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ハクシヨウ (1958年生)

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出典検索?"ハクシヨウ" 1958年生 – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL
(2015年7月)
ハクショウ(2代目)
品種 サラブレッド
性別
毛色 黒鹿毛
生誕 1958年 5月15日
死没 不明(1983年7月用途変更)
ヒンドスタン
グレースフルアイヴィ
母の父 Khosro
生国 日本の旗 日本(北海道 浦河町)
生産者 酒井牧場
馬主 西博
調教師 尾形藤吉(東京)
競走成績
生涯成績 9戦7勝
獲得賞金 1260万2850円
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ハクシヨウとは日本競走馬である。第28回東京優駿(日本ダービー)のほか、朝日盃3歳ステークスに勝利するなど活躍した。1960年 啓衆賞最優秀(旧)3歳牡馬。

現役時代

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旧表記3歳時には6戦6勝の圧倒的強さを見せ、朝日盃3歳ステークスを2着に5馬身差を付けレコードタイムで制したほか、東京3歳ステークスを3馬身、中山3歳ステークスを4馬身差レコード、さらにオープンを7馬身差レコードと活躍した。この成績で1960年最優秀3歳牡馬に選ばれた。

このあと休養に入り、復帰戦は皐月賞になったがシンツバメの11着と大敗し、続くNHK盃も4着とまったくいいところがないまま東京優駿に挑むことになった。しかしその東京優駿では皐月賞優勝馬シンツバメ、NHK盃優勝馬チトセミノルが回避したためふたたび1番人気に支持された。この年の東京優駿には相手が薄いと見た優駿牝馬優勝馬チトセホープ連闘で出走しており、2番人気に推されていた。

最後の直線で先行するチトセホープをかわし勝利は確実かと思われたが、前走で条件戦を勝ち上がったばかりのメジロオーが大外から突っ込んできてハクシヨウに並びかけたところがゴールだった。たいへんに長い写真判定の末ハクシヨウの勝利が確定したが、その差は非常にわずかで、髪の毛1本ともされている。この東京優駿を最後にハクシヨウは引退した。

なお、現在のようなスターティングゲートによるゲート式スタートが導入されて最初の日本ダービー馬である。ただし、本馬以前にゲート式スタートによるレースそのものを経験したことがあるダービー馬は、ゴールデンウエーブダイゴホマレの2頭がいる[1]

種牡馬

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引退後は種牡馬となり、ホワールウインド(アラブ王冠賞)、ハクラン(名古屋・新春グランプリ東京盃3着など。地方競馬から中央競馬への移籍後ライフウに改名)などの産駒を残した。その後1983年7月に用途変更となっている。

なお、2代目ハクシヨウの血を引く馬は現存しない[2]

血統表

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ハクシヨウII血統 (ボワルセル系 / Swynford ×ばつ5=6.25%) (血統表の出典)

*ヒンドスタン
Hindostan
1946 黒鹿毛
父の父
Bois Roussel
1935 鹿毛 Vatout Prince Chimay
Vasthi
Concertina
父の母
Sonibai
1939 鹿毛 Solario Gainsborough
Sun Worship
Udaipur Blandford

*グレースフルアイヴイ
Graceful Ivy
1947 芦毛 Khosro
1938 鹿毛 Sir Cosmo The Boss
Ayn Hali
Straight Sequence Startford
Little Flutter
母の母
Ivy Grey
1941 芦毛 Empire Builder Son-in-Law
Fourfold
Eleni Greenback
Epping Rose F-No. 10-d


脚注

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  1. ^ 両馬は地方競馬移籍組であり、こちらでは1953年からゲート式スタートが導入されていた。
  2. ^ なお、初代ハクシヨウアイネスフウジンなど、細々とではあるが血を引く馬を残している。

外部リンク

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(旧)最優秀3歳牡馬
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
最優秀2歳牡馬
2000年代
2010年代
2020年代
  • 1 2001年より馬齢表記法が数え年から満年齢に移行
    *2 1954-1971年は「啓衆社賞」、1972-1986年は「優駿賞」として実施
    *3 1986年は2頭同時受賞
朝日杯3歳ステークス
1940年代
1950年代

第2回 トキノミノル / 第3回 タカハタ / 第4回 サンゲツ / 第5回 タカオー / 第6回 メイヂヒカリ / 第7回 キタノオー / 第8回 キタノヒカリ / 第9回 カツラシユウホウ / 第10回 ウネビヒカリ / 第11回 マツカゼオー

1960年代

第12回 ハクシヨウ / 第13回 カネツセーキ / 第14回 グレートヨルカ / 第15回 ウメノチカラ / 第16回 リユウゲキ / 第17回 メジロボサツ / 第18回 モンタサン / 第19回 タケシバオー / 第20回 ミノル / 第21回 アローエクスプレス

1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
朝日杯フューチュリティステークス
2000年代
2010年代
2020年代
東京優駿(日本ダービー)勝ち馬
1930年代
1940年代
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代

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