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上方落語名物「彦八まつり」は猛暑や台風対策で9月→5月に 笑福亭仁智「高齢の噺家の体調も考え」

[ 2024年4月12日 12:55 ]

「第31回彦八まつり」の発表会見に臨んだ(左から)桂七福、林家そめすけ、桂文三、笑福亭遊喬、笑福亭仁智、笑福亭生喬、笑福亭喬楽、林家花丸、イメージキャラクターの彦八
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上方落語協会会長の笑福亭仁智(71)は12日、大阪市内で開かれた「第31回彦八まつり」(生国魂神社)の発表会見に出席。ここ数年の猛暑や台風など気象条件に配慮して「お客さん、高齢化する噺家の体調も考え、協議の結果、開催時期を9月から5月に変更します」と5月第3土、日曜開催への変更を説明した。

大阪落語の始祖・米澤彦八の名を後世に残すために、彦八が活躍した生國魂神社でこれまで9月に開催していた彦八まつり。気温上昇や大型台風の襲来を回避するため、また噺家の高齢化を考慮して今回は5月開催に変更となった。

コロナ禍でオンライン開催となった20年以来4年ぶり、生国魂神社での"リアル"開催は5年ぶり。実行委員長は笑福亭遊喬(59)、笑福亭生喬(55)、桂文三(56)、林家そめすけ(57)、笑福亭喬楽(56)、桂七福(59)、林家花丸(59)の7人が務める。

「彦八まつりが始まった91年に入門した7人です」と仁智会長が紹介。イベント担当の生喬は「今年は野外ステージを設置せず、屋内で有料化して催します」と雨や風、暑さなど、また、混雑を避けるために1日4公演のイベント、1日4開催の奉納落語会すべてが有料化される。

仁智は「近鉄(バファローズ)のファン感謝デーに行き、ファンと選手との必要性を感じて、(彦八まつりに)ファン感謝デーとつけました」とこれまで通り噺家とファンとの接点を設けるため、たこ焼き、お好み焼きなどの店舗も出店。「たこ焼き、もう30年焼いてます。命続く限りやりますよ」と仁智も乗り気だ。

同期7人でまつりの運営を務めることになり、「ここまでやってこれたのは感無量」と文三は締めくくった。

一方、会見後、仁智は笑福亭銀瓶(56)が26日開催の上方落語協会会長選挙に立候補を表明したことについて問われ、「立候補制ではありませんからね。どうなるか分かりません」と語った。

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