[フレーム]
新聞購読とバックナンバーの申込み
×ばつ

プロテスト合格の那須川天心「ボクシングに尊敬を持って挑む。新しく見る人も注目して」

[ 2023年2月9日 17:17 ]

<那須川天心プロテスト>スパーリングを前に自信の表情を見せる那須川(撮影・木村 揚輔)
Photo By スポニチ

プロボクシングへの転向を表明した"キックボクシング界の神童"那須川天心(24=帝拳)が9日、東京・後楽園ホールで6回戦出場が可能なB級ライセンスのプロテストを受験し、合格した。

テスト後の那須川との一問一答は以下のとおり。

――プロテストに合格した今の気持ち。

「何かに合格するというのはうれしいし、受験みたいなものは高校受験以来なので凄く新鮮です」

――緊張は。

「緊張感はありましたよ。新しいことですし、人も超多いし、カメラもこんなに多いので変なことはできないなっていう緊張感」

――改めてボクシング界に来た理由を。

「単純に強くなりたい、自分の人生は挑戦し続けたいというのがある。口で言うだけなら簡単なので行動で示して、それを若い子やいろんな人に見てもらって、格闘技だけじゃなく何か挑戦してくれたらいいなという思いを込めて、自分の体で体現したいというのがある」

――ボクシングでの目標。

「目標はないですね。探り探りじゃないですけど、道なき道を挑むみたいな感覚。今後どうなるかは分からない。でも1つの目標としてはベルトを獲って証明したいというのはあるので、まずはそこを目指そうというのはある」

――意気込みを。

「そんなに(ボクシングは)甘くねえぞとか、いろんな目で見られると思うけど、僕はボクシングをなめてるわけでもないし、尊敬を持って挑もうと思っている。そういう人たちとの勝負でもあるので、しっかり自分を証明したい。今まで応援してくれている人はまた応援してくれればうれしいし、新しく見る人も注目して見てもらえたらいいと思う」

――練習してきたことはどのぐらい出せた?

「いろんな条件が違ったので、MAXでできたかというとそうではないですけど、キックとは違った動きだったり、体での表現はできたのではないかと思う」

――気をつけていたこと。

「もらわないことを一番意識した。相手もランキング1位の強い選手ですし、そういう選手とどうやって戦うかを意識していた」

――自信、手応え。

「自信にはなるし、これで本気度が伝わったのかなと。客観的に見て、伝えることができたと思う」

――ボクシングシューズでの動きは。

「最初は凄く違和感しなかったが、逆に今は(キック時代の)裸足が違和感ですね。裸足で動けない。蹴り方も忘れちゃったみたいな」

――足の使い方とかが変わった。

「だいぶ変わりました。まだまだこれからですけど、靴を履いてのステップだったり踏み込みだったり、動きが全部違う」

――後楽園のリングにボクサーとして初めて上がった。違いは。

「違いますね。漫画とかで見ていた世界じゃないけど、プロテストだ、葉っぱ10枚つかかまないと、という感じでした(笑い)」

――合格はうれしかった。

「ここで落ちられないでしょう。あと、今日はマウスピース忘れちゃって。やばいと思って、さっきフィットネスショップで買ってつけたんですけど、そういうところが新人らしくていいんじゃないか(笑い)」

――筆記試験は。

「久々に鉛筆を持ったので、懐かしいな、この鉛筆、みたいな感覚でした」

――筆記の出来は。

「97点だったので、今まで取った点数で一番よかった。100点ではなかったですけど、まだ完成じゃないんで、97点でいいでしょうと」

――シャドーの出来は。

「まだまだ動けるというアピールじゃないですけど、B級だったらこのぐらいできなきゃいけないというのもあるんで、期待してもらえるような動きはできたんじゃないか」

続きを表示

この記事のフォト

格闘技の2023年2月9日のニュース

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /