気候変動は、自然環境と人間社会に深刻な影響を及ぼす喫緊の地球規模課題です。IGESでは、気候変動対策の主要な柱である「緩和」と「適応」に焦点を当てた研究活動を通じて、脱炭素で強靭な社会への転換を促す政策策定と実施を促します。国連気候変動枠組条約(UNFCCC)や気候変動に関する政府間パネル(IPCC)等の国際プロセスへの関与、アジア各国・自治体の能力開発支援、パリ協定第6条に基づく市場メカニズムの実施促進、適応策の効果的な実施と主流化、気候安全保障に関する研究等に取り組みます。


関連出版物

査読付論文
Machine learning-based prediction of seasonal groundwater quality for urbanized parts of Melur (Tamil Nadu), India
プロシーディングス
IMD24
Revisiting National Adaptation Plans from a Climate Security Perspective: The Case of Sri Lanka/ACCSAP
データ/ツール
IGES ASEAN NDC Database
政策プロセスへの提言
Methane Reduction Roadmap for Federated States of Micronesia, 2026-2035
ディスカッションペーパー
日本の農村部における電気自動車の普及戦略の検討:地方自治体における「まちづくり」としてのEV施策の必要性

関連イベント

今後のイベント
最新レポート解説イベント

「気候変動について今伝えたい、10の重要なメッセージ」 〜 10 NEW INSIGHTS IN CLIMATE SCIENCE 2025/2026 〜

「10 New Insights in Climate Science」(気候変動について今伝えたい、10の重要なメッセージ)は、気候変動に関する最新の科学的知見をもとにFuture Earth、The Earth League、World Climate Research Programme(世界気候研究計画)が共同で作成し、国連気候変動枠組条約締約国会議(UNFCCC COP)に合わせて毎年発表する政策レポートです。...
場所:
長崎市、オンライン
使用言語:
日本語(一部英語:日本語字幕あり)
今後のイベント
気候変動ウェビナーシリーズ

COP30速報ウェビナー「ブラジルでの議論と成果」

毎年多くの皆様にご好評いただいている「COP速報ウェビナー」を今年も開催します。 本年度のCOP30は、京都議定書の発効から20年、パリ協定の採択から10年という節目の年にあたります。 今回のCOP30速報ウェビナーでは、 現地で本会議に参加したIGES研究員らが、それぞれの専門分野について、いち早くCOP30での成果をお伝えします。特に、注目される以下のトピックを中心に、 主要論点や新たな動向を分析し、今後の国内外の政策・実施に与える影響等を深掘りします。 本ウェビナーは「わかりやすさ...
場所:
オンライン
使用言語:
日本語
過去のイベント
COP30 ジャパン・パビリオン セミナー

ASEANの脱炭素化への日本の協力 -ASEAN-日本GSTレポートに向けて-

ASEAN等の脱炭素移行を着実に進めるために、日本はアジア太平洋統合評価モデル(AIM)によるNDC(国が決定する貢献)・LTS(長期戦略)の作成支援、コ・イノベーションのための透明性パートナーシップ(PaSTI)による企業の透明性向上支援(算定報告に関する制度導入支援等)、隔年透明性報告書(BTR)・インベントリ作成支援による脱炭素政策形成支援を実施してきた。今後、これらの取組から得られたアジア型の脱炭素を通じた経済成長モデルの考え方を、日本とASEANが協力して...
場所:
COP30 ジャパン・パビリオン
使用言語:
英語

関連ニュース

プレスリリース
2025年4月8日

「パリ協定6条実施パートナーシップ(A6IP) アドバイザリーグループ第2回会合」開催

公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES=アイジェス)が事務局を務めるパリ協定6条実施パートナーシップ(Paris Agreement Article 6 Implementation Partnership: A6IP)センターは、「A6IPアドバイザリーグループ第2回会合」を2025年3月11日〜12日に東京で開催しました。 A6IPアドバイザリーグループ会合は、パリ協定6条(市場メカニズムを通じた国際協力)に携わる主要な実務者とともに、6条の実施状況を共有し...
お知らせ
2024年11月18日

「第10回二国間クレジット制度(JCM)パートナー国会合」の運営を支援しました

公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES=アイジェス)が事務局を務めるパリ協定6条実施パートナーシップ(Paris Agreement Article 6 Implementation Partnership: A6IP)センターは、アゼルバイジャン共和国・バクーで開催された国連気候変動枠組条約(UNFCCC)第29回締約国会議(COP29)のジャパン・パビリオンにて2024年11月18日に環境省が主催した「第10回二国間クレジット制度(JCM)パートナー国会合」の運営を支援しました。

プレスリリース
2025年3月6日

「二国間クレジット制度(JCM)グローバルパートナーシップ 第4回会合」開催

公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES=アイジェス)が事務局を務めるパリ協定6条実施パートナーシップ(Paris Agreement Article 6 Implementation Partnership: A6IP)センターは、環境省と共に、「二国間クレジット制度(JCM)グローバルパートナーシップ 第4回会合」を2025年2月17日〜19日に東京で開催しました。 JCMグローバルパートナーシップは、JCMを通じた脱炭素プロジェクトの形成、パリ協定6条(市場メカニズム)の実施...

関連プロジェクト

プロジェクト
Updated: 2025年11月

UNFCCC COP30 特集

11月10日〜21日、ブラジルのアマゾン入口に位置するベレンで国連気候変動枠組条約(UNFCCC)第30回締約国会議(COP30)が開催されます。COPはUNFCCCの最高意思決定機関であり、京都議定書やパリ協定のほか、これまでの合意事項についての実施状況の確認や、新たな目標、取り組みが毎年議論されます。今年のCOP30は、京都議定書発効から20年、パリ協定採択から10年という重要な節目になります。議長国であるブラジルは、COP30を「交渉の段階から実施の段階」への決定的な移行を示すものとして
Updated: 2025年11月

気候変動ウェビナーシリーズ

本シリーズでは、気候変動に関する重要な視点を「2つのトラック」に分けてお届けします。 1つ目のトラックでは、脱炭素社会の実現を目指す企業や自治体の皆さまに向けて、今後のビジョン策定や戦略立案に役立つ、気候変動をめぐる最新の動向や重要トピックをご紹介します。 2つ目のトラックでは、企業・自治体の実務担当者に向けて、国内外の炭素市場に関する最新情報を分かりやすく解説します。 さらに、COP開催前後では、関連する主要論点や国際交渉の動向・背景についても取り上げ...
プロジェクト
Updated: 2025年8月

G7 / G20 特集

各特集ページでは、G7/G20サミットにおける気候変動、エネルギー、環境分野に関する主要テーマの動向や注目ポイント等を解説しています。