左右幅を調整したので、フェンダーの左右前側を造形します。
ここは例にもれず光硬化パテを盛って形状を思っている形に造形していきます。
リューターと#400を丸めたものでRをイメージしながらじっくりと行きます。
ちょっとだけタイヤ側に回り込ませます。
最近のレーシングカーはこんな感じなので。
そして表面を整えた結果がこちら。
自分のイメージ通りにできました。
出っ歯にもならず下品のちょっと手前の速い車のイメージだと思っています。
上下方向は地面と近すぎても下品だし、離れ過ぎてもかっこ悪い。
こんなもんだで決めてのこぎりでカットします。
N ブラックバード その4-1
N ブラックバード その4-2
最終調整はボディに接着してからバランスを見て調整します。
このようにスポイラーの左右の幅が広いため、
これだけボディから飛び出してしまいます。
左右幅の調整は、真ん中で切って幅を詰める。
約2mmほど短くします。
つながっている部品を真ん中で切ると位置バランスが狂っちゃうのではと
心配になりますよね。
私も多分にもれず心配です。
でもね、ばらばらの状態でいくら考えても答えは出ません。
どこか基準になるところを作って、そこを頼りに思い切って接着します。
今回はバンパーの中のウインカーが入る部分の下側を合わせの目印にしました。
ここだけは平やすりで面を出しておきます。
そこからは自分を信じて接着してから考える。(またかよ(笑))
私もはがした経験は数知れず(笑)
でも今回はうまく行きました。一発で位置出し完了。
多少の凸凹はやすりとパテで修正します。
合わせのコツは
1、左右の隙間を合わせる
2、水平なところは水平にする
3、目印になるところとの距離を上下左右で合わせる
ありきたりに思えるかもしれませんが、ポイントを押さえれば
多少曲がっていたって違和感は出ないです。
今回も一発で位置出し完了と言いましたが、スポイラーの下面(長すぎてカットしたところ)はのこぎりの当て方が悪く一部が斜めになっていました。
そこはパテで修正しています。
そう、パテでの修正は物の数に入れていないということです。
そんなもんだと思ってやれば、ハードルは格段に低くなりますよ。
カットしたスポイラーをボディに取り付けるためののりしろの部分をボディに作ります。
ここまで盛る必要はないんだけど、スポイラーを合わせた時に削る方向で
合わせこみをしたほうが作業としてやりやすいので多めに盛って少しずつ削って合わせます。
寸法も目分量です。
削りすぎたら盛ればいいくらいの気持ちでやらないと集中力が続かないので。
もちろん型紙を作ってきっちりやることもできるけど、イメージが頭の
中にしかない時は作って削りながら形を決めていった方が
早くかつカッコ良くなることの方が多いですね。
工作機械も手で動かすアナログなものばかりだから、寸法は測ったら???でしょう。
でもその時の自分の技量を信じて手を動かす、そして完成させる。
そのうち勘所がつかめてくる。
これの繰り返しだと私は信じています。
現物を合わせながら削って盛っての繰り返しです。
パテを盛っては削りを繰り返して正面から見た時の形はほぼ完成。
次は不自然な幅の広さと、そのままだと地面とこする上下方向の調整。
で、また明日。
良くも悪くも後付け感がいっぱい漂うフロントスポイラー。
ドライビングライトはそれっぽく見えたけど外を向いた円にライトレンズを載せるだけ。
これはあり得ない!
