2025年第8週(第8号) latest
pdficons ダウンロード(33p/1.1MB)
(2月17日〜2月23日) 発生動向総覧/感染症関連情報〔病原体情報(速報記事)/海外感染症情報/その他〕〔2025年3月7日発行〕
※(注記)2015年からのIDWRの変更についてはこちらから。
令和7年度FETP初期導入研修2025FETP Introductory Course/地方衛生研究所サーベイランス業務従事者研修のご案内
令和7年度FETP初期導入研修は下記の日程により実施予定です。
なお、この導入研修は、原則として新規FETP研修員を対象に、実務研修開始前に基礎的な知識を得るために開催するものです。一部の講義は新規FETP研修員以外にも参考になる内容を含むため公開するものです。ご理解のほど宜しくお願い致します。
日時:令和7年4月1日(火)〜4月16日(水)
及び5月7日(水)〜5月16日(金)
[うち4月10日(木)〜11日(金)の2日間は地方衛生研究所サーベイランス業務従事者研修会として希望者はZoomでの参加可能]
開催方法:オンライン講義(外部聴講者)
研修内容:
・実地疫学、感染症疫学の基礎
・感染症サーベイランス
・アウトブレイク調査手法
・感染症各論
・関連法規
等
参加条件:
原則的に全ての講義に参加する意思のある者で、以下の施設に所属する者
・地方衛生研究所
・地方衛生研究所以外の自治体(都道府県、政令市、中核市、特別区、保健所設置市等)
・大学等において感染症対策の診療・教育に従事している者
・国立健康危機管理機構(国立感染症研究所、国立国際医療研究センター)
申込方法:
下記のURLより申し込みをお願い致します
https://v2.nex-pro.com/campaign/76501/apply
外部からのメールが受け取り可能なメールアドレスでご登録をお願い致します
(認証完了までに数日〜1週間程度頂戴いたします)
定員:
200名
申込期間:
2025年3月10日10:00〜3月28日17:00
申込期限を過ぎた場合は受付致しませんので、ご了承ください
注意事項:
・研修内容の詳細については、後日、本ホームページにて公開致します
(参考)昨年の研修スケジュール
FETP Introductory Course 2024 Agenda(外部受講者用)
・今般の事情により講義内容および講師は予告なく急遽変更になることがあります
・申込が定数に達した場合、締切前に受付を終了することがあります
・地方衛生研究所サーベイランス業務従事者研修会のみ参加希望の方は4月上旬に本ホームページにて、別途、申し込みを受け付ける予定です
*データは報告数集計の速報値として公開するものであり、後日感染症発生動向調査 週報 、さらには確定データとしての年報において修正される場合があります。また発生動向に関するコメント、その他詳細についても週報をご参照ください。
一〜五類感染症の全数把握疾患についての各週の報告数、および当年第1週からの累積報告数です。
※(注記)累積報告数は再集計されています。
2025年第7週(第7号)
pdficons ダウンロード(32p/1.1MB)
(2月10日〜2月16日) 発生動向総覧/感染症関連情報〔病原体情報(速報記事)/海外感染症情報/その他〕〔2025年3月3日発行〕
※(注記)2015年からのIDWRの変更についてはこちらから。
IASR Vol. 46, No.2
(No. 540) February 2025
カルバペネム系抗菌薬に耐性を示す腸内細菌目細菌(carbapenem-resistant Enterobacterales: CRE)の増加は, 世界的な公衆衛生上の課題である。CRE感染症は2014年から日本では5類感染症に指定されており, 中でも多剤耐性を示すカルバペネマーゼ産生腸内細菌目細菌(carbapenemase-producing Enterobacterales: CPE)は抗菌薬治療や院内感染対策における大きな課題となっている。現在, 国内で優勢なCPEの遺伝子型はIMP型であるが, 欧米で主流のKPC型やNDM型も増加傾向にある1)。これらはカルバペネム系抗菌薬を含む多くの薬剤に高度耐性を示す場合が多い。一方, 最小発育阻止濃度(minimum inhibitory concentration: MIC)が低い「ステルス型」株(例: IMP-6やOXA-48)も存在するため, 慎重な対応が求められる。メロペネムのMICが≧0.25μg/mLを示す菌株が検出された場合, 各種確認検査でCPEの同定を行うことが望ましい2)。また, 流行地域からの入院患者に対しては, 糞便検体を用いたスクリーニング検査が推奨されている。選択培地を用いることで効率的な検出が可能であり(webのみ掲載図1参照), スクリーニング検査でCPEが疑われた場合には, さらに詳細な検査を実施する必要がある。