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【J1昇格PO】仙台は4季ぶりJ1復帰ならず 森山監督「あと一歩力が足りなかった。本当に残念」

[ 2024年12月7日 16:07 ]

明治安田J2リーグ・J1昇格プレーオフ決勝 仙台―岡山 ( 2024年12月7日 岡山・シティライトスタジアム )

&l×ばつ仙台> J1昇格を逃し、肩を落とす仙台イレブン (撮影・後藤 大輝)
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ベガルタ仙台の下克上はならなかった。J2の今季3〜6位のクラブで争うJ1昇格プレーオフ(PO)決勝が7日に行われ、仙台(J2・6位)がアウェーで岡山(同5位)に0―2で敗戦。就任1年目の森山佳郎監督(56)指揮の下、4季ぶりのJ1復帰を逃した。

アウェーの地で、仙台は前半20分にゴール前の混戦から浮き球のシュートを決められて失点。このまま0-1でハーフタイムを迎えた。

後半8分にはMFオナイウのドリブル突破から絶好機を迎えたが、シュートは相手GKブローダーセンに阻まれた。同16分に痛恨の失点。最後まで諦めずに戦い続けたが1点が遠かった。

試合後、森山監督は「あと一歩、正直力が足りなかったかなという思いですね。退団する人もいたり、いろいろ難しい状況の中でみんながチームのために忠誠心、献身性を持って一つになれた。ハードワークして頑張ってここまでたどり着いたのは誇らしい。みんなに感謝です。サポーターのみなさんもここに来るまでにいろんなことをやっていただいたのも見聞きしていた。そういう方達と喜びをともにしたかったんですけど、まだまだ甘いぞと神様に言われたのかな」と悔しそうに話した。

後半から開始からMFオナイウを投入した理由については「後半また相手が前から来るだろうなというところでひっくり返せれば。チャンスも数度あってそこで決まっていればというシーンもつくれた。多少、機能はしたかなというところですね」と説明した。

この試合の敗因については「ファジアーノの木山監督は大学の後輩で、5度目の挑戦。ファジアーノも2年前に悔しい思いをした。昨年神谷選手とか竹内選手がエスパルスで悔しい思いをした。そういう覚悟は僕らにもあったんですけど、上回られてしまったかな。木山監督、ファジアーノに関わるみなさんにおめでとうと言いたいです」と分析した。

サポーターに向けての言葉を求められると「僕らの一番の目標というのはJ1昇格というのもありますけど、僕はそれよりも地域に必要とされ、愛され、応援されるクラブが最初。そういう意味では今年1年間いろんなところで応援してもらえる機会が増えた。今回もたくさんのサポーターの皆さんが夜なべをしてフラッグを作ってくれたり、いろんなことをしていただいているのを知っていました。今日もたくさんの方がチケットを取れなくていても立ってもいられずこの地まで足を運んでくれたみなさんがいた。チケットがどうにかならなかったのかは非常に申し訳ない。ソトから応援してもらっていたみたいですし、仙台でもPVでたくさんの方に応援してもらった。そういう皆さんに勝利をお届けできなかったのは本当に残念」と話した。

昨季はシーズン終盤に失速し16位。巻き返しを狙った今季、就任1年目の森山監督が求めたのは豊富な運動量だ。MF郷家が「昨年の自分たちは走ることが全く見られない戦いばかりだった。キャンプから土台作りをした」と課題と向き合い、今季はPOという最終盤で粘り強さを発揮した。

リーグ戦順位がPO進出チームの中で下位のため、ドローでは敗退という状況でも準決勝ではリーグ3位の長崎を撃破。しかし、決勝では下克上再現はならなかった。

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