辞めたい社員に言ってはいけない「慰留NGワード」

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引き留めたい人に対しては「なぜ辞めるのか?」と聞いてはいけません。なぜなら迷っている人を引き留められる可能性が残されているからです!

「なんで辞めるんだ?」の一言が
退職の決意を固めるきっかけに!

優秀な部下や同僚が「『辞めたい』と会社に告げた」と聞いたとき、あなたならどう対応するでしょうか。

「なんで辞めるんだ?」
「話を聞きたい。今度、飲みに行こう」

こんなふうに「すわ一大事!」となって事情を聞き出し、引き留めようとする人が多いと思います。辞められて困る人ほど周囲が引き留めようとするのは自然の流れで、「俺が説得してやる」という人がたくさん出てきて引き留め合戦の様相を呈する場合もあります。

しかしこうしたアプローチは逆効果になり、むしろ退職の意思を固めるきっかけになりかねないので注意しなくてはなりません。

周囲から「なんで辞めるんだ?」と迫られ、逆に辞める意思が固まる現象は、実は私自身も経験したことがあります。

当時、私は7年間勤務した会社に対して「辞めます」と伝えたものの、会社に対する思い入れもあり、「本当に辞めていいのかな、俺......」とふらついた気持ちでいました。そもそも、ある程度の期間勤めた会社を辞めることに対し、「100%迷いがない」という人はあまりいないものです。

そんなときにお世話になった先輩から連絡がありました。

「お前、聞いたぞ。一度飲みに行こう」

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