2009年 7月 31日
niseamerica_cover1最新のアメリカ文学をめぐる翻訳やエッセイで、
いまもっとも注目を集めている都甲幸治さん。
彼の第1単行本『偽アメリカ文学の誕生』(弊社)刊行を記念して、
豪華メンバーによるトークセッションを開催いたします。その名も、
2009年8月29日(土) 18:30 開場/19:00 開演 満員御礼!
ジュンク堂新宿店8階カフェ 定員40名
入場料 1000円(1ドリンク付)
くわしくはこちらをクリック→*
[講師プロフィール]
◎にじゅうまる 都甲幸治(とこう・こうじ)
1969年、福岡県生まれ。早稲田大学准教授、翻訳家。専攻はアメリカ文学・
文化。主な訳書に、ファンテ『塵に訊け!』、ブコウスキー『勝手に生きろ!』、
DBCピエール『ヴァーノン・ゴッド・リトル』ほか多数。現在、『新潮』誌に
「生き延びるためのアメリカ文学」を好評連載中。
◎にじゅうまる 和田忠彦(わだ・ただひこ)
1952年、長野県生まれ。東京外語大学副学長、翻訳家。
専攻はイタリア近現代文学、文化芸術論。著書に、『ヴェネツィア 水の夢』、
『声、意味ではなく』、『ファシズム、そして』(弊社刊)。訳書に、
カルヴィーノ『むずかしい愛』、『魔法の庭』、デ・アミーチス『クオーレ』、
『ウンベルト・エーコの文体練習』など多数がある。
◎にじゅうまる 柴田元幸(しばた・もとゆき)
1954年、東京都生まれ。東京大学教授、翻訳家、エッセイスト。
専攻はアメリカ文学、翻訳論。主な著書に、『生半可な学者』、
『アメリカ文学のレッスン』、『代表質問 16のインタビュー』など。
訳書に、オースター『幽霊たち』、ロンドン『火を熾す』、
サリンジャー『ナイン・ストーリーズ』など多数がある。
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都甲幸治
2009年 7月 27日
isanエルンスト・ブロッホ/池田浩士訳
ブロッホはベンヤミンの思い出を語った文章で次のように言っている。
「私たちに共通していた細目への感覚、ささいなもの、見過ごされたものを
観察するさいに副次的なささいなものの持つ、しばしば見過ごされた
意味に対する感覚......」。
本書〔『この時代の遺産』〕は、ブロッホのメシア的革命のモティーフが、
そうしたトリヴィアルな時代の残余と接触する瞬間に発する
閃光の集成といえるかもしれない。
〔......〕
訳者である池田が本書に賭けた並々ならぬ思いが伝わってくる。
〔姉妹書〕
nazismエルンスト・ブロッホ/池田浩士・藤原辰史・本庄史明訳
2009年 7月 24日
kaidan_cover-2谷口 基
2009年 7月 24日
いま、青山ブックセンター六本木店で、ファッションブランド
「シアタープロダクツ」が独自のコンセプトで本棚を展開中です。
弊社刊『メイエルホリド 演劇の革命』もチョイスされていますので、
近郊へお立ち寄りの際には、ぜひ足をお運びください。
会場のようすはこちら→*
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meyel4エドワード・ブローン/浦雅春・伊藤愉訳
2009年 7月 22日
girisia佐藤亨・中條忍・廣木一人・伊達直之・村田真一・堀真理子・外岡尚美 著
2009年 7月 13日
sarkozy_aera1都内では本日発売の『AERA アエラ』 (7/20号)の
「今週の3冊」欄で、『サルコジとは誰か?』が
ピックアップされています。500字ほどの無署名記事ですが、
本書のコンセプトを手際よくまとめていただいてますので、
ぜひご覧ください。デモや暴動など、個人の権利にこだわる
フランスでは、原書が3万部のベストセラーといいます。
「愚か者」ばかりが汲々として権力を握る日本でも、
もっと読者を獲得してくれないものか、と(個人的には)願っています。(編集部 naovalis)
本書で一貫して描かれることは、「愚か者」を国家元首にしてしまう
「資本主義」の猛威についてだ。著者は圧倒的な「貧富」の「壁」を
崩す可能性を模索し、提案する。「移民問題」も「経済格差」も
他人事ではない。フランス本国ではベストセラーになったという本書から
我々は何を学ぶべきだろうか。
ちなみに、著者の アラン・バディウについては、以下のリンク先で原書刊行後の
動画を観ることができます(邦訳つき)。おもしろいですよ!
http://www.dailymotion.com/video/x3vjw6_alain-badiou-sub_politics
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アラン・バディウ著/榊原達哉訳
2009年 7月 9日
フランスの構造改悪路線を推し進め、就任2年後の現在もなお同国に混沌と幻滅を
放ち続けるニコラ・サルコジ大統領。この国家元首に対して徹底批判によって応じたのが、
現代思想を代表する哲学者アラン・バディウによる
『サルコジとは誰か?——移民国家フランスの臨界』です。
sarkozy2フランス国内では大きな話題となったベストセラー書ですが、
この美麗なジャケットの邦訳もおかげさまでスマッシュヒット中。
『週刊文春』(7/16号)には、簡にして要を得た、
きわめて明晰な書評が掲載されました。評者は気鋭の批評家、
廣瀬純氏(龍谷大学教員)。日本の現実ともけっして無縁ではない、
この大統領の今後を注視するうえでも、本書は必読です。
ぜひ全国の書店/ネット書店で手にとってみてください。
(編集部:naovalis)
いったい何がサルコジに権力を与え、彼の行動を支えているのか——
これが本書を貫く問いだ。/〔......〕グローバル資本への隷属を
「改革」の名のもとに推進し、過去との「断絶」を強調する——
これはまた、日本で我々が小泉純一郎とともに経験したことではなかったか。
本書は「小泉とは誰だったか」をより広い視野で再考するのにも役立つ一冊だ。
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アラン・バディウ著/榊原達哉訳
2009年 7月 3日
mikan_kojima中村邦生+千石英世
2009年 7月 3日
stone1シゲオ・シマダ著 池田年穂 訳
2009年 7月 1日