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2023年06月25日

根津小学校演奏会 校歌 根津小学校演奏会 校歌

演奏会では校歌も演奏します。
もともとこのオーケストラは藝大の作曲家の先生の創設なので
オリジナル曲やオリジナルアレンジはお手の物です。
10年ほど前には文京区のすべての小中学校の校歌をオーケストラアレンジして
演奏して録音するというプロジェクトもありました。
今回、その時の楽譜で校歌を演奏し生徒が一緒に歌うという企画ですが
生のオーケストラを伴奏に校歌を歌えるなんて羨まし過ぎます。

作詞は古関吉雄、作曲は岡本敏明、
古関、という名前でピンときたあなた、その通り、
朝ドラ「エール」のモデル古関裕而の従兄弟に当たる方です。
明治大学教授を務めた国文学者で、音楽教育に尽力し
武蔵野音楽大学を創立、初代学長になった方です。
作曲の岡本敏明は、牧師の父のもと全国を転々としながら
教会のオルガンを聴いて育ち、合唱団の設立や指揮に携わり
多くのオルガン曲や讃美歌を作曲しました。
古関吉雄とは親交が深く、このコンビで多くの校歌を作曲しています。

ところで校歌って、みなさま覚えていらっしゃいますか?
小学校は6年間もあり、まだ子供で素直ということもあって案外覚えているものです。
私の小学校校歌は歌詞の後半に「励みて楽し」という部分があるのですが、
当時校長先生の頭髪が薄く、この部分になるとみな一段と声が大きくなっていました。
今にして思えば校長先生への集団イジメですよね。
どういう思いで聴いていらっしゃったのか、今思えば胸が痛みます。
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2023年06月18日

根津小学校演奏会 その3 花のワルツ

題名は知らなくても絶対どこかで聞いたことがあると思います。
チャイコフスキー作曲のバレエ曲「くるみ割り人形」の中の1曲で、
「白鳥の湖」「眠れる森の美女」と共にチャイコの「3大バレエ曲」と言われています。
その中でもくるみ割りは演奏会用組曲をして編曲され人気の曲です。
短めのキャッチャーなメロディの宝庫なので
その一部は今でもCMなどによく使われていますよ。
特に「金平糖の踊り」は、調べた所ソフトバンク、リンナイ食洗器、住友生命、
明治チョコレートなど非常に使用頻度が高いようです。
この「花のワルツ」もCMでもよく使われますが、
フィギュアスケートの伴奏曲にもよく使用されます。
ワルツなので、踊りやすいんでしょうね。

チャイコフスキーの音楽を一言で表せば、ズバリ「メロディー」でしょう。
ロシアの田舎の、音楽をたしなむそこそこ裕福な家庭でしたが
家族に音楽家はおらず、彼も音楽教育は受けませんでした。
法律学校に行って法務省に入り幹部候補生として働いていたものの
仕事に熱意は持てず、演奏会やオペラ、バレエに入り浸っていたそうです。
とにかく音楽が好きで、結局23歳の時仕事をやめ
音楽学校に入りなおして本格的に勉強し始めました。
音楽家としては非常に遅いスタートになります。
そのせいか、慣習に囚われず自分の中から湧いてくるメロディーを書き続けました。
アカデミックの世界からは批判を浴び続けたものの、
民衆からはそのメロディの力で熱狂的に支持されました。
後には正当に評価され、音楽院で教鞭をとったりしています。

くるみ割り人形は晩年の作で、その後交響曲「悲愴」を書いた後亡くなりました。
53歳でした。
ホモセクシュアルでトラブルを抱えていたという噂もあり、
最後の曲のタイトルが悲愴ということもあり、謀殺されたという疑惑も。
キャリアのスタートが遅く、晩年に傑作が多いので、
もう少し長生きしていたらなあと残念です。

なお、白鳥師匠の出囃子が白鳥の湖というのは言わずもがなですが、
まさか三味線で弾かれているとは、チャイコも天国でビックリでしょうね。
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2023年06月11日

根津小学校演奏会 その2 威風堂々

この曲を初めて弾いたのは、息子の高校の吹奏楽演奏会の
助っ人出演した時なので、もう20年以上も昔の話です。
弾いてみると、胸に迫って来るというか、カッコイイ曲なんですよ。
イギリス第二の国歌というのもむべなるかなです。
参考までにとyoutubeで、ある演奏会の動画を見てみたら、
なんと中間部のゆったりした所で、何千人もの観客が一斉に歌いだした!
それだけじゃなく、国旗振ったり、隣の人と抱き合ったり。

では歌詞はと調べてみたら、自国をたたえ領土拡大を宣言、て、
覇権主義そのものではないの。
さすが帝国主義時代に生まれた歌。
ホントの国歌God Save the Kingも、国王陛下万歳な歌だし。
(ちなみにエリザベス女王は時代はGod Save the Queenだった)
日本の国歌は天皇をたたえる歌なので民主国家にふさわしくないから
歌わないとか反対とか、いまだに論争が絶えないし、
何万人が一斉に歌いだすという場面もない。
私個人的には賛成でも反対でもないけれど
(メロディがしめっぽいのであんまりカッコよくないとは思う。
まあでも日本的ではあるし、荘厳だし、それはそれでいいのかも。)
自国をたたえる歌を何万人もの人が一斉に歌いだすイギリスは
ほんとにうらやましいなあと思います。
やっぱり誇りを持ってるんでしょうね。
それを思うとわが国は。。とか、色々考えてしまいます。
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2023年06月04日

根津小学校演奏会 その1 スターウォーズ

文京区のアマチュアオーケストラに入って、もう20年くらい演奏活動しています。
そんなご縁で、文京区内の学校や施設に演奏しに行くことがあるんですが、
今度は根津小学校の音楽鑑賞会に出演することになりました。

実は1年半前、少しコロナが収まってきたころ、
もうそろそろいいんじゃないかということで企画されたんだが
やっぱり感染がぶり返して延期になったものです。
1回練習だけはしたが、見事に手も足も出なかったのが、これ。

スターウォーズ、映画は大好きで何度も見ましたよ。
もちろんシリーズ全部。
初期の三部作はDVDも買いました。
あのオープニングテーマは耳にこびりついていると言っても過言ではない。
が、しかし、全く弾けない。
全然音符が読めない、どこやってるかまるでわからない、頭真っ白。
なんでやね〜ん!

来月やっと演奏会ができることになり、楽譜を取り出して弾いてみた。
あれ?前より確実に弾けるわ。
それでもう少し練習したらだいたい弾けるようになった。
熟成されてきたのか?(んなアホな。)
たぶんこの1年半の間にバルトークとか現代音楽とか変拍子とか
小難しい曲をたくさん弾かされてたので、力が付いたのかもしれない。
楽器の演奏もスポーツと同じで、少しキャパ超えるくらいのことをやり続けて
成長できるのかもしれないなあと思った次第です。
何でも本質は同じですね。
posted by studiofourmailmagazine at 00:00| Comment(0) | 日記

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