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巨人・亀井が引退 印象的な今季開幕戦サヨナラ弾 ここぞの場面で光った「勝負強さ」

[ 2021年10月21日 10:57 ]

代打サヨナラ本塁打を放ち、チームメートが盛り上がる中、ベースを回る亀井(中央)
Photo By スポニチ

巨人・亀井善行外野手(39)が今季限りで現役を引退すると発表された。今季の戦いの中で、最も印象に残っている1試合を挙げるなら、間違いなく3月26日の東京ドームでのDeNAとの開幕戦だ。

互いに譲らないシーソーゲームだった。7―7で迎えた9回。亀井が代打で登場すると、一振りで決着をつけた。開幕戦では史上初となる代打サヨナラ本塁打。打った直後の球場の雰囲気と、亀井がバットをベンチ向けて掲げた姿は、今後も忘れることはない。お立ち台でのコメントで「まだ始まったばかりですが、今年一番の当たりでした」とユーモアたっぷりに話したのも亀井らしかった。

多くの故障を経験し、シーズンでの全試合出場はなかった。しかし、サヨナラ本塁打は通算7本という勝負強い打撃で、巨人という競争が激しいチームで17年を生きた。東京ドームでの試合の終盤。「代打・亀井」がコールされると、必ず観客から起こる大きな拍手が、ファンから愛される選手であることを証明していた。

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