月次アーカイブ: 12月 2023

年末年始休館のご案内

年末年始休館のご案内

お知らせ

年末とは思えないような温かい日の鹿児島県重富です。

本来なら、昨日のうちに更新するつもりが...w

2023年も本当にお世話になりました。

2023年は、錦江湾奥の生き物図鑑を作成できたり、重富ユニバーサルビーチプロジェクトを開始できたり、霧島錦江湾国立公園の新たな取り組みに参画させていただけたりと、スタッフ一同大変充実した一年でした。

2024年は辰年。昇り龍のごとくますます頑張ってまいります。
皆様、変わらぬ応援のほどよろしくお願いいたします。

さて、年末年始休館のご案内です。
以下の期間は休館とさせていただきます。ご了承のほどよろしくお願いいたします。

2023年12月29日(金)〜2024年1月3日(水)
1月4日より通常開館いたします。

皆様、よいお年をお迎えください。

追伸:1月1日は重富海岸で初日の出を見るため、出てくるスタッフもおります。よろしければ皆様も重富海岸で初日の出を一緒に楽しみましょう!

重富ユニバーサルビーチプロジェクト報告会&体験会実施のお知らせ

重富ユニバーサルビーチプロジェクト報告会&体験会実施のお知らせ

お知らせ, 福祉支援, 自然体験・エコツアー

年の瀬もせまってきている今日この頃いかがお過ごしですか?
12月25日を過ぎると一気に街中が年の瀬一色になりますよね。
くすの木自然館でも、事務所や重富海岸自然ふれあい館なぎさミュージアム、重富海岸休憩所などの大掃除を始めております。

さて、くすの木自然館では、年明け1月21日に今年の夏に行いました「重富ユニバーサルビーチプロジェクト」の報告会と体験会を行います。
あ!体験会とは言っても海には入りませんよ。南国鹿児島とはいえさすがに寒いですからね。

障害や病気に関係なくどんな人でも楽しめる海岸「ユニバーサルビーチ」を行うために一番最初に始めたのがサポーターの育成です。きょうだいプロジェクトの須磨ユニバーサルビーチプロジェクトの思いや理念を引き継ぎ、伊勢志摩バリアフリーツアーセンターの野口さんご夫妻から受け入れる際の心構えや技術を学び、かごしまカヤックスの野元さんから安心安全な体験活動の重要性(リスクマネジメント)を学び、HUB&LABO Yakushima の福元さんにユニバーサルデザインの自然体験活動がもつ未来への可能性をつたえてもらい、熱い思いをもちつつも一人一人の参加者に寄り添い、自分たちも一緒に楽しめるサポーターが誕生しました。

夏からは、実際にサポーターの皆さんと共に、5組のご家族が海で「初めての体験」をすることができました。
お一人お一人の楽しそうな顔と、感動の涙は忘れられません。

サポーターの様子や、海を心から楽しまれている様子を報告会ではご紹介できればと思います。
報告会の後は、実際のユニバーサルビーチの様子や、道具を触ってもらう体験会を行います。
水陸両用車いすの乗り心地や、ビーチマットの上の走りやすさなどを体験いただきたいと思います。

「来年参加してみたい!」という方、「サポーターに興味がある」という方、「企業としてお手伝いできませんか?」という方など多くの方のご参加お待ちしております!

以下詳細
*日時*2024年1月21日(日)
10時00分〜12時30分
*場所* 重富海岸自然ふれあい館なぎさミュージアム
・重富海岸
*参加費* 無料 予約不要 どなたでも!

当日は外での体験会も予定していますので
暖かい服装でお越しください。

公式Instagramでも随時情報更新中です。
フォローよろしくお願いします。

広報あいらAIRAview12.15 掲載コラム 「錦江湾の汐風 あいらで楽しむジオパーク」記事中の読み仮名の誤りについて

広報あいらAIRAview12.15 掲載コラム 「錦江湾の汐風 あいらで楽しむジオパーク」記事中の読み仮名の誤りについて

お知らせ, 地域づくり, 環境学習

2023年12月15日発行の姶良市広報誌「広報あいらAIRAview」に掲載されているコラム「錦江湾の汐風 あいらで楽しむジオパーク」の文中の読み仮名に誤りがあります。

入戸火砕流に「いりと(火砕流)」と読み仮名がふられていますが、正しくは「いと(火砕流)」です。

お詫びして訂正致します。

私どもの提出した原稿に読み仮名はつけておらず、校正確認の段階でも入っていませんでした。

掲載の過程で誤って付けられたものと思われます。

入戸火砕流の模式地である霧島市の地名【入戸】は「いりと」読みます。

では【入戸火砕流】はなぜ「いとかさいりゅう」と読むのか?ということについては、よく知られているエピソードがあります。

鹿児島大学名誉教授の岩松 暉先生はウェブサイトに下のように書いておられます。

(かだいおうち https://www.sci.kagoshima-u.ac.jp/oyo/advanced/caldera/aira.htmlより引用)

『入戸火砕流の標識地

地層名を付けるには地層命名規約(現在では地層命名指針)に則らなければなりません。模式的な露頭が存在する地点の地名(5万分の1地形図に記載されているもの)を採用することになっています。
入戸が採用されたのは、5万分の1地質図幅"国分"で、沢村孝之助(1956)により「入戸いと軽石流(A5)」と命名されたことに始まります。漢字で書かれているだけなら良かったのですが、わざわざ仮名が振ってあります。その上、化学分析値の説明に英語で、Welded tuff(Hornblende-bearing hypersthene dacite) of Ito(入戸)Pumice flow(A51)と書かれています。
以降、地質学の世界では世界的に入戸は「いと」と発音されるようになりましたが、標識地の地名は、実は「いりと」なのです。現在でもバス停の表示は「いりと」です。鹿児島弁では促音便になることがしばしばあります。たとえば鹿児島は「かごっま」と発音されます。地元の人が入戸のことを「いっと」と発音したので、沢村さんが「いと」と聞き違えたのでしょう。』

入戸火砕流の文字を見るたびにこのような経緯を思い出して、鹿児島弁の面白さを感じていましたので、今回のミスが起きたことはたいへん申し訳なく、反省しております。

広報あいらAIRAviewのコラム『錦江湾の汐風』では、錦江湾の恵まれた自然や動植物にまつわるエピソードをご紹介してまいりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

NPO法人くすの木自然館

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