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日大、スポーツ現場への改革メスは進まず 専門家「元理事長の力が強かったところは相変わらず右腕の方」

[ 2023年8月4日 16:08 ]

東京・赤坂のTBS
Photo By スポニチ

スポーツジャーナリストの小林信也氏が4日、TBS系「ゴゴスマ〜GO GO!smile〜」(月〜金曜後1・55)にリモートで生出演し、日大アメリカンフットボール部員の違法薬物所持疑惑に絡め、日大の改革の現状を指摘した。

日大側は匿名の情報提供を元に、部に対する調査を開始。6日には東京・中野区にあるアメフト部の寮から植物片や錠剤が見つかった。植物片は乾燥大麻で、錠剤には覚醒剤の成分が含まれていることが、警視庁の鑑定で分かり、3日には寮の家宅捜索が行われた。

日大では2018年の同部の悪質タックルを巡る問題に加え、21年には田中英寿元理事長の脱税事件など、不祥事が相次いだ。同年12月に田中元理事長が辞任し、22年7月に初の女性理事長として作家の林真理子氏が就任。今回の疑惑は、改革のさなかで発覚した。

小林氏は「本部とか大学そのものの人事は田中派と言われる人たちは一掃されて、かなり進んだというふうに大学の教授の人たちなんかはおっしゃっていた」と話し、一部では改革の進み具合が表れていたとした。

しかし、スポーツの現場では思うように進んでいない現状があるという。小林氏は「不思議なことに、運動部の人事はあまり変わっていない。中枢にある競技スポーツ部というところの部長さんも変わっていないし、たとえば相撲部だったり、田中元理事長の力が強かったところの監督さんは、相変わらず右腕の方だったり」と問題視。「そこに改革が踏み込めていないという時に、こういう事件が起こってしまった感じですね」と述べた。

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