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小説家・英田サキさん死去 ステージ4のがん闘病中...大腿骨転移で治療も ファン衝撃「本当に残念」

[ 2024年8月30日 22:27 ]

英田サキさん死去
Photo By スポニチ

小説家の英田(あいだ)サキさんが死去したことが30日、分かった。大洋図書「ihr HertZ&CRAFT編集部」が公式X(旧ツイッター)で明らかにした。享年、死因は公表されていない。

投稿では「英田サキ先生ご逝去のお知らせ」として、「英田サキ先生が逝去されました。代表作『エス』シリーズをはじめ、硬派な世界観からコメディタッチの作品まで、多彩で魅力あふれる物語を数多くご執筆いただきました。そして細やかなお心遣いをくださるお人柄でもありました。編集部一同、英田先生に最大の感謝を表しますと同時に、心よりご冥福をお祈りいたします。 大洋図書コミック・ノベル編集部」と訃報を伝えた。

英田さんはBL作家として「エス」のほか「DEADLOCK」シリーズ(徳間書店)を手がけたほか、一般小説ではアイダサキ名義で「サイメシスの迷宮」シリーズ、「幽霊探偵」シリーズなどを著して人気を博した。

今年2月、自身のXで「ステージ4のがん患者として長く治療を続けておりますが、新たな骨転移が見つかり。今週からまた痛み緩和目的の放射線治療を受けることになりました。3度目の放射線治療。痛みと体調不調で伏せってばかりですが、相変わらず楽しく中国ドラマを見ています」と闘病中であることを投稿。

4月13日には「先月痛みが悪化して検査したら、両足の大腿骨に転移してました」とし、翌月には「今回の入院は両足の大腿骨に転移したがんに放射線を当てるためでした。放射線治療はこれで4度目かな?最近の症状は、痛み、歩行困難、食事があまり摂れないくらいで、大きな変化もなく。疼痛コントロールがもう少し上手くいくといいのですが。痛む箇所が変化したり、同じ部位でも波かあったりで、なかなか難しく 医療用麻薬と各種痛み止めのお世話になりつつ、なんとか凌いでる感じです。日中起きて、椅子に座って過ごせる時間を増やしたい」と記していた。

以降、入退院を繰り返しながら療養。7月1日には「先週からまた入院しております 退院はまだわからず。主に疼痛コントロール、栄養不足のための輸液、あとは痛み止め目的で、脊椎に一度だけ放射線を照射することになったり」と現状を記していた。

同月に原作を担当した漫画「虚空の月」が発売。25日に出席予定だったサイン会イベントは体調不良のため欠席していた。自身のXでは「『虚空の月』のサイン会、私のみ参加中止となりました。大変申し訳ありません。いくつもの体調不良が重なってしまい、やはり現状難しいという判断になり、私のみ参加を取りやめることとなりました」と投稿。8月14日までリポストもしていた。

ネット上ではファンから「闘病中なのを公表されていただけに残念です。たくさんの心揺さぶられる作品をありがとうございました」「昔から大好きなBL作家さんで作品もいっぱい読んできてたからめちゃくちゃショック...」「訃報があまりにもショックで...DEADLOCKシリーズが大好きで発売から18年ずっと追い掛けてきました」「本当に残念。もう新作を拝読することはないなんて...」「体調不良が続いてたのは知ってたけど...悲しい...」「BL界を早くから小説で牽引された作家さんで...なんていうか...凄くショック...」などと追悼の投稿が相次いだ。

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