2013年 10月 23日
4891769890コミュニズムの仮説
アラン・バディウ/市川崇訳
四六判上製/267頁/定価=3000円+税
978-4-89176-989-5 C0010 10月25日頃発売!
装幀=宗利淳一
21世紀の〈共産主義〉を闘え!
パリ・コミューン、文化大革命、五月革命......それらは果たして「敗北」だったのか? コミュニズムの「理念」の復権を試み、解放の政治の可能性を問う〈論争的〉状況論。
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関連書
C. ドゥージナス+S. ジジェク 共産主義の理念 4500円+税
A. バディウ+N. トリュオング 愛の世紀 2200円+税
A. バディウ サルコジとは誰か? 2200円+税
2013年 10月 18日
3æÈçWPüe©{さよならは何度でも
ガンと向き合った医師の遺言
ダヴィッド・セルヴァン=シュレベール/二瓶恵訳
四六判並製/190頁/定価1500円+税
978-4-89176-985-7 C0047 10月25日頃発売予定
装幀=齋藤久美子
優しさと感動に溢れたガン闘病記
ガンが発見されて以来、自ら考案した「ガン克服」法を実践し、人生を賭けてガンと闘ったフランス人医師が遺した最後の言葉。家族や友人たち、すべての愛しいひとたちに〈さよなら〉を告げる希望に溢れたメッセージ。
「悲しい本というわけではない。だが、読み終わると胸が締め付けられる」
《Sud Ouest Dimanche》
《Elle》
《Gala》
《Le Quotidien du médecin》
2013年 10月 18日
9月下旬に小社より刊行された『長崎』の作者、エリック・ファーユさんのトークイベントを行います。
『長崎』は、日本で実際に起きた出来事を題材とし、長崎を舞台とした異色の現代フランス文学です。原書は2010年にアカデミー・フランセーズ小説大賞を受賞し、フランスでは30万部をこえるベストセラーとなりました。
作者のエリック・ファーユさんは日本ではまだほとんど知られていませんが、大の日本びいき。『長崎』でも、有明海の風景や、市街を走る路面電車、番茶からコンビニ弁当まで、さまざまなギミックが駆使され、記者出身の小説家ならではの綿密な取材にもとづく、リアルだけれどちょっと奇妙な小説世界が展開されています。
今回は訳者の松田浩則さんに聞き手と通訳をつとめていただき、『長崎』誕生の舞台裏、フランス人にとっての日本のイメージ、これからの文学のありかたなどについて、フランスの小説家としての視点から語っていただきます。
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『長崎』刊行記念:エリック・ファーユさんトークイベント
フランス語で日本を書くということ
日時:2013年11月1日(金)19:00〜
会場:西武池袋本店別館9階 池袋コミュニティ・カレッジ28番教室
参加チケット:1000円(税込)
チケット販売場所:西武池袋本店書籍館地下1階リブロリファレンスカウンター
ご予約・お問合せ:リブロ池袋本店 03-5949-2910
※(注記)お電話でご予約いただくか、販売場所にてチケットをお求めください。
[講師紹介]
エリック・ファーユ(Éric Faye)1963年、リモージュ生まれ。ロイター通信の記者として勤務しながら、1990年より創作活動に入る。主な著書に、『わたしは灯台守』(Je suis le gardien du phare, 1997)、『雨の海クルーズ』(Croisière en mer des pluies, 1999)、『痕跡のない男』(L’Homme sans empreintes, 2008)などがある。本書『長崎』は、『朝日新聞』の2008年5月の記事に着想を得、日本での綿密な調査ののち、2009年2月から2010年4月にかけて執筆された。
松田浩則(まつだひろのり)
1955年、福島県いわき市生まれ。神戸大学大学院人文科学研究科教授。主な著書に、『ポール・ヴァレリー『アガート』訳・注解・論考』(共著、筑摩書房、1994年)、主な訳書に、ミシェル・トゥルニエ『海辺のフィアンセたち』(紀伊國屋書店、1998年)、ドニ・ベルトレ『ポール・ ヴァレリー』(法政大学出版局、2008年)などがある。
詳細はリブロ池袋本店のウェブページをご覧ください(*)
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長崎カバー 長 崎
エリック・ファーユ/松田浩則訳
装幀=宗利淳一デザイン
四六判上製/142頁/定価=1800円+税
978-4-89176-988-8 C0097 好評発売中!
