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オリオールズ往年の名投手パーマー 藤浪快投に「このピッチングを瓶詰めにできればクーパーズタウン行き」

[ 2023年8月7日 10:51 ]

<オリオールズ-メッツ>8回に登板し、3人でピシャリと抑えた藤浪(AP)
Photo By AP

オリオールズ時代、3度のサイヤング賞に輝き、殿堂入りしたジム・パーマー(77)が6日(日本時間7日)のメッツ戦で、三者凡退、2奪三振の快投を見せた藤浪晋太郎のピッチングを解説した。

2日前、藤浪はメッツ戦の9回に登板、1死から今季31本塁打のピート・アロンソと対戦、2-0とカウントを悪くし、3球目の真ん中直球を左中間二塁打をとされていた。「大事なのはストライクを先行することだ」とパーマー。先頭打者はそのアロンソ。初球、100マイルの直球を真ん中に投げ、ファールを打たせた。「100マイルの直球だ。初球から、しっかりストライクゾーンに投げてこられたら、打者もバットの始動を早くせざるを得なくなる」。2球目外角低めの91マイルのカッターに、アロンソのバットは空を切った。「100マイルの直球の後にこのカッターがきたら、とても打てない。このピッチングを瓶詰めにできれば、クーパーズタウン(野球殿堂)に行ける」と表現した。3球目は、ボールゾーンから内角高めに入ってくる変化球。バットは動かず、見逃し三振だった。「ストライクゾーンに戻って来たね。これもクーパーズタウン並みの球。バックアップスライダーで、打者は身体の側でボールだと思っていたら、スピンしてストライクゾーンに入った」と説明した。

2人目のDJ・スチュワートへの初球は101マイルで空振り。「101マイルだけど楽に投げているね」と指摘した後、「実は、藤浪とベンチで話す機会があったんだ。1971年、ワールドシリーズでパイレーツに負けた後。私はオリオールズと一緒に日本に遠征、王貞治選手や長嶋茂雄選手と対戦した」と昔話が始まった。

だが昔話は先に進まなかった。藤浪がスチュワートを0-2と追い込んだ後、テンポよく、3球目の103マイルの直球で空振り三振に仕留めたからだ。「103マイル、しかもコースも真ん中じゃない。彼はいけるよ」と絶賛していた。

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