2025年 5月 30日
都市のコラージュ_書影 都市のコラージュ
美術・生活・歴史
坂上桂子(編)
判型:A5判上製
頁数:333頁
定価:5000円+税
ISBN:978-4-8010-0877-9 C0052
装幀:齋藤久美子
6月下旬発売!
▶試し読み◀/▶直接のご注文はこちらへ◀︎
都市は生きている
都市とは、人々の営み・記憶・文化が織り成す動的な現象である。
人々が土地を切り拓き、立ち止まり、交わり、住み着き、また通り過ぎゆくなかで、歴史は絶え間なく堆積し、都市の姿が立ち上がる。市場、街路、家屋、銅像、石板、詩篇、雑誌、Web画像、グラフィティ、シアター、モニュメント......さまざまな形で刻まれた都市の断片を読み解く試み。
Read the rest of this entry »
2025年 5月 26日
れそなんてぃあ_書影 れそなんてぃあ
東西古典詩の木魂
井伊華言(著)
判型:A5判上製
頁数:177頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0873-1 C0098
装幀:齋藤久美子
6月上旬発売!
▶試し読み◀/▶直接のご注文はこちらへ◀︎
古典詩を愛する閑人たちに捧ぐ
ギリシア・ラテンから古代中国、日本まで、古典詩人約80名の作品に、戯評・感想・パロディからなる詩による返答=〈れそなんてぃあ〉を詠む、前代未聞の詩集。元西洋古典学徒・奇人井伊華言老がこの世の名残に放つ〈最後っ屁〉。
Read the rest of this entry »
2025年 5月 20日
もうひとつの時代 もうひとつの時代
W・H・オーデン(著)
岩崎宗治(訳)
判型:A5判上製
頁数:232頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0860-1 C0098
装幀:齋藤久美子
5月下旬発売!
▶直接のご注文はこちらへ◀︎
今を生きる人間にとって「もうひとつの時代」などないのだ
20世紀最大の詩人の一人、W・H・オーデンが、1930年代後半の〈危機の時代〉に終生の伴侶となるチェスター・カルマンに捧げた詩集。
Read the rest of this entry »
2025年 5月 20日
アキレスの盾 アキレスの盾
W・H・オーデン(著)
太田雅孝(訳)
判型:A5判上製
頁数:213頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0859-5 C0098
装幀:齋藤久美子
5月下旬発売!
▶直接のご注文はこちらへ◀︎
人間の弱さを見据えて祈るオーデンの代表作
今、世界各地で反生命的で非人間的な行為、破壊と流血、生命に対する抑圧がくりひろげられている。これらはすでに、第二次世界大戦後の1955年に発表された本書に描かれていることではないだろうか。
Read the rest of this entry »
2025年 5月 19日
運慶・ルオー・ブレイク_岡本批評集成
運慶・ルオー・ブレイク
岡本謙次郎美術批評集成
岡本謙次郎(著)
千石英世+鈴木重雄(編)
判型:A5判上製
頁数:358頁
定価:6000円+税
ISBN:978-4-8010-0855-7 C0070
装幀:齋藤久美子
5月下旬発売!
▶直接のご注文は こちらへ◀︎
芸術とは何か、美とは何か。
戦後の美術批評、とりわけイギリス美術の紹介と批評を牽引した著者が、〈路上に朽ちるにまかせ〉た厖大な著述群から、運慶、ルオー、ブレイクの精神性・宗教性に肉薄する三作品を精選し、斎藤義重、小島信夫をめぐるエッセイを付した著者渾身の批評選集。
Read the rest of this entry »
2025年 5月 16日
風に舞う塵のように_書影 風に舞う塵のように
《フィクションのエル・ドラード》
レオナルド・パドゥーラ(著)
寺尾隆吉(訳)
判型:四六判上製
頁数:682頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0870-0 C0397
装幀:宗利淳一
5月下旬発売!