侵入した女は何者なのか――
平凡な独身男性シムラは、ある日、自宅の押し入れに見知らぬ女が潜んでいることを知る。彼女はシムラに気づかれることなく、一年にわたってそこに住み続けていたというのだ。やがて少しずつ、彼女の過去が明らかになってゆく......。
舞台は現代の長崎。有明海の風景や、市街を走る路面電車、炊飯器からコンビニ弁当まで、さまざまなギミックが駆使され、リアルだが、どこか奇妙な小説世界が展開される。実際に起きた出来事を題材として、現代社会に生きる人々の孤独な宿命を描きだす、気鋭の著者の意欲作!
2013年 10月 18日
小社より昨年刊行された『ユダヤ小百科』(ユーリウス・H・シェプス編)が、日本翻訳家協会による第49回日本翻訳出版文化賞《翻訳特別賞》を受賞いたしました。(2013年9月10日発表。10月12日授賞式)賞を与えてくださった日本翻訳家協会、および鈴木隆雄先生をはじめとする訳者の方々に感謝いたします。
e383a6e38380e383a4e5b08fe799bee7a791ユダヤ小百科
2013年 10月 11日
別れ=書影別 れ
フアン・カルロス・オネッティ/寺尾隆吉訳
装幀=宗利淳一デザイン
四六判上製/168163頁/定価=2000円+税
978-4-89176-953-6 C0397 10月11日頃発売予定
〈フィクションのエル・ドラード〉 第4回配本はウルグアイの作家フアン・カルロス・オネッティの『別れ』(「この恐ろしい地獄」「失われた花嫁」の傑作短編を含む)をお届けします。
オネッティは書くという魔法によって、挫折を勝利に変えた。(マリオ・バルガス・ジョサ)
田舎町のホテルにひとりの男がやってきた。無愛想な人柄......若い娘との待ち合わせ......妻子の来訪...... 町人たちは噂し、疑り深い語り手は男の背景にひとつの物語を紡いでいくのだが......
語り手の視点から言葉巧みに読み手を作品世界へと誘い、作者自らこの作品を偏愛した秀逸な中編。
表題作のほか、モンテビデオで起きた実話を憎愛と復讐の物語へと変貌させた「この恐ろしい地獄」。婚礼というオブセッションに取り憑かれた狂女を幻想的に描いた「失われた花嫁」の傑作短編を収録。
〈フィクションのエル・ドラード〉
世界文学に依然として強烈なインパクトを放ち続けるラテンアメリカ文学。いまだ紹介されていない才能ある作家たちや評価の定まった巨匠たちの、とりわけ想像力に富む小説(フィクション)を中心に厳選し、文学シーンの最前線をお届けするシリーズです。
既刊好評発売中 (価格税別)
セルヒオ・ラミレス『ただ影だけ』......2,800円
フアン・ホセ・サエール『孤児』......2,200円
ホセ・ドノソ『境界なき土地』......2,000円
2013年 10月 11日
ヘブキリカバーヘブライ人キリスト
――福音書はいかにして成立したか
クロード・トレスモンタン/道躰章弘訳
A5判上製/364頁/定価5000円+税
ISBN978-4-89176-994-9 C0016 10月中旬発売予定!
福音書はヘブライ語で書かれた!
数世紀来、ギリシャ語で書かれた文書であるとの説が自明視されてきた新約聖書。しかし、福音書のテクストを厳密に読みほどくうちに、ヘブライ語文書にしか見られないはずの表現が散見されはじめた......。
フランス語、ギリシャ語、ヘブライ語を往還しながら、新約聖書の内奥に隠された真の姿「ヘブライ語文書」へと肉迫する、キリスト教研究の新たな境地を切り拓く画期的論考。