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「吉田喜重監督」特集上映10月29日から すべて英語字幕付き 船橋淳氏、カペル氏らのトークショーも

[ 2024年9月25日 20:29 ]

「映画監督 吉田喜重」のポスター
Photo By 提供写真

国立映画アーカイブは、第37回東京国際映画祭との共催企画「TIFF/NFAJ クラシックス」として、2022年12月8日に永眠した吉田喜重監督(享年89)の特集上映を10月29日から11月3日まで、東京・京橋の国立映画アーカイブ長瀬記念ホールOZUで開催すると25日、発表した。

吉田監督は松竹大船撮影所に入社後、「ろくでなし」(1960年)で監督デビュー。一躍「松竹ヌーベルバーグ」の旗手として注目を集めた。「秋津温泉」(62年)や「嵐を呼ぶ十八人」(63年)などを発表した後の64年に松竹を退社。現代映画社を中心とする独立プロに活動の場を移してからは、公私をともにした岡田茉莉子(91)を主演に個性的な作品を次々と発表し、日本映画の前衛をけん引した。

「映画監督 吉田喜重」と題した今回の特集では「ろくでなし」、「血は渇いてる」(60年)、「秋津温泉」、「情炎」(67年)、「炎と女」(67年)、「エロス+虐殺」(70年)、「戒厳令」(73年)、「人間の約束」(86年)、「鏡の女たち」(2003年)の劇映画10本と、3本のドキュメンタリー「BIG1物語 王貞治」(77年)、「愛知の民俗芸能―聖なる祭り 芸能する心―」(92年)、愛知の民俗芸能―都市の祭り 芸能する歓び―」(93年)をすべて英語字幕付きで上映される。

会期中には岡田はじめ吉田監督と共同で著書を発表した映画監督の船橋淳氏、親交のあった映画研究家のマチュー・カペル氏らのトークショーも予定されている。独自の映像表現を追究した吉田監督の回顧はファンにとってうれしいプレゼントになる。

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