2022年10月18日
会社にて
「リストバンド?」
と聞かれると思ったが、1日誰からも突っ込まれず
デスクでつけ続けていた「梨のぽわぽわ」。
これぐらい、人はそんなに自分のことを気にしてないということが
わかる実験やった。
そやから、みんな気にせんと自分の生きたいように生きた方がいい。
自分では恥だと思ってることも、
人はそう注目はしてへんもん。
(梨から大きな話になってもた)
ちょっと前のことやけど
階段を下りているおばあさんに声をかけた。
腰が曲がっていたので重心が前に来て危なっかしい。
心配をよそにうまく降りた後、私の顔を見て
「少女のような目をしているね」ともじょもじょというた。
もしかしたら全然違うことを言うたのかもしれん。
「しょぼしょぼの目をしているね」
やったかもしれん。
ともかくおばあさんは続けた。
「私には見えるんだ」
「そうですか、ほな」営業先に行く私はちょっと急いでいた。
「あんた、男の子産んでるね。ああ、優しい子だね。でも・・・ぷっ」
ぷっ?なんで笑った?
振り返って私はおばあさんを見つめた。
その視線をそらしておばあさんはめっちゃええ車に乗って去っていってもた。
(と、ここまではラジオで話した)
まずそのおばあさんはものすごい格好をしていた。
派手な大きな花柄のワンピース、バチバチの化粧、ハンドバックにスーパーの袋を括り付け
肩に前と後ろに分けて担いでいた。
魔女のような杖を持っていた。
絶対、私の息子を透視するぐらい朝飯前の風体やった。
「それほど優しないんですわ」と私は大きな声でおばあさんにいうた。
「極々、普通の目立たん子なんですわ」
(頭はハゲているので目立つけど)
「あら、そう?優しいいい子よ。あなたにそっくりな」
確かに似ている。
しょぼしょぼの目はそっくりやし。
その息子が出張先でコロナに感染したらしい。
熱もなけりゃ既往症もないので病院も保健所も雑な扱いらしい。
入院もせず、滞在先のホテルに缶詰で、保険ももう出ない。
どうすりゃいいの?
このタイミングで???
その「ぷっ」かもしれん。
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21:46
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2022年10月17日
たいしたことのない歌唱力で歌い上げるキャサリン
「今度海南ノビノスでラセーヌバンドのヴォーカルとして歌うねん」
と周囲に自慢して回っていた。
皆、またなんぞやりよるぐらいで相手にしてくれへん。
その中で娘からは「その程度でよーそんなん引き受けたな」と呆れられ、
「せめて皆に迷惑かけんように練習したら?」と何度も言われた。
そやねん。
人前で歌うようなもんやないことは自分が一番よーわかってるがな。
(と言いながら練習せんけど)
なんぞ被らんと、ふぅ悪い。間奏では踊らんと間が持たん。
ほんでも昨日行われたのは
和歌山アコースティッククラブの創立1周年ライブという
結構真面目なイベントやしな。
みんな真剣にライブ活動をしてる人たちやし、
そんなとこで、おちゃらけるというのは
あかんのちゃうかと、迷った。
和歌山市駅近くのラセーヌというジャズバー。
そこに集う音楽好きな人達。
しょっちゅう行かせてもらって仲間に入れてもらっていたけど
なんかちゃう。
楽器もできへんし、音符も読まれへんし。
そこで
A4の画用紙に何枚も好きな絵を描いて、好きな替え歌を作り
紙芝居ソングちゅうのをやってみたらウケた。
そのうち、何も用意しなくても何曲か歌わせてもらうようになり、
調子に乗ったのが昨日、という流れ。
8組の上手いグループ&個人の司会をさせてもらったけど
段々近づいてくるにつれ、司会どこやない。
心臓がバクバクしてきた。
最期まで迷ったけど、しゃーない。
下手な歌をごまかすために、つけまつげをして金髪のヅラをかぶり
キャサリンとして出る。
私やない、と思うとちょっと気が楽になってきた。
曲のどこで入ったらええのか、何回もとちりながらも
精一杯歌った。
友達もいっぱい来てくれて、応援してくれた。
終わった後もラインやメッセージをくれ、動画も送ってくれた。
(あれ?私清水ミチコに似てるやん。レディスアートネイチャー♬)
娘に見せたら「その程度でよーそんなん引き受けたな」。
それ、以前も言われた気がする。デジャブやろか。ともかく終わった。
打ち上げはなく、仲良しのじゅりちゃんがガストの個別打ち上げに付き合ってくれた。
家に帰り、えぐいメイクを取り
(よーこんなんでガストから追い出されやんかったもんや)
着替えて、ライブハウスにいくという動けるデブ。
そうや、ライブできる人ってこれぐらいの技術がないとあかんねんなと
実感し、恥じ入った。
応援に来てくれた皆さん、ほんまおーきに。
期待外れだと思われた皆さん、ほんまごめん。
厚顔無恥な私を罵ってくれ。
必ずや次回のソロライブまでには練習して頑張る!
(んなもん、できるかい)
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Posted by こば at
23:36
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2022年10月10日
ひさびさびさ
写真は宇和ちゃんのライブ後の集合写真
この1か月毎日のように自分の中のイベントが続いちゃった。
ダイワロイネットホテルでカラオケイベントに出たり、
中学校の同級生に偶然会ったり、
大阪の船場に営業に電車で行ったり、
ついでに心斎橋を何十年ぶりにブラブラしたり。
相方宇和ちゃん「レコ初還暦ライブ」
宮本静ちゃんがゲストの2回目が開催されたし。
国会議員さんの祝賀会や楽しいMC、友達のライブにも顔をだし
初めてのライブハウスにも連れて行ってもろた。
詰め込みすぎちゃうか。
笑いまくりの楽しい日々やったが、
弊害は一つ一つを噛みしめる時間がないこっちゃ。
想い出箱にもきちんと片付けられへん。
極めつけは30数年ぶりに親友が和歌山に帰ってきて会うたこと。
彼女は自衛隊にいき、そこで知り合った人と結婚をして4人子供を産んだ。
生活は楽やなかった。
仕事を3つ掛け持ちして働き
夫に尽くし、子供を育てたんやて。
ほんで子供たちがそれぞれ独立した時点で「箍(たが)」が外れたらしい。
「もうええわ」
死ぬまで2度と働かんと決め、1円パチンコに行ったり、趣味の洋裁をしたり
「自分の好きなことをする」。
「私は仕事好きやねん」という私を見つめ
「好きなんやったらええよ。ほんでも人間いつ死ぬかわかれへん。
今のうちにほんまにやりたいこと、やり」
ホンマにやりたいことか・・・。と考えながら話を聞いていた。
彼女の少女時代は、
母子家庭だったが公務員だった母のおかげで
貧乏をそれほど感じずに過ごした私などとは比べ物にならないぐらい
悲惨だった。
働かない父
一日中働く母
罵る声が飛び交い、毎日のように揉めた。
父親の性格は荒く、暴力事件を起こし、何度も服役。
人を刺したり、爆弾事件を起こしても、帰ってくると
しれっとしていた。
「人助けのため」起こしたことで、外野は「余計なことを。あほやなあ」で済むが
家族は地獄やったと言うてた。
「ほやからお金がないぐらいのことはなんの苦労にも感じへんねん」
と笑う親友を、学生時代から肝が座ってたけど、
相変わらずすげーなとビビりの私は羨ましく眺めた。
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Posted by こば at
20:21
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