消費者をなめているとしか思えん(怒)
オイルクーラー用の穴には金網っぽいモールドが有るけど荒いもの。
フリーハンドで金型に傷をつけただけか。
ウインカーのモールドもうっすらラインが入っているだけじゃん。
超が付くやっつけ仕事だよ、これ。
形状素材を提供します、、、みたいな。
ボディは綺麗なんだけど、追加部品はBIG1ガムのおまけ並みでした。
いや、それではBIG1ガムに失礼か。
まあ、素材が有るだけOKとしましょう。
では、スポイラーをかぶせて冷静に見てみると
N ブラックバード その2-2
何とも言い難い口が出っ張ったカエル。
その1でも書いたけど、964ボディの丸みにそぐわない形状です。
これはは使えないな、と言うことで改造の方針立て。
1、バンパー部は切り取って、元のボディのバンパーを活かす
2、ドライビングライト開口部とオイルクーラー開口部のみを使用して元のバンパーと一体化
3、ジャンクパーツからドライビングライトを新設
4、四角い開口部はリアルに開口してエッチングメッシュを貼る
5、左右幅が1.5mmほど大きいので、寸詰め
まあ、大体こんな方針で行きます。
合わせこみで、のべ2日はかかるな。
そういうわけで、まずはバンパーをカット。
N ブラックバード その2-3
そして各部の穴あけ。
N ブラックバード その2-4
ざっくりとリューターで荒削りをして、直線部は平やすりで面を整え、
丸い部分は紙やすりを丸めて直線と段差にならないようにゆっくりと
力を入れずに何百回もこすります。
時間がかかるように思えるけど、慣れてくると力の入れ加減がわかってくるので、
それほどでもありません。
やすりは経験がモノを言います。特に力の入れ加減に近道はありません。
N ブラックバード その2-5
ドライビングライトは前に作ったロータスエスプリのヘッドライトを利用。
直径がほぼぴったり。
ジャンクは取っておくものですね。
N ブラックバード その2-6
ライトが正面を向くようにパテでハウジングを造形します。
今回はポリパテではなく光硬化パテを使います。
紫外線を当てるだけで、ほぼ臭いもなく約10秒くらいで固まるので便利。
プラへの食い付きが悪いのが難点だけどこの速さは魅力的です。
臭いもないので周りに迷惑をかけないので、今後はこれを主流にします。
N ブラックバード その2-7
これが光硬化パテと紫外線LEDライト。
紫外線LEDライトはダイソー(100円ショップ)のペン売り場にあったもの。
無色の蛍光ペンに付属されていて、それに光を当てると文字が浮き上がるというもの。
これを活用します。
今までいくつか紫外線LEDは試しましたが、これが一番強くて安い。
明るさは大したことないけど紫外線は強そうなので、直視するとやばいだろうなあ。
良くも悪くも中国製恐るべしですね。
そしてある程度パテを盛ったらリューターで荒削り。
最後は丸めた#600のペーパーで丸を確保しながら調整します。
寸法は目分量。カッコ良ければそれで良し!
集中力が続かないので、本日はここまで。
今回は湾岸ミッドナイトのブラックバードを作ります。
悪魔のZのライバルとして設定されている島 達也の愛車。
車体、エンジンともにチューニングされて、ほぼレース用に近い状態らしい。
車体は悪魔のZと違って歴代の空冷モデルを乗り継ぐ形になっている。
島は医者なのでお金が有るから乗り継いじゃうという設定らしい。
まあ、ストーリーや出てくるシチュエーションが首都高や湾岸で
自分が走っていた地域なのでこの漫画はのめりこみましたね。
実際、土曜の夜は湾岸では200km/h以上で走っている車がざらにいたし、
後付けターボのキットも各社から出ていて今よりも車いじりが
楽しかった時代でもありましたね。
私はというと、エンジンにお金を突っ込めるような所得はなかったので、
友人の130Zやソアラやスカイラインがうらやましかったなあ。
湾岸ではお話にならないAE86で足回りと吸排気系、サブコンだけで遊んでました。
ともかく180km/hで走っていても、いとも簡単に抜いていく車が
いるので、追い越し車線を走り続けているとあぶないあぶない。
20年以上たった今でも追い越し車線を走り続けることはしないのですが、
この癖はこのころに身に付いたものだなと思います。
N ブラックバード その1-1
さて、これがフジミのブラックバードのキット。
サクッと作りたかったので、まんまのキットを買っちゃいました。
ポルシェのキットにフロントとリアスポイラー、ロールバー、
バケットシート、ステアリングなどのパーツを追加したものです。
パッと見、良いかなと思ったんだけど、あれあれ?
ボディは964だけどフロントスポイラーは930系の形。
前後のバランスが悪くないかい?
しかもバンパー上に被せるわけだから当然だけど一回り大きくなるわけで、
口が出っ張ったカエルみたいだぞこれは。
まあ、それは後で考えるとしてまずは仮組です。
合わせに問題はないか、手を入れるべきところの確認ですね。
N ブラックバード その1-2
足回りを組んで、ボディをかぶせて車高の確認。
しか〜し、タイヤが細すぎるだろ。
前後同じ幅はあり得ない。700馬力ぐらい出ていたはずだから後ろは無理無理。
何か別のキットから持ってくるしかないな。
N ブラックバード その1-3
タイヤはいいとして、この内側に入り過ぎているタイヤは頂けません。
せっかく追加部品でいい感じのブレーキディスクが入っているのに
なんでこんな設計になるのかいささか疑問。
まあ、フジミではよくあることなので驚きはしませんが。
N ブラックバード その1-4
ということで、スぺーサーを作って外側に張り出します。
N ブラックバード その1-5
キッチリとツライチにします。
まだ仮組みなので、最終調整はボディとシャーシの固定方法を決めてから
行います。
何故って?
いやいや、フロント側のボディの固定方法が
とんでもないことになりそうなんですよ(汗)
rinzoukobo