2019年 3月 29日
暗殺の森 暗殺の森
キアロスクーロII
織江耕太郎(著)
判型:四六判上製
頁数:257頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0421-4 C0093
装幀:齋藤久美子
4月中旬発売!
2019年 3月 29日
ニグロ芸術 書影小社より2018年3月に刊行された、柳沢史明『〈ニグロ芸術〉の思想文化史――フランス美術界からネグリチュードへ』が、第16回木村重信民族藝術学会賞(http://ethno-arts.sakura.ne.jp/about/prize.html)を受賞いたしました。著者の柳沢史明さん、おめでとうございます!
また、選考委員の皆様をはじめ、このたびの選考に関わられた皆様に感謝申し上げます。
2018年 12月 18日
朝日新聞12/15(土)朝刊に、サンキュータツオさんによるアラン・ロブ=グリエ『もどってきた鏡』(芳川泰久訳)の書評が掲載されました。
2018年 9月 20日
2018年9月8日(土)の日本経済新聞に、管啓次郎氏による、岡村民夫『立原道造――故郷を建てる詩人』の書評が掲載されました。また、2018年9月16日(日)の東京・中日新聞朝刊にも、篠原資明氏による同書の書評が掲載されました。
東京・中日新聞の書評は以下で読むことができます。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/book/shohyo/list/CK2018091602000198.html
2017年 4月 4日
2017年4月2日(日)の毎日新聞朝刊にビル・ヤノヴィッツ『メイン・ストリートのならず者』《ロックの名盤!》の書評が掲載されました。
評:井波律子「今週の本棚」(毎日新聞社のサイトです)
2017年 3月 7日
2017年3月5日(日)の読売新聞朝刊にムルド・フェラウン『貧者の息子』の書評が掲載されました。
評:長島有里枝(写真家)
2017年 3月 7日
2017年2月26日の朝日新聞朝刊にレイナルド・アレナス『襲撃』の書評が掲載されました。
評:星野智幸「野生の詩人が現実を爆破する」(ブック・アサヒ・コムのサイトです)
2013年 5月 21日
小社より昨年6月に刊行された、藤原辰史さんの『ナチスのキッチン 「食べること」の環境史』が、記念すべき第1回の河合隼雄学芸賞を受賞いたしました。藤原さん、おめでとうございます!
「優れた学術的成果と独創をもとに、様々な世界の深層を物語性豊かに明らかにした著作に与えられる」という同賞の選考委員は、岩宮恵子、中沢新一、山極寿一、鷲田清一(五十音順)の各氏です。選考委員の諸先生および本書にご声援をいただいたみなさま、誠にありがとうございました!
詳細は河合隼雄財団のホームページをご覧ください(*)。
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2013年 3月 23日
2012年 11月 12日
中川素子著 『スクール・アート』
2012年9月14日「週刊読書人」に書評がでました。
その他朝日新聞、日本経済新聞などにも紹介されています。
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2012年 7月 11日
2012年 2月 3日
spinoza_cover昨年11月に刊行されて以来、根強く読者を獲得しているのが、
イタリアの思想家、アントニオ・ネグリの
「スピノザとわたしたち』(信友建志訳)。
1月29日付の朝日新聞読書面(ニュースの本棚)では
「スピノザが来た」と題されたコラムで
紹介されたこともあって(*)、
お問い合わせの電話を多数いただいております。
×ばつネグリの対決でありながら、
「ネグリによる現代スピノザ入門」として読むことも可能なのですが、
年末の『 図書新聞』紙に掲載された杉村昌昭さん(龍谷大学名誉教授)の
書評が、本書のきわめて明晰な解説にもなっているので、
杉村さん、および図書新聞さんの許可をいただいたうえで、
ここに再掲させていただきます。
ぜひ、本書をひもとくさいの参考にしてください!
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2011年 10月 19日
今年の2月に刊行されました『プルースト的絵画空間』が書評で取り上げられました!
各媒体の皆様、どうもありがとうございます。
proust_cover真屋和子
2010年 12月 10日
先月刊行された『グラン=ギニョル傑作選——ベル・エポックの恐怖演劇』が、
『週刊文春』12月16日号の鹿島茂さんの「私の読書日記」で紹介されました。
どうもありがとうございます!
