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「らんまん」達者での...分家ズの優しさにネット涙「まさか泣かされるとは」峰屋廃業も綾&竹雄を認めた

[ 2023年8月4日 08:15 ]

連続テレビ小説「らんまん」第90話。廃業の峰屋を訪れた(左から)分家の豊治(菅原大吉)伸治(坂口涼太郎)紀平(清水伸)は...(C)NHK
Photo By 提供写真

俳優の神木隆之介(30)が主演を務めるNHK連続テレビ小説「らんまん」(月〜土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は4日、第90話が放送された。話題のシーンを振り返る。

<(注記)以下、ネタバレ有>

朝ドラ通算108作目。「日本植物学の父」と称される牧野富太郎をモデルに、江戸末期から昭和の激動の時代を生き抜き、明るく草花と向き合い続けた主人公・槙野万太郎の人生を描く。脚本はNHK「流行感冒」「群青領域」「旅屋おかえり」なども手掛けた注目の劇作家・長田育恵氏。神木の朝ドラ出演は2007年度前期「どんど晴れ」以来16年ぶり2作目。初主演となる。男性主人公は20年度前期「エール」(窪田正孝)以来3年ぶり。

第90話は春、ヒメスミレが咲く頃、発熱から3日、長女・園子が天国へと旅立った。まだ2歳になる前だった。悲しみに暮れる万太郎(神木隆之介)と寿恵子(浜辺美波)を、まつ(牧瀬里穂)が支えに来る。一方、綾(佐久間由衣)も峰屋を畳むことに心痛。そこへ分家の豊治(菅原大吉)紀平(清水伸)伸治(坂口涼太郎)が訪れ、竹雄(志尊淳)と綾に労いの言葉を掛ける。2人は峰屋の土地を売り、再出発を誓う。そして、万太郎と寿恵子も園子の幸せを空に祈る...という展開。

竹雄と綾は分家に救いの手を求めたが、伸治は「無理じゃ。こんなでっかいクジラが沈んでいくゆうに、わしみたいな小船、助けに出たところで、諸共沈むき。せめてわしが、もうちっとマシな船ならよかったけんど。ただでさえ、底が抜けちゅうき」と断り、謝った。

紀平は「このご時世、何があるか分からん。諸共に途絶えるよりは、それぞれ、この先を生き延びる方がええじゃろ。おまんら2人なら、どこに行ったち、やり直せるじゃろ。先祖の墓は、わしらが守っちゃるき」、豊治は「綾、最後に言うちょく。おまんは女の身で蔵元となった。けんど、腐造は酒屋である限り、起こることじゃ。誰が蔵元じゃろうと。けんど、おまんは、この峰屋を、殿様の酒蔵峰屋のままで幕を引いた。婆様も、ご先祖も、さぞ喜んちゅうじゃろう」――。

伸治は別れ難く、竹雄と綾の肩を抱き締め「達者での」。竹雄と綾は涙が止まらず、頭を下げた。

万太郎はヒメスミレの絵を火にくべ、園子に捧げた。

第65話(6月30日)、万太郎と寿恵子の祝言。タキ(松坂慶子)はそれまでの分家への態度を詫び、新しい時代へ「本家・分家の上下の別なく、互いに手を取り合うて商いに励んでいってほしい」と願った。

憎らしかった"分家ズ3人衆"の優しさ。SNS上には「分家ズの優しさに泣かされるとは」「まさか分家ズにここまで泣かされる日が来ようとは」「分家の皆さん、綾さんと竹雄くんの頑張りを認めてくれたんやね」「本家も分家もないって(タキの)台詞が、まさかここで効いてくるとは」「菅原大吉さんの演技が神だ」などの声が続出。視聴者の涙を誘った。

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