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松本哲哉教授 第7波の医療ひっ迫再来に懸念「許可なくても診療できますよと変えていただければ」

[ 2022年11月4日 17:22 ]

東京・赤坂のTBS社屋
Photo By スポニチ

医師で国際医療福祉大学の松本哲哉主任教授が4日、TBS系「Nスタ」(月〜金曜後3・49)にリモートで生出演し、新型コロナウイルスの現状と今後の見通しについて解説した。

東京都では3日の感染者数が6686人で、12日連続で前の週の同じ曜日を上回った。松本氏によると「今のオミクロン株は変異株も出てきていますけど、おそらく致死率自体は0・1%」とし、これまでと比べ20分の1程度まで下がっているという。

それでも松本氏は、「やはり一部の方、特に高齢者、基礎疾患がある方にとっては重症化しやすいというのがあるので、(毒性を)どう見るかというのは、どの人が感染するかによってだいぶ影響は異なってくると思う」と分析。「第7波の経験を生かして、第8波に備えるべきなんです」とも指摘した。しかし、「残念ながら今この状況で(感染者増が)立ち上がってしまうと、本当の意味での十分な対策といういのが第8波に備えるのはちょっと難しい」とし、「もう少し遅れて立ち上がって欲しいというのが正直なところです」と本音を口にした。

新型コロナ患者に関しては、基本的には発熱外来を通しての診療という運用は変わっていない。松本氏は「患者を診られるところは、わざわざ発熱外来の届け出をしたり、許可を得なくても診療できますよと変えていただければ、医療機関もうまく対応していただければいいんですけど、今はまだルールに縛られているので、多くの医療機関がまだ診られていないという現状だと思います」とし、早急な制度変更の必要性を訴えた。

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