「ハマー・プロのドラキュラ映画、AIPの恐怖映画に始まる
スプラッター・ムービーの源流はここにあったのかと納得させられる1冊である」
grandguignol_cover-2真野倫平編・訳
2010年 12月 3日
8月下旬に刊行した『ミノタウロスの誘惑』は好評で、
実際に読んだ人からの反応も、「訳文がよく工夫されていて読みやすく、
イメージがふくらむ」といった声が多く寄せられています。
そして、少し報告が遅くなりましたが、二つの女性誌に好意的な書評が
本の写真つきで掲載されました。
『フィガロ・ジャポン』12月号では、
「自由を求め続けて生涯を過ごしたアナイス・ニンが、
旅と音楽と人生を重ね、半世紀前に著した情熱の書」
と取り上げられ、『Spur』12月号では、
「いち早く女性の性をテーマにした小説を書き、
多くの文学者とも浮名を流した著者の、1961年の作品が邦訳。
メキシコのリゾート地を訪れたジャズ・ピアニストのリリアンが、
南国の風に吹かれ、現地の人々と交流するうち、
他者とも自己ともより深く対話してゆく。決して古びていない、
言葉のきらめきが味わえる」
と紹介されました。また、『本の雑誌』12月号で、山崎まどかさんが、
「リリアンが音楽を奏でるシーンはほとんどないが、
その描写の全てが音楽的であり、その旋律に酔う」
と評しています。さらには、「日本ヘンリー・ミラー協会」の
ニューズレターにも佐竹由帆さんによる書評が掲載されていますので、
ここに一部紹介しておきます。
「......ニンの小説は読みやすいものではないと言われることが多いようだが、
本作の大野氏の訳はとても読みやすかった。比喩の多い
詩的な美しさを湛えたニンの文章を美しくかつ読みやすく訳すのは
労力のいる仕事だっただろうと推察するが、
訳文は苦労を感じさせない見事な仕上がりである。......」
◆だいやまーく
minotauros_cover-e381aee382b3e38394e383bc ●くろまる円熟味を増したニンの名篇——本邦初訳。
2010年 11月 11日
このまえの日曜日(11月7日)付の読売新聞に、
『クリスチャン・ボルタンスキ—の可能な人生』の
書評が掲載されました。評者はアメリカ文学者で、
早稲田大学の 都甲幸治 さんです。
「自分に正直でい続けるというのはこれほど偉大なことなのか」
と、都甲さんらしいフレーズで、本書で語られる、
ボルタンスキ—という高度な記名性を有したアーティストを
評していただきました。全文はこちら→(*)。
都甲さん、ありがとうございます!
7月に来日したボルタンスキ—さんは大変な知日家でもあり、
弊社でもトークセッションをしていただきましたが、
この出色の自伝(自己を語ったインタビュー集)にも、
日本版オリジナルの補遺として「日本のこと」が
語られています。未読の方は、ぜひ手にとってみてください。
—
possiblelifeクリスチャン・ボルタンスキ—+カトリーヌ・グルニエ
佐藤京子 訳
2010年 6月 16日
banana_coverバナナというフルーツに
関心のある読者はもちろん、
お笑い関係者や映画関係者のみならず、
古今東西の文献からの圧倒的
かつ豊富な引用の実例によって、
ブッキッシュな読者をも驚愕のズンドコに......
もとい、ドン底におとしこんだのが、
黒木夏美『バナナの皮はなぜすべるのか?』。
な、なんと、おかげさまでよもやの重版決定!
(とはいえ、最小ロットではありますが)。
担当編集者も目と耳と心を疑っております。
これまでご紹介の労をとってくださった各紙誌、
そしてブログやツィッター等ウェブで広めていただいた
みなさまのおかげです。ありがとうございます。。。
すでにご注文いただいていたお客様のお手許にも、
もうすぐ届きますので、いましばらくお待ちください。
まだお買い求めいただいていないかたは、
ぜひともお気に入りの書店/ネット書店へ、
じゃんじゃんと注文をお寄せください。
......とアップしたら、今週末(20日付)
朝日新聞の書評欄でも紹介されるとの報が!
お楽しみに!
*
さて、このかんも6月7日発売の『アエラ』誌に
小さいながらとてもユニークな 書評 が掲載され、
また、8日付の静岡新聞朝刊の名物コラム「大自在」では、
本書にことよせて、菅政権の趨勢(!?)が論じられました。
(リンク切れながらその一部はこちら→*)
banana_hokkaiそして去る13日には、
北海道新聞文芸面のコラムで、
北海学園大学准教授で
歌人の田中綾さんが、本書を
紹介してくださりました
(左の画像をクリック)。
著者の黒木さんが俳人でもあるせいか、
本書には、バナナの皮をめぐる短歌や俳句も
ふんだんに引用されているのですが、
田中さんが着目したのは、会津八一のもの。
わがすてしバナナのかはをながしゆくしほのうねりをしばしながむる
田中さんはこの歌を「瀬戸内海のうねる潮が、
小さな黄色い皮をダイナミックにのみこんでいった光景への
感嘆だろう」と解釈していますが、その色と音が聞こえてくるような、
