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寺島進 伝説のスターとの初対面回顧 「何が兄貴だ」も「いいなあ」の言葉に「直立不動になっちゃって」

[ 2024年8月30日 17:41 ]

俳優・寺島進
Photo By スポニチ

俳優の寺島進(60)が29日深夜放送のTOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」(月〜木曜深夜1・00)に出演。俳優の松田優作さん(1989年死去、享年40)との出会いを回顧した。

寺島は1986年、松田さん監督の「ア・ホーマンス」で映画デビューを果たした。

映画デビューは「22、3だったかな」と言い、それまでは殺陣やスタントを学び「アクション関係」の仕事をしていたという。その関係で小劇団の公演に出演したというが、ある日稽古場で周囲が「兄貴が来るぞ」とピリピリし始めたことがあったとした。

兄貴とは松田さんのことだったが「俺はその当時知らなかった」と寺島。「何が兄貴だ。やくざじゃあるまいし。『太陽にほえろ!』に出たジーパン刑事だろってたかくくってた。若いから」と言うが、松田さんはいつの間にか現れ、演出家の隣で稽古を眺めていたという。

「そしたらいつも毎日、昨日もおとといもやってた稽古場の雰囲気がまるっきりみんな違うっくて。モチベーションがキュッキュキュッキュ上がるわけですよ」。寺島は「こういう雰囲気だったら昨日もおとといもそのぐらい中身の濃い空気感で稽古すれば1週間が3日で済むじゃねえか」と思っていたとした。

それでも周囲につられ「自分もテンションがなんか知らずに上がってる。いい意味でモチベーションが上がっている自分がいて」。そこで忍者の役をやり切って稽古が終了したという。

その後稽古場で着替えていると、背中を叩かれ「バッと見たら180何センチぐらいの」松田さんが立っていた。見上げると、「いいなあ」と言葉をかけられ、「でもな、これ以上テンションを上げるとクサくなるし、これ以上テンションを下げると成立しないから、このまま本番行け」とのアドバイスも送られたとした。

「俺、なめてたのにいきなり直立不動になって。なめてたのに"ありがとうございます!"とか言っちゃって」と苦笑いで振り返った。

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