▶試し読み◀/▶直接のご注文はこちらへ◀︎
現代キューバの磁力とディアスポラ
《ジャーナリストとして鍛錬を積んだパドゥーラがその教えを忠実に守り続けていることは、小説の執筆に臨む際の入念な調査にはっきりと感じられる。》(フアン・ビジョーロ)
2014年、キューバから亡命した元野球少年マルコスと、キューバ人を母に持つ大学院生アデラ、二人はマイアミで運命的な出会いを果たす。愛を深めていく二人は、激動のキューバ現代史に翻弄された両親の知られざる過去に直面する。革命とともに産声をあげ、希望に溢れる青春時代を過ごした若者たちが、一夜の事件を端緒に、一人また一人と祖国を去り、行き着く先で見出す真実とは......
祖国の呪縛を抱えたまま、塵のように世界中に散らばった人々の生き様を、「キューバ国民生活の年代記」という壮大なスケールで描き出す傑作長編。
Read the rest of this entry »
2025年 5月 15日
ベッドがあれば=カバー ベッドがあれば
叢書《エル・アトラス》
アブデッラー・ターイア(著)
鵜戸聡(訳)
判型:四六判上製
頁数:151頁
定価:2000円+税
ISBN:ISBN978-4-8010-0872-4 C0097
装幀:宗利淳一
5月下旬発売!
▶試し読み◀/▶直接のご注文はこちらへ◀︎
家族の絆、イスラム世界の抑圧と西洋への憧れ
「僕は牢獄にいた、ますます牢獄の中に。西洋には自由があるって? どんな自由が?」
母や兄への官能的な親密さに満ちた幼年時代を通りぬけて、フランス語の知に魅惑されたモロッコの若者は地中海の両岸で「他者」となる。
南でゲイであること、北でアラブであること、そして自分と世界を知る旅。
Read the rest of this entry »
2025年 5月 8日
5月10日(土)に鈴木雅雄氏コーディネート連続講演会「シュルレアリスム、100年後に」第6回「身体/神話/無意識」が開催されます。
今回は、第二次世界大戦後の重要な著作2冊を取り上げます。一冊の決定的な著作によって、スキャンダラスな人形作家のイメージをはるかに越えた、鮮烈なベルメール像を構築した松岡氏が、身体的無意識という概念を梃子として彼にとってのシュルレアリスムを解き明かし、講演会の立案者である鈴木自身も、『アメリカ大陸の神話・伝説・民話選集』を中心に、後期ペレの民族学的問題系に光を当てます。
松岡佳世(株式会社キュレイターズ)
身体的無意識をひらく試み――ハンス・ベルメール『イマージュの解剖学』
鈴木雅雄(早稲田大学准教授)
今日、神話が生まれる――バンジャマン・ペレと新大陸
連続講演会「シュルレアリスム、100年後に」第6回「身体/神話/無意識」
f937ec7e8d83a65a3f3efbc49dd08807
日時:2025年5月10日(土)14時00分〜17時30分
会場:早稲田大学戸山キャンパス36号館6階682教室
参加方法:会場参加(入場無料・予約等不要)
登壇者:松岡佳世(株式会社キュレイターズ)、鈴木雅雄(早稲田大学准教授)
主催:早稲田大学文学研究科フランス語フランス文学コース
お問合せ先:salut@list.waseda.jp(早稲田大学文学部フランス語フランス文学コース)
http://flas.waseda.jp/french/actualites/evenements/2025/04/17/4025
2025年 5月 8日
来る5月18日、19日、21日、22日、26日に、《叢書エル・アトラス》『シャアバの子供』の著者アズーズ・ベガーグ氏が来日され、下記の講演会・イベントに登壇されます。
ぜひ、この機会にご参加ください。
【プログラム】
1 5月18日(日) 14時〜17時
「フランスにおけるマグレブ系「移民」 映画『シャアバの子供』上映会・作家アズーズ・ベガーグとの対談」
司会-マルコ・ソッティーレ ディスカッサント-石川清子 通訳-下境真由美
会場:慶應義塾大学日吉キャンパス 来往舎1Fシンポジウムスペース
https://lib-arts.hc.keio.ac.jp/event/1002
主催:慶應義塾大学