じつに色彩感あふれる名評ですね。田中さん、ありがとうございました。
*
ちなみに、その田中綾さんも主要な執筆者のひとりである、
『〈殺し〉の短歌史』(現代短歌研究会編)も、
今月末、6月25日ころの配本予定で現在印刷・製本中です。
この本は、100年前の大逆事件から、第2次世界大戦、
60/70年安保、前衛歌人、そして21世紀のアキバ事件まで、
日本の近現代史のさまざまな〈殺し〉を詠んだ短歌をめぐって、
《短詩型新時代》の旗手として活躍中の歌人や研究者たちが、
縦横に論じまくった1冊です。
詳細は近日中にこのブログでご紹介いたしますが、
こちらも『バナナの皮〜』に負けず劣らずの奇書(!?)として、
ぜひともご注目ください。(編集部:Naovalis)
2010年 6月 7日
ナンシー・ヒューストンの『暗闇の楽器』、好評です。
kurayami002発売後まもなく女性誌『BAILLA』6月号に
江南亜美子さんの紹介記事が載り、
5月6日に東京・表参道の
青山ブックセンター本店で行われた
トークイベント「われらの〈世界文学〉」
(×ばつ柴田元幸)で、
野崎歓さんが「これぞ世界文学という作品」の一つに
『暗闇の楽器』を挙げていましたが、
それからひと月後の6月6日付け『日本経済新聞』読書欄に
同氏による書評が掲載されました。
「時代小説の波瀾に満ちた面白さと、現代小説としての知的な刺激を
たっぷりと味わわせてくれる秀作である」と
実によくポイントをおさえた評価をしておられます。
また、『ダ・ヴィンチ』7月号の「注目の新刊情報コーナー」にも、
「独創的なアイデアを楽しみたい」と紹介されました。
さらに、『悪童日記』の翻訳者として知られる慶応大学教授の堀茂樹さんも
『暗闇の楽器』邦訳版を読んで絶賛、訳文もすぐれているとおっしゃっていて、
近々、力のこもった書評を書かれる予定です。
それから最新ニュースをひとつ。
日本語版『暗闇の楽器』が出た5月に、フランスのほうでは
ナンシー・ヒューストン4年ぶりの新作小説Infrarouge(赤外線)が上梓され、
話題になっています。フィレンツェを主な舞台にしたこの新作では、
東京も描かれ、日本の著名なカメラマンの名も出てきますが、
『暗闇の楽器』の現代の物語の世界をより深化させ、
かなり過激な内容になっているようです。
ヒューストンの創作力はますます凄みを増していて、
今後の活躍が本当に楽しみな世界的作家のひとりです。(編集部So)
—
kurayami001ナンシー・ヒューストン/永井遼・いぶきけい訳
2010年 6月 4日
banana_cover去る5月30日、日曜。
すでにお読みになったかたも多いとは存じますが、
はからずも全国紙2紙の書評面を飾ってしまったのが、
「バナナの皮ですべるギャグ」だけで250ページを埋め尽くした
世界初の本、黒木夏美さん(web「本の中のキートン」管理人)
『バナナの皮はなぜすべるのか?』です。
読売新聞(本よみうり堂)には、左ページ上段にどかんと書評が。
評者は既成の文学史を積極的に読み直している黒岩比佐子さん。
タイトルからイロモノ的に見なされがちではあるけれども、
じつは硬派な本書の魅力を、あますところなく伝えてくださいました
黒岩さん、ありがとうございました!
◆だいやまーく「本よみうり堂」ウェブ版はこちら(→*)
◆だいやまーく黒岩さんのブログ(→*)
*
nikkei001いっぽう、日本経済新聞 の読書面。
「あとがきのあと」というインタビュー欄に、
著者の黒木さんが近影入りで登場しました。
本書のモティーフはもちろん、
「救いようもなく暗い一面がある人間社会には、
一隅を照らすような愉快なギャグが必要だ」
という持論を展開しています。
「書評より取材を〜」と言って、
著者の在住する中国地方まで足を運んでくださった、
文化部のTu さん、ありがとうございました!
*
さらに、ほかのメディアに先駈けて、
いち早く本書の紹介記事を全国に配信してくださったのが、
共同通信 の Ta さん。おかげさまで日本全国津々浦々の地方紙に
順次掲載されています。弊社に届いている紙面を列挙すると......
【共同通信配信分】
5月15日付 岩手日報
16日付 中国新聞
22日付 沖縄タイムス
23日付 神奈川新聞
〃 福井新聞
〃 河北新報
〃 上毛新聞
〃 秋田魁新報
〃 山陰中央新報
〃 宮崎日日新聞
〃 新潟日報
30日付 東奥日報
〃 岐阜新聞
〃 山形新聞
〃 南日本新聞 (以上、順不同)
ほかにもあるのかも? Taさん、ありがとうございました!
*
おかげさまで現在は品薄状態が続いており、
各書店さまにはご迷惑をおかけしていますが、
まだ一部書店・ネット書店には店頭在庫がありますので、
ぜひともお買い求めいただければ幸いです。
巷では「すべらない話」がもてはやされている昨今、
そんな風潮に叛旗をひるがえさんとして(?)、
帯にも麗々しく「絶対、すべる」と謳ってみたのですが、
「すべらない本」、いえいえ、「すべりしらずの本」となりますよう、
なにとぞお力添えをお願いいたします!(編集部 Naovalis)
—
黒木夏美