2013年 6月 26日
バルザックが「私は書いたもののなかでもっとも美しい作品」と語った、『人間喜劇』の極北に位置しながら、『人間喜劇』全体に光を放射するバルザック文学の真骨頂!
2013年 6月 26日
目次
序章
第1部 ケアとして考える
第1章 コト的アプローチ — 「音楽の力」をめぐって
第2章 ミュージッキング再考 — 〈語り〉とケア
第2部 文化として位置づける
第3章 〈プレリュード〉 — 音楽と〈語りなおし〉
第4章 知覚・認識・記憶 — 音楽文化と身体
第5章 〈Living Together ラウンジ〉 — 音楽的儀式とメモリーワーク
断章 〈フェスティバル FUKUSHIMA!〉
第3部 アートとして再定義する
第6章 音楽とフェティシズム — 価値とコミュニケーションへの新たな視座
第7章 芸術実践のポリティクス — 芸術・ケア・文化への新たな視座
2013年 6月 26日
目次
序 事例としての日本
第1章 前‐近代化のプロセス——徳川時代の知と権力
一、徳川時代の社会システムの特色
二、知識体制
三、知識の社会的地位
四、知の秩序とその進化
五、三つの事例
第2章 近代化の条件
一、王政復古
二、開国の象徴的秩序
三、知識人——非自己実現的階層
第3章 近代化の思想
一、明治知識人の社会的地位
二、福沢諭吉による知の概念
三、開化の衝撃
四、近代
五、「本位」
六、文明化——原典と再読
第4章 近代性
一、近代性の概念
二、日本における近代性
三、森鷗外による混沌
四、漱石の近代性
第5章 近代化の終焉と近代性の超克
一、転向の概念
二、超国家主義的国家および国の概念
三、一九四二年東京——超克のジレンマ
四、一九四九年京都——ニヒリズムとアメリカニズム
五、戦後知識人——「悔恨の共同体」
第6章 近代の回帰——「知識社会」へ
一、ポストモダン運動とその時代
二、日本におけるポストモダンの時代とその変化
三、大いなる移行——「知識社会」としての日本
四、新たな近代化の始まり
五、二〇〇五年から見た二〇五〇年——研究政策にとっての社会的転換点
六、危機と災害を越えた再建
七、民主的進歩と新たな社会モデル
八、連続的制度イノベーション
結論 解体から再建へ——日本はどこへ行くのか?
註 /訳者あとがき
2013年 6月 26日
2013年 6月 21日
小社より昨年刊行された加藤有子さんの『ブルーノ・シュルツ 目から手へ』が第4回表象文化論学会賞を、また番場俊さんの『ドストエフスキーと小説の問い』が同じく奨励賞を受賞いたしました。おめでとうございます!
詳細は表象文化論学会のホームページをご覧下さい(*)
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bluno_cover加藤有子
2013年 6月 3日
4月に刊行されたヴィジャイ・プラシャド著『褐色の世界史——第三世界とはなにか』は、激動の20世紀を《第三世界というプロジェクト》の視座から描き出し、その未発のままの歴史/運動/現在をトータルに概括する話題の書として欧米での評価が高く、長く邦訳が待たれていました。著者のヴィジャイ・プラシャドは、サイード亡き後、世界情勢についてもっとも精力的に語る論客として、注目を浴びていますが、本書も刊行以来、各誌紙で好評をいただいております。
◉ 柄谷行人氏(哲学者、『朝日新聞』6月1日付)
「本書から、私は第三世界に関する基礎的な史実を学んだ。〔......〕「第三世界」を滅ぼしたのは、この新帝国主義である。しかし、本書を読んで、私はこう思った。そう遠くない将来に、「第三世界」に代わるものが生まれるだろう、そして、それは新たな国連と結びつくだろう。」
◉ 池上善彦氏(元『現代思想』編集長、『図書新聞』4月27日号)
「著者の指摘するように〔......〕未だ世界全体の第三世界プロジェクトは再開されていない。しかしそこにこそ現在の我々の指針がある。考え抜いたと思った果てに、さらに世界は広がっている。世界は我々が考えるよりずっと広いものなのだ。本書を読んでそれを実感する。」
◉ 野中大樹氏(『週刊金曜日』4月19日号)
「第三世界はすでに消えたのか、今もあるのか。訳者である粟飯原文子氏は、あとがきでこう記す。『第三世界が『プロジェクト』であるのなら、決して消え去ってしまうことはない』と。」
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また、来たる 6月16日(日)午前10時30分より、本書の刊行を記念して、ジュンク堂書店池袋本店においてトークイベントをおこないます。
今回のトークイベントは、本書の価値をいちはやく見出した池上善彦さん(元『現代思想』編集長)と、訳者の粟飯原文子さん(アフリカ文学・文化史)が、「21世紀に第三世界を考える——新しい世界史と日本のためのパースペクティヴ」と題して行ないます。ふるってお運びください!
*なお、本イベントは、おなじく粟飯原さんの訳によるアルンダティ・ロイ著『ゲリラと森を行く』を刊行する以文社さんとの共催になります。
▶ 「21世紀に第三世界を考える——新しい世界史と日本のためのパースペクティヴ」
▶ 講師:池上善彦(元『現代思想』編集長)×ばつ粟飯原文子(アフリカ文学・文化史)
▶ 日時:2013年6月16日(日) 午前10時30分〜
▶ 場所:ジュンク堂書店 池袋本店 TEL 03-5956-6111
▶ 入場料:1000円(ワンドリンク付)
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