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ゴロフキンがIBFミドル級王座を返上 村田諒太から奪ったWBAスーパー王座のみ保持

[ 2023年2月9日 08:21 ]

村田諒太にフックをヒットさせるゲンナジー・ゴロフキン
Photo By スポニチ

プロボクシングのWBAスーパー&IBF統一世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(40=カザフスタン)が今月6日にIBF王座を返上したと、複数の米メディアが8日に報じた。IBFへ返上を伝えるメールを入手した米スポーツ専門局ESPNによると、ゴロフキンは次戦について決めかねており、指名挑戦者のIBF同級1位エスキバ・ファルカオ(33=ブラジル)との交渉期限を考慮して返上を決めたという。ゴロフキンが持つベルトは、昨年4月9日の王座統一戦で村田諒太(37=帝拳)に9回TKO勝ちして獲得したWBAスーパー王座のみとなった。

元3団体統一世界同級王者のゴロフキンは昨年9月17日、4団体統一世界スーパーミドル級王者の"カネロ"ことサウル・アルバレス(32=メキシコ)と3度目の対決に挑み、0―3で判定負け。宿敵とは通算2敗1分けとなったが、1階級上への挑戦だったためミドル級のベルト2本は保持していた。

米専門メディアのボクシングシーン・ドットコムによると、WBAはゴロフキンと同級正規王者エリスランディ・ララ(39=米国)に対し、団体内王座統一戦を行うように再度指示したことが判明。当初は昨年8月8日までに対戦義務があったもののカネロ戦が優先され、WBAはカネロ戦後の同9月23日に対戦指令を出したが、同12月にはゴロフキンがファルカオとIBF指名試合を行うことを承認していた。同メディアによると、ゴロフキンがララと対戦するかは微妙な状況。返上されたIBF王座はファルカオと同級2位マイケル・ゼラファ(30=オーストラリア)が王座決定戦を行う可能性が高いとされる。

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