ずつ搭載している。航空評論家の青木謙知氏は「鳥の大きさなど条件によるが、バードストライクが起きても基本的にエンジンはすぐに停止しない」と指摘。「エンジンが1機機能していれば飛行、着陸できる」とした。

事故機は着陸時に車輪が出ず胴体着陸を試みたとみられるが「バードストライクとの因果関係はないのではないか。緊急時には、ロックを解除すれば、車輪は重さで下りるようになっている」と説明。

「バードストライクでエンジントラブルが起きたのかもしれないが、エンジントラブルと車輪を降下させる装置の不具合が関連したケースは聞いたことがない。複数のトラブルが別の理由で同時に起きた可能性はある」と話した。

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