協力:グループ「フランスに於けるマグレブ系「移民」と文学」、(公益財団法人)日仏会館、(公益財団法人)森村豊明会
2 5月19日(月) 15時30分〜17時10分
「文化の違いは『問題』のもとか」
司会-平田周 コメンテーター-石川清子 通訳−下境真由美
会場:南山大学 Q棟Q314教室
主催:南山大学ヨーロッパ研究センター
共催:南山大学外国語学部フランス科
協力:グループ「フランスに於けるマグレブ系「移民」と文学」、(公益財団法人)日仏会館、(公益財団法人)森村豊明会
3 5月21日(水) 13時30分〜16時30分
「フランスにおけるマグレブ系「移民」 映画『シャアバの子供』上映会、
ならびに作家・社会学者アズーズ・ベガーグとの対談」
司会-園山大祐 ディスカッサント-浪岡 新太郎 通訳-下境真由美
会場:大阪大学 吹田キャンパス 人間科学研究科本館5階(51教室)
https://www.hus.osaka-u.ac.jp/mirai-kyoso/ja/events/250421c/
主催:大阪大学大学院人間科学研究科
共催:大阪大学人権問題委員会、フランス教育学会研究懇話会
協力:グループ「フランスに於けるマグレブ系「移民」と文学」、(公益財団法人)日仏会館、(公益財団法人)森村豊明会
4 5月22日(木) 10時30分〜12時
「文化の違いは『問題』のもとか」
司会-太田悠介 通訳-下境真由美
会場:神戸市外国語大学 506教室
主催:神戸市外国語大学
協力:グループ「フランスに於けるマグレブ系「移民」と文学」、(公益財団法人)日仏会館、(公益財団法人)森村豊明会
5 5月26日(月) 18時〜20時
「1960年代フランスの貧困家庭に 非フランス語話者・文盲の両親のもとに生まれ、作家になること――奇跡か、あるいはフランスのモデルケースか?」
司会-マルコ・ソッティーレ コメンテーター-下境真由美 同時通訳
会場:日仏会館ホール
https://www.mfj.gr.jp/evenements/?lang=ja
https://www.fmfj.or.jp/events/20250526.html
主催:グループ「フランスに於けるマグレブ系「移民」と文学」
共催:日仏会館・フランス国立日本研究所
協力:(公益財団法人)日仏会館、(公益財団法人)森村豊明会、科学研究費補助金 基盤研究(B)「地中海詩学の構造的多義性に関する言語圏横断的研究」(代表:鵜戸聡)
【講師について】
ベガーグ氏アズーズ・ベガーグは、フランスの社会学者、作家、政治家。1957年、リヨンに生まれる。両親はアルジェリアからの移民。リヨン第二大学で経済学の博士号を取得し、フランス国立科学研究センターに所属するかたわら、グランゼコール、リヨン中央学校で教鞭を取る。2005年から2007年まで、機会均等推進担当特命大臣を務める。40作品以上の小説・エッセーの他、フランスにおける移民に関する17の著書がある。主な小説に『シャアバの子供』(下境真由美訳、水声社、2022年)、『木か家か』(未邦訳、2021年)など、またエッセーに『浴槽の中の羊』(未邦訳、2007年)など、学術書に『一触即発の地区』(未邦訳、1997年)などがある。
お問い合わせ:下境真由美 mayumi.shimosakai@univ-orleans.fr
2025年 5月 7日
ベルナール・ファイ_カバー
ベルナール・ファイ
ある対独協力知識人の肖像
言語の政治
アントワーヌ・コンパニョン(著)
今井勉(訳)
判型:A5判並製
頁数:292頁
定価:5000円+税
ISBN:978-4-8010-0869-4 C0098
装幀:中山銀士(協力=金子暁仁)
5月下旬発売!
▶ 試し読み◀/▶直接のご注文はこちらへ◀︎
モダニズムとファシズムが交錯する
戦間期フランスの論壇の頂点にまで登り詰め、プルーストやジッドとも親しく交わった前衛芸術の擁護者が、ひるがえってナチス・ドイツの蛮行に加担したのはなぜか。反動知識人のスキャンダルの内幕に光を当て、文学と政治が交錯する深層に迫る歴史叙述。
Read the rest of